あんかけのあんは冷蔵や冷凍保存はできるの?

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あんかけのあんは冷蔵や冷凍保存はできるの?





あんかけのあんを作りすぎてしまったけれど、保存が出来るのかどうかわからず困っているという方、結構たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

私もよくとろみのついた調理をします。特に夕食であんかけチャーハンを作ったりすると、主人が遅くに帰ってくるまでそのままあんを置いた場合、いつの間にかとろみが無くなってしまうことがありました。
仕方がないので、主人にはチャーハンとシャバシャバのあんを別で食べてもらった経験があります。

これはあんを冷蔵・冷凍をすれば、とろみはキープできるものなのでしょうか。
この記事ではそういったあんかけのあんを、冷蔵や冷凍保存できるのかどうかを中心にお話しします。
ぜひ参考にしてみてくださいね!

それでは1つずつみていきましょう。

目次

冷蔵保存はできる?

あんかけのあんは冷蔵保存できますが、この際に注意したいのが冷蔵保存をすることであんのとろみはなくなることが多いということです。

我が家もよく余ったあんを冷蔵しておいて、翌日のお昼に食べるのですが、大体サラサラの状態になってしまっています。

これは冷蔵保存をしている間に、野菜などの食材から水分が出てきてしまうためです。
冷蔵庫に限らず、常温でもしばらくするとあんのとろみは無くなってきますよ。

出来るだけとろみをキープするためにも、調理の際に片栗粉と水の割合と1:1にすること、水溶き片栗粉を加えたら1分以上しっかり沸騰させながら加熱することで、幾分かのとろみはキープすることが出来ます。

ただ、食材が水分の多いものだったりすると冷蔵保存することは出来るけれど、水分が出てくるので、あんかけのあんとしてのとろみは期待できない場合が多いですね。

保存期間や戻し方は?

冷蔵保存であんかけのあんを保存した場合は、出来るだけ早めに食べるのがおすすめです。
翌日に食べてしまった方が理想的です。
長くても3日以内に食べきってしまいましょうね。

冷蔵庫の中ならば菌の繁殖は抑えられます。
でも野菜から水分が出てシャバシャバのあんは水分も多く傷みやすいので、保存期間としては調理した翌日に食べきってしまうのがおすすめです。
この際に戻し方としてはレンジでチンをしたり、鍋に移して温める方法があります。
再びとろみをつける場合は、鍋に移すのがベストではないでしょうか。

冷凍保存はできる?

あんかけのあんは冷凍保存することができます。
でもここで注意したいのが、あんかけのあんはゆっくり冷凍されるとその間にジワジワ野菜から水分が出てきてしまいます。解凍した時にとろみがなくなってしまったり、緩くなってしまっている場合が多いです。

また冷凍前の調理で、とろみをつける際にしっかり加熱されていなければ、せっかくついたとろみがとれやすくなります。

だからあんかけのあんを冷凍する場合には、調理の際に水溶き片栗粉を加えたらしっかり加熱しましょう。
そして出来るだけ早く冷凍することが出来るよう、ジップ袋に入れたらしっかり空気を抜いて、薄く平らにしたら金属製のバットに入れて冷凍すると良いですよ。

保存期間と解凍方法は?

あんかけのあんを冷凍保存する場合、2週間以内に食べきる方が美味しく食べられます。
1ヶ月くらいは冷凍保存出来ますが、冷凍していても劣化してくるので出来るだけ早めに食べちゃった方がいいですよ。

あんを解凍する方法は、ジップ袋から冷凍されたあんをお皿に出して、ラップをかけてレンジでチンして解凍するか、冷凍していたあんの入ったジップ袋をそのまま湯せんにかける方法がおすすめです。
私は湯せんにかけて温めますよ。

とろみがなくなった時の対処法は?

一度なくなってしまったとろみは、残念ながら加熱しても再び元に戻ることはありません。
とろみがなくなった時の対処法として、一番手軽に出来るのが再び水溶き片栗粉を加えることです。
水溶き片栗粉を再び加えることで、とろみがしっかりつきますよ。

ただ、この際に注意したいのが、水溶き片栗粉を再び加える分味付けも調味料を足すなどして調整する必要があるということ。

私は10年くらい前に、友人から

「とろみちゃん」

をすすめられました。
顆粒タイプの片栗粉なのですが、水に溶かなくても汁物やあんかけのとろみ付けするのにすごく楽ちんです!
初めて教わった時には、こんな便利なものがあるのかと感動しました。
それからは毎週利用している生協の個配のチラシに載っている時には、購入するようにしています。

片栗粉を新たに水に溶かなくてもいい分、余分な水分が加わらないので美味しくとろみをつけることができちゃいます。

あんは食べる直前につくるのが一番

あらかじめあんを多めに作って冷凍したり、翌日食べるために冷蔵しておく場合は、あんにとろみをつけずに冷凍や冷蔵をするようにしましょう。

食べる前に温めて、その時初めて水溶き片栗粉を入れると、美味しくあんを食べることが出来ます。

また、片栗粉とは別に“コーンスターチ”を使ってとろみをつけると、割ととろみが長持ちします。
コーンスターチは名前の通り、トウモロコシが原料です。
とろみのつき方は片栗粉に比べると緩めですが、水溶き片栗粉よりもとろみは長持ちします。ぜひ試してみてくださいね。

ちょっと扱いの難しいと感じる“あん”ですが、美味しく食べきる工夫をぜひお試しください!