文庫本1冊の重さはどれくらい?出版社で違いはあるの?送るにはどうすればいいの?

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文庫本1冊の重さはどれくらい?出版社で違いはあるの?送るにはどうすればいいの?

皆さんは読書は好きですか?

私は活字中毒と言ってもいいほど読書が好きです。
単行本もたまには買うのですが、断然文庫本派。

軽いし、持ち運びには便利だし、本棚の場所も取らないので整理も簡単です。

でも、文庫本と言ってもページ数によってはとんでもなくかさばることもありますよね。

春樹の『風の歌を聴け』は長編小説ですが160P以内、逆に京極夏彦なんて1000Pを越えるのが
デフォルトです。

文庫本に使用される紙の重さから、郵送で送るときの方法まで一緒に勉強していきましょう。



意外と知らない紙の種類

まず、知っておきたいのが文庫本に使用される紙の種類。

印刷物に使用される紙はたくさんあるのですが、その中でも「ノンコート」の「中質系」に文庫本本文の紙は分類されます。
そしてそこから「中級印刷用紙」「下級印刷用紙」「新聞巻取紙」とさらに分類されます。

文庫本本文に使用されるのは、この中でいうと「中級印刷用紙」の「印刷用紙B」というものになります。
主に教科書、書籍、雑誌などにも使われています。
これにはきちんとした分類があり、晒化学パルプが70%以上で、白色度(紙の白さ)が65%以上70%前後など、取り決めがあるんですね。

同人誌などで文庫本を作成すると、これに近い紙は「書籍用紙」というものになります。
これより白色度が低くなると、雑誌や電話番号簿などの本文、グラビア印刷ページなどになります。

また、これより白色度が高い75%前後のものだと、単行本の他に、商業印刷といって、チラシ、パンフレット、ポスターなどに使用されることになります。

文庫本の本文に使われる紙の白色度があまり高くない理由は、真っ白な紙に黒い印刷だと、目に光が反射して読みづらくなってしまうからです。

文庫本1冊の重さはどれくらい?

100ページの重さは?

さて、文庫本の重さはどのくらいなのでしょうか?

100Pの場合、だいたい50g前後だと計算できそうです。

207Pの文庫本を秤に乗せて計算すると、重さは115g。

なので100÷207×115=55.5555…となり、装丁はどこも同じ仕様なのでだいたい50gとなります。

300ページの重さは?

そうなると、300Pの場合は×3すればいいので、だいたい150g前後になります。

もちろん出版社によっては多少誤差がでますし、本に写真用のカラーページがある場合はこれより重くなります。

400ページの重さは?

上記の計算ですと、400÷207×115=222.2222…となるので、約220gと見ていいでしょう。

表紙の紙の重さなどを差し引いても、200g前後でしょう。

出版社や文庫の種類によって重さは違うの?

文庫本にはサイズの規定というものがあります。

まず、本文と表紙のサイズが決まっています。
横幅が10.5cmで縦幅が14.8cmのものを文庫本と呼びます。

厚みはものによって違いますが、紙のサイズは一緒です。
「新書本」になると、横幅が10.5cmに縦幅が17.3cmになります。

単行本の場合はA5サイズなので、横幅が14.8cm、縦幅が21.0cmとなります。
一番小さいサイズが文庫本なんですね。

出版社によっては表紙の加工が違います。
表紙に使用される紙はだいたい決まっているのですが、例えば講談社文庫でしたら表面がPP加工(クリアとマットがあり、つるつるしていたり滑らかになっているフィルムを貼った加工)されていますし、角川文庫や幻冬舎文庫などは加工されていない紙のままです。

当然PP加工しているもののほうが重くなりますし、紙の厚さによっても変わってきます。
ただし数gの世界の話なので、誤差の範囲と思っても大丈夫でしょう。

数冊を郵送するにはどうすればいいの?

