カブの皮は剥く、剥かない?どのくらいの厚さで剥くの?

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カブの皮は剥く、剥かない?どのくらいの厚さで剥くの?

カブは加熱して食べると甘くて美味しいですが、見た感じ白いくて皮も薄そうだけど、わざわざ皮を剥く必要があるのかな、と迷った経験のある方、多いのではないでしょうか。

確かに見た目が真っ白で美味しそうですし、栄養価を考えると皮は剥かない方が良さそうですよね。

カブは種類によって皮を剥いた方がいいカブと、皮を剥かない方がいいカブに分けることが出来るんです。

だから知っておくと、美味しくストレスなくカブを食べることが出来ちゃいます!

ぜひカブの皮についてポイントを押さえてみてくださいね!

目次

皮むきは必要?


カブの皮むきは、必要な場合と不要な場合があります。
まずカブの大きさを見てみましょう。

一般的に小カブと言われる小さなカブの場合は、皮むきは不要です。

そして、聖護院カブとか、大きめのカブに関しては皮むきが必要なんです。
というのも、カブの皮近くには舌に残る太めの筋があるんです。

小さいカブの場合は気になりませんが、大きめのカブの場合はかなり気になっちゃいます。
私自身、昔カブを実家から送ってもらって初めて調理する際、カブは皮を剥かない方が栄養価が高いと思い、皮を剥かずにコトコト煮ました。
祖母の作った聖護院カブにはそれは立派な筋があり、せっかくトロッと美味しいカブなのに、最終的に口にしっかりした筋が残ってなんだか残念な気持ちになったのをよく覚えています。

だから、カブは大きさによって皮むきが必要なんだなって実感しましたね。

剥かないとどうなるの?

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大きなカブや聖護院カブは、皮を剥かなかったら繊維というか筋が残って、せっかくの柔らかく甘いカブでも、最終的に口から筋を出さなければならなくなってしまいます。

小さいカブの場合は、皮を剥いて調理すると、煮崩れしやすく、カブメインの料理でも溶けてどこかに行ってしまったということになりやすくなります。

小さいカブの場合は皮を剥かなくても美味しく食べることが出来ますよ!
大きいカブでも別に筋が気にならないという方は、皮を剥かなくてもいいですが、ストレスなく食べたいという場合は大きなカブの皮は剥いた方がいいですね。





どのくらいの厚さでむいたらいいの?

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大きなカブの皮を剥く際は厚めが基本となります。
皮を剥かなければと学習して初めて皮を剥いた際、普段の人参の皮を剥くように1ミリほどの厚さで皮を剥いてしまうと、筋は残ってしまいました。

テレビの料理番組でよく料理人の方が“カブの皮は厚めに剥きましょう”と、結構な厚さでカブの皮を剥いていますが、まさに厚めに剥かないと筋が残ってしまうんだなというのを実感しました。

大きなカブの皮を厚めに剥くと、もったいないなと思ってしまいますが、結局食べれず出
すわけですから、初めから厚めに皮を剥いて舌触りを良くしておいた方が、美味しくストレスなく食べることができますよ!

どのくらい厚めに剥けばいいかですが、だいたい3mm~5mmの厚さで剥きましょう。
5mmと聞くと結構厚いですが、筋は皮から内側にかけてしっかりめに入っているので、厚めに剥いた方が筋が気にならなくなりますよ。

簡単な剥き方を教えて!

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カブはピーラーでは筋をとる皮の剥き方はできません。
包丁で剥きましょう。

まず調理方法によっては、カブの茎を少し残した状態のカブを調理することがありますが、カブの茎を少し残した状態で皮を剥く場合、先にしっかりよく洗いましょう。

カブの茎の間に土が入っていることがあるので、爪楊枝で丁寧に茎の中の土を落としてから皮を剥きます。

皮の剥き方は根っこの方から茎に向かって厚めに剥きましょう。
6回に分けて剥くと、綺麗な六角に仕上がります。この方法は和食でもよく使われる“六方剥き”です。

丸ごと煮て調理するととても綺麗に仕上がります。

そして、茎は使わずカブだけを使う場合は、リンゴの皮むきみたいにカブの皮をグルグルと剥いていきましょう
この剥き方も、根っこの方から皮を剥いていくと皮を剥きやすいですよ!
個人的には皮を剥いてから、適当な大きさにカットすることが多いですね。

剥き終わった皮は捨てないで!

皮を剥き終わったら捨てちゃうという人も多いかもしれませんが、もったいないなと思いながら厚い皮ですし、せっかくならおかずに変身させちゃいましょう。

○皮きんぴら

  1. カブの皮を細切りにして、ゴマ油で炒めます。
  2. 醤油とみりんを1:1の割合で加えて、醤油一つまみを落とします。
  3. 最後にゴマを振って出来上がりです。
  4.     

サッと炒めると、歯ごたえが残って美味しいですし、他に人参の皮があったら一緒に炒めると色どりも良くなりますし、栄養バランスも更にアップしちゃいますね!

○カブの皮の酢の物

私の祖母はカブの皮を酢で漬けて、庭になる柚子の皮を一緒に入れてよく食卓に出してくれました。

  1. カブの皮を適当な大きさに切ったら、少量の塩で塩もみします。
  2. 水気を切ったら、酢50mlを火にかけてマイルドにした所へ砂糖を大さじ3投入して良く溶かし、冷ましたものにカブを漬けて出来上がりです。

我が家はまだ子どもが小さいので、甘めにしていますが、あっという間になくなっちゃいますよ!

カブの皮も余すことなく食べられるのであれば、皮を厚めに剥くのも抵抗がなくなりますよね!ぜひ試してみてくださいね!