断乳と指しゃぶりは関係がある?授乳を再開したほうがいいの?

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断乳と指しゃぶりは関係がある?授乳を再開したほうがいいの?

ママと子どもにとっての断乳は、時期を考え、前々から子どもに言い聞かせ、いざ断乳開始から落ち着くまでに数日から数週間。

この間はまさに戦いです。

そんな数日間を2人で頑張り、ようやく断乳できたと喜んだのに子どもの指しゃぶりが始まってしまってどうしよう、とお悩みのママもいると思います。

一見、断乳のせいで始まったように見える指しゃぶりですが、本当はどうなのでしょう。

目次

指しゃぶりをはじめるのは断乳のせい?


赤ちゃんは産まれる前のお腹の中でも指しゃぶりをしていると言われています。

これは赤ちゃんがお乳を飲む練習を指を使って行っているのです。

時々エコーに指をしゃぶる可愛い姿を見せてくれる子もいますよね。

指しゃぶりは赤ちゃんの生まれもってのクセであり、本能といえます。

もともと赤ちゃんは自分の手が自由に使えるようになると、指をしゃぶって遊んだりもしています。

断乳したとたん指しゃぶりが始まったように見えても、実はその前から指しゃぶりを知っているのです。

ただ断乳がきっかけで口寂しさだったりお乳を吸うことの名残で、指しゃぶりの回数が増えてしまうことはあるかもしれません。

自然とお乳から離れていく「卒乳」をしている子に比べ、親の都合でお乳をやめてしまう「断乳」をした子は指しゃぶりが多いという意見もありますが、必ずしも断乳が悪いわけではありません。

卒乳の子が100%指しゃぶりをしないということもありません。

卒乳がいい、断乳は悪いというような傾向もありますが、気にすることはありません。

だって、大きくなって「自分は断乳だったから…」なんて言う子はいませんよ。

うちは1歳の誕生日を機に断乳しましたが、その後の指しゃぶりはまったくありませんでしたよ。

断乳のせいというよりは、その子の性格や、クセによるのではないでしょうか。

授乳を再開したほうが良い?

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あまりに指しゃぶりが目につくと、断乳が早すぎたのかなとか、子どもに無理をさせているのかなと不安になることもあると思います。

授乳を再開させたほうが良いのかなと考えるのも自然なことです。

でも、ママが決意して子どもと2人頑張って断乳に成功したのなら、安易に授乳を再開することはおすすめしません。

指しゃぶりをする=お乳が飲みたいとは限りませんし、授乳再開したからといって、指しゃぶりがなくなるなんて保障もありません。

それなら断乳継続のまま、指しゃぶりを自然にやめさせるほうが良いと思いませんか?

1歳頃までの指しゃぶりは生理的なものと言われますし、それ以降だと気をそらしてあげることで指しゃぶりをやめさせることもできるのです。

指しゃぶりをやめさせるには?

子どもが歩き始めるようになると、おもちゃで遊ぶことのほうが楽しくて自然と指しゃぶりをしなくなるという話も聞きます。

そんな風に指しゃぶり以外のことに気を引いていくのがいいですよ。

おもちゃを与えて気を紛らわせる、夢中で遊べる環境を作ってあげる、親子でふれあう時間を持つのもいいですね。

パパママと楽しく遊ぶことは、子どもの心も満たしてくれます。

昼間はそんなにしていなくても、寝る時になると指しゃぶりをしてしまう子もいますよね。

そんな時は手をつないであげるのもおすすめです。

指が口の方へ行きませんし、触れ合うことで安心して眠ることができます。

幼稚園や保育園に入ることで、友達の前で指しゃぶりをするのが恥ずかしくなり自然にやめる子もいますよ。

気をつけたいのは、指しゃぶりが気になって、ダメだよと言い続けたり赤ちゃん扱いしたり、無理にやめさせようとしてそれがストレスになって余計にひどくなってしまうこと。

できるだけ注意はせず、様子を見ながら違うものに興味を持っていってあげて、自然にやめられるようにしてあげましょう。

指しゃぶりに限らず、クセを治すというのは大人でも大変なこと。

根気良く付き合ってあげてくださいね。

指しゃぶりはいつまでなら心配ないの?

一般的には2~3歳くらいまでには、自然とやめるようになると言われています。

ただ、4歳くらいになっても指しゃぶりがやめられないでいると、歯並びやかみ合わせに影響が出てくることがあるので心配です。

そうなると爪に苦く感じる薬を塗って無理やりやめさせるといった手段を選ばなければならないこともあるので、そうなる前になんとかやめさせてあげたいものです。

指しゃぶりは赤ちゃんの本能です。

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本能を忘れるには時間もかかることでしょう。

断乳がきっかけでひどくなることがあったとしても、あくまで一時的なもの。

子どもは日々成長しますから、環境を整えてあげれば自然とやめることができると思います。

指しゃぶりはみんなが通る道。

人と比べず、あせらず見守っていきましょうね。