さて、本を郵送したいとき。

最近は色々なサービスが出ていて、何を利用すればいいのかわかりませんよね。
一番わかりやすいのが、郵便局の「定形外郵便」です。
これは、封筒に送りたいものを入れて窓口やポストに持っていくだけ。

ただし、時には割高になることがあります。

私の場合は、「ゆうメール」を使用しています。
「ゆうメール」とは、3kgまでの冊子や記録媒体(CDやDVDなど)を、定形外郵便より安く郵送できるサービスです。
荷物を梱包したら、一部分だけ中身が見えるようにします。

私の場合は本を入れて閉じた封筒の上部をすこしハサミで開けています。
無色透明の部分がある封筒などを利用してもOKです。
もしくは窓口で出す場合、「これが入っています」と見本を見せるのでも構いません。

大きさは縦、横、厚さが1.7m以内なら送付可能です。
重さは前述の通り、3kgまでになっています。
また、「規格内」と「規格外」で料金が少々変わります。
「規格内」とは、長辺が34cm以内、短辺が25cm以内、厚さが3cm以内で重量が1kg以内のものをそう呼びます。

150gまででしたら、規格内だと180円、規格外だと265円。
250gまでだと、規格内が215円で規格外が305円。
500gまでだと、規格内が300円で規格外が400円。
1kgまでだと、規格内が350円で規格外が450円。
2kgまでは規格外の料金で560円(規格内は1kgまでしか取り扱いしていません)。
3kgまででしたら710円となっています。

新書や手書きのものは送れないので気をつけてください。

また、「クリックポスト」というサービスも行なっています。
これは日本全国一律送料164円でとてもお手軽です。
運賃もネット決済できるので、郵便局に足を運ぶ手間もいりません。
ラベル(宛名)の手書きも不要です。

ポストから出せる上に、追跡サービスもあるのでもしもの時も安心です。
「クリックポスト」で送れるものは、長さが14cm~34cm、幅が9cm~25cm、厚さが3cm以内、重さが1kg以内となっています。
文庫本の種類によっては二冊重ねて入れることも可能ですね。

大量に送りたいときは?

とはいえ、先に計算したように、文庫本は案外重いもの。
大量に送るとなると、どうすればいいのかこれも悩みの種ですよね。
郵便局と宅配便で、どんな違いがあるのかを計算してみましょう。

郵便局(ゆうパック)のメリット

ゆうパックで送る時のメリットは、割引が同時に仕えることです。
窓口に持ち込みで荷物を持っていくと、1つの放送につき120円を割り引いてくれます。

また、何度も同じ宛先に送ることがわかっている場合、伝票を保管しておきましょう。
「同一宛先割引」というものを実施しているからです。
これは前回の差し出し日から1年以内であれば、1つの荷物につき60円割引になるというものです。
さらに「複数口割引」も行なっていて、宛先が同じ荷物を2つ以上出すと、1つにつき60円割引してくれます。
ただし、「同一宛先割引」と「複数口割引」は同時に使えないのでご注意ください。

宅急便で本を送る時のメリット

ヤマト運輸さんでもさまざまな割引をしてくれています。
荷物を集荷ではなく持ち込みにすると、1つにつき100円の割引になります。
クロネコメンバーズですと150円引きです。

受け取る時にも、自宅ではなく宅急便センターでの受け取りにすると、1つの荷物につき54円安く受け取れます。
複数口の割引もしていて、1つにつき100円引いてくれます。

また、最近は「デジタル割」というものを開始。
ヤマト運輸直営店においてある「ネコピット」という機械で送り状を作成するか、自宅のパソコンで「送り状発行システムC2」を利用して電病を作成すると、1つにつき50円割引になります。

ただし「デジタル割」は、持ち込み割引とは併用できません。
また、クロネコメンバーズになっていると、「クロネコメンバー割」という、最大で送料が15%オフになる割引も行われています。
他にも色々送ることが多い人には、こちらのサービスの方がいいかもしれませんね。

手軽に気軽に本をおすすめしよう

今や本の前に「紙の」とつけないと、電子書籍かそうでないのかすらわからない時代に突入しました。
私は断然紙の本派なので、ちょっと寂しいとは思いつつ、読書人口が増えるのは喜ばしいことです。

私の学生時代の講師の先生は、変わった友人をお持ちでした。

「俺の友達に村上春樹の『風の歌を聴け』が好きな奴がいて、いつも3冊持ち歩いてるんだ。
読んだことがないって人に会うと1冊あげるんだよ。」
それを聞いて、なんて素敵なエピソードだろう!と感激したことを覚えています。

書店で気軽に買って気軽におすすめできるのが紙の本のいいところ。

普段あまり贈り物そうしない相手に、文庫本を贈ってみませんか?