たけのこのアク抜きに失敗!やり直しはできる?対策を教えて!

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たけのこのアク抜きに失敗!やり直しはできる?対策を教えて!

「たけのこのアク抜きに挑戦したけれど、ちょっとかじってみたら苦い!アク抜きに失敗した!」なんて方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

せっかく手に入れたたけのこなのに、アクがあると食べにくいし食べられないという場合、捨てるしかないのかなと思っちゃいますよね。
そんなあなた、捨てる前にやり直してみましょう!

この記事では、たけのこのアク抜きに失敗しちゃった場合の対処方法と対策についてお話します。
アク抜きに失敗しちゃった方はぜひ参考にしてみてくださいね!

目次

失敗するのはなぜ?

「しっかりたけのこを長時間ゆでたのに、アクが抜けていない」という失敗経験のある方、ゆで汁にしっかり浸けて、たけのこを冷ましましたか?

実はたけのこのアク抜きをしてみて、「あれ?苦いな、舌がピリピリする!食べられない!」と感じるのは、“たけのこのアク抜き”をちょっと勘違いして捉えている場合が多いです。

もちろん、もともとアクのすごく強いたけのこもあります。
でも一番勘違いしてはいけないのは、たけのこのアク抜きはゆでている間にアクが抜けているわけではない、ということ。
実は、アク抜きでゆでてたけのこが柔らかくなった後、冷めるまでじっくりそのまま放置しておくその冷める工程こそがアク抜きタイムなんです。
だから、たけのこが柔らかくなったらアク抜き終了と勘違いしていると、ほとんどアクが抜けていないなんてことになっちゃいます。

やり直しは出来るの?

たけのこのアク抜きに失敗しても、やり直しは出来るのでご安心くださいね!
多少アク抜き出来ていないたけのこでも、食べることも出来ます。
でも、私は小さい頃から祖母や母に旬のたけのこを食べ過ぎると顔に吹き出物ができたり、お腹を壊すと言われてきましたし、実際大好きなたけのこの煮物を食べ過ぎてお腹を壊したことが何度もあります。

子どもながらにえぐみを感じながらも、香ばしく甘いたけのこにはまってしまいましたが、旬のたけのこってすごく美味しいからつい食べ過ぎちゃうんですよね。

お子さんの場合一度アクが残っているたけのこを食べると、たけのこは苦いものと認識して食べてくれなくなってしまうので、たけのこのアク抜きのやり直しをしてみてくださいね。

やり直しのやり方は?

(1)もう一度アク抜きする

母が以前たけのこのアクが抜けきっていなかったからと、もう一度アク抜きをし直していました。
もう一度アク抜きをすると確かにアクは抜けますが、たけのこの皮を剥いてしまっているので、ちょっとたけのこの風味が薄れた感じがします。
アク抜きをする場合には、カットしていなければ米ぬかでいいですが、カットしてしまっている場合は、重曹やお米のとぎ汁を入れて煮て冷ますのがお勧めです。

(2)水に浸ける

祖母が昔よくしていたのが、水に一日さらす方法です。
アクが残っているたけのこを水に浸けて、一日3回水替えをするだけです。
我が家は食べる時までつけていたので、3日くらいつけていることもありました。
さすがにちょっと3日は浸けすぎかもしれませんが、一日しっかり水を替えながら水に浸けてみてくださいね。
夏は冷蔵庫で水に浸けたほうが、腐りにくいのでおすすめです。

(3)大根おろしを使う

ちょっと裏技的ですが、大根おろしでもアクが抜けます。
大根おろしの汁と同量の水に、ちょっとお塩を入れた汁に浸けておくだけです。
これは1時間から2時間ほど浸けると抜けきらなかったアクが抜けるのでおすすめですよ。
カットしてアク抜きをすると中まで馴染みやすくなりますよ。

失敗を防ぐための対策は?

(1)しっかりゆで汁につける

アク抜きを失敗しないために、たけのこをアク抜きでゆでたらしっかりゆで汁につけておきましょう。
たけのこをどれだけ長くゆでても、ゆで汁に漬けて冷ます時間が短いと意味がありません。
ゆで汁につけて冷めている時間に、アクが抜けるというのをよく覚えておく必要があります。
夜にアク抜きで茹でて、朝まで放置するとしっかりアクが抜けている場合が多いですよ!

(2)たけのこは出来るだけ若いものを選ぶ

たけのこはみんな同じだと思ったら大間違いです。
よくたけのこ掘りをする際に、土がモコっとしているけれどたけのこの頭はほとんど見えていないというたけのこを取るように言われます。
頭が出てしまうとたけのこはあくがどんどん強くなっていくんです。
たけのこの頭がほとんど土から出ていないたけのこは若いので、みずみずしく柔らかく、アクが少ない美味しいたけのことなります。
出来るだけ若いたけのこを選びましょうね!

(3)手に入ったらすぐにアク抜きをする

たけのこをもらったらすぐにアク抜きをするようにしましょう。
というのもたけのこは土から抜いてもどんどん置いておくとアクが強くなってしまうんです。だからたけのこを手に入れたら出来るだけ早くアク抜きをしちゃうのがおすすめです。

たけのこのアクを楽しむ方法

実家は山の中にあるので、たけのこは春になると必ず手に入って祖母がアク抜きをしていました。
でもどうしてもアクが抜けきっていないものがあって、口にすると「今日のたけのこの煮物は口の中がピリピリするな」と感じることも結構ありました。

父はそんなアクの抜けていないたけのこが大好きで、苦みが良いと言っては、アクの抜けきっていないたけのこを天ぷらにしてもらって食べるのが大好きです。

そんな食べ方もあるんだなと、ちょっと大人な感じで憧れてしまいます。
確かにちょっとアクの抜けっていないたけのこはなんだか山菜を連想させますが、私はちょっと苦手ですね。

アクの抜けきっていないたけのこをバターソテーにしたものを、婦人会で作ったと叔母がくれたことがありますが、確かに苦みが気にならないので茹でたたけのこをバターソテーしただけですがとっても美味しかったと記憶しています。
アクを楽しむというのも、一つの方法なので興味のある方は試してみてくださいね。