生魚って何歳から食べさせても大丈夫なの?刺身と寿司で違いはあるの?

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生魚って何歳から食べさせても大丈夫なの?刺身と寿司で違いはあるの?

離乳食が終わってお子さんの食べられるものはグンと増えますが、お刺身やお寿司って食べさせてもいいのかな…って、一度は誰でも悩んだことがあるんじゃないでしょうか?

私もすごく悩みました。
そりゃ、悩みますよね。生の魚を食べてアレルギーが出てしまったらどうしようとか悩むのは当たり前のことです。

何歳からなら生魚を確実に食べても大丈夫なのか、ちゃんとした時期を知りたいですよね!

目次

食べさせてもいいのは何歳から?

子供に刺身を食べさせてもいいんじゃないかと考える親御さんは、だいたい3歳から5歳を目安にしている方がとても多いです。
我が家の今7歳の長女も、私としてはお刺身デビューは3歳を目安にしていました。

私の周りでは3歳になったら子供の内臓が完全に出来ているから、生魚を与えても食中毒になりにくいと判断している人が多かったためです。

でも長女が1歳10カ月の時に、私が2ヶ月ほど入院することになり、長女は私の両親、つまり祖父母に預けられました。
その1歳10カ月の時に長女は「鯛のお刺身」デビューを果たしました。

私の両親から、「美味しそうに食べたよー」と事後報告を聞き、びっくりしちゃいました。
でも一応「刺身デビュー」ということもあり、淡泊で脂分の少ない鯛を選択してくれたみたいです。

我が家の子どもはなんともなかったので良かったですが、生のお魚をまだ内臓が出来上がっていない子供が口にするというのは、リスクがかなり高いですよ!

子どもの胃が大人と同じような免疫力を持つのが、だいたい7歳とされているため、学童期に入ってから刺身を食べさせると考える人も非常に多いです。
私の友人の一人も、お子さんが小学生になって与えたと話しています。

大人が大丈夫でも、小さな子供は下痢や嘔吐をしますし、ましてや大人が下痢や嘔吐をするようなものだと、子どもは重症化してしまうこともあります。

なので、早い段階で無理に刺身を与えるよりは、3歳から5歳すぎに少しずつ与えるというのが安心ですよ!
我が家の下二人の娘は3歳をまって、自分でこれが食べたいと言った時から少しずつ食べさせ始めました。

刺身と寿司で違いはあるの?

刺身と寿司で大きな違いはありません。
というのも、どちらも切り身の魚だからです。

ただ、しいて言うのであれば、刺身は魚を切って盛り付けるだけなのに対して、寿司は寿司ネタとなる魚を切ってそれを手で握ったシャリの上にのせて、再び握るという作業なので、人の手に触れる機会が多いです。

なので、まだ小さいお子さんに初めて食べさせるのであれば、人の手に触れる機会の少ない刺身の方がすこしだけ食中毒のリスクは少ないかなと思ったりもします。

管理的にも、回っているお寿司だと外気にさらされて温度管理がなっていない時間帯が多かったり、持ち帰りの寿司でも温度が大して低いわけでもないシャリの上に置かれて安定しない温度管理のなか持ち帰ったりします。
大人や少し大きなお子さんだと問題なくても、小さなお子さんが口にするのはちょっと心配です。

それよりも新鮮な魚を買って切って、食べる直前まで冷蔵庫で保管している方が安心して食べさせられるかなと個人的には思います。

イクラなどの魚卵はどう?

イクラって子供が大好きですよね。
我が家の娘たちも大好きで、イクラが食卓に並ぶとテンションが一気に上がります!
このイクラを始めとする魚卵も、子供に食べさせ始める時期は注意しなければなりません。

イクラは生卵です。
卵アレルギーが出たりする心配もあります。

うちは3歳になってから食べさせ始めました。
魚卵も生魚と同じ感じかなと思っていたこと、3歳になると内臓が完成するということから、もともと3歳というのが目安でした。なのでイクラに関しては3人とも3歳を待ちました。
3人とも特にアレルギー症状がでなかったのでよかったです。

私の友人の子どもは、2歳の時にイクラデビューしましたが、全身に蕁麻疹が出て今8歳となっても怖くて食べさせられないと言っていました。

子どもが興味を持って食べたいという意思を示したのであれば、少し与えて様子を見るというのがいいのではないでしょうか。

アレルギーの心配は?

生魚を食べさせるうえで心配なのはアレルギーですよね。
アレルギー症状として、蕁麻疹だったり、目や顔が赤くなったり、まぶたが腫れちゃったり、呼吸がヒューヒューいったり、ひどい時には命に関わるアナフィラキシーショック症状を起こしてしまいます。

特にカニなどの甲殻類はアレルギーが強いというのを聞いたことがあります。なので我が家の娘たちはまだ魚のすり身で出来ているカニカマは食べても、カニは食べていません。

生の魚を食べさせる前に、アレルギーの検査を受けておくと、安心して食べさせられるんじゃないかなと思います。

今、医療機関で出来る魚のアレルギー検査は、「アジ・マグロ・サバ・カレイ・イワシ・サケ・タラ」です。
私自身が魚に対してアレルギーがないので、こんなに身近な魚でアレルギーが出るんだと思うとちょっと怖いなと感じました。

でも先日主人が人生で初めて食べたという、生のサバのお寿司を食べて、なんと全身に蕁麻疹が出ちゃったんです。
大人の男性でも、たった二切れの生サバを食べてこんなにすごい辛そうなアレルギーが出るんだったら、子供だったらひとたまりもないですよね!この一件があってから、子供にはサバのお寿司とか食べさせる勇気がありません。

勝手なイメージなんですが、青魚って寄生虫の心配もありますし、なんかアレルギーを起こしやすそうな感じがあって、娘たちにはすすめることはしないでいます。
煮魚や焼き魚で十分なかんじですね。

食べさせる時の注意点

生の魚をお子さんに食べさせる場合には、年齢も注意しなければなりませんが、何歳になっても初めて生の魚を食べさせるのであれば少量から食べさせて様子をみるようにしましょう。

そして、できるだけかかりつけの小児科が開いている時間帯に食べさせる方が、もしも体に異変が表れてもすぐに診てもらえるので安心ですよ!

アレルギーが出やすいのは、疲れたり体調が悪い時だったりすることもあるので、体調がいい時にお刺身なんかの生魚は食べさせるようにしましょうね!

これだけ見ると、生の魚って怖いんだという気持ちになりますが、生の刺身ってあえて早い段階から無理に食べさせる必要はありません。

というのも、お魚を食べさせたいのであれば、加熱調理したものでも十分だからです。なので、子どもの体のことを考えると、生魚に興味を持って食べたいというのであれば、少しずつ与えるというくらいでいいんじゃないでしょうか。

回転寿司なら生魚が食べれなくても家族みんなが満足!
どうしても家庭だとお寿司を食べたくても子供のアレルギーとか考えると心配でメニューに入れられないですが、そんな時こそ回転寿司がおすすめです!
回転寿司だと大人は好きなネタを食べられますし、子供も卵やハンバーグ、デザートやフライドポテトなどのサイドメニューを食べられます。そこで生魚に興味を持ったのであれば、年齢も3歳を超えていたら、自宅で改めてメニューに刺身を少量取り入れてみるとか対応できます。
あんまり焦りすぎずに、生魚デビューの日を迎えられるといいですね!