年長の娘が反抗期!朝起きない、ご飯が遅い、暴言を吐く。その対処法は?

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年長の娘が反抗期!朝起きない、ご飯が遅い、暴言を吐く。その対処法は?

子育てをする人には、いつも多くの悩みがつきまといます。

赤ちゃんのころは夜泣きや離乳食を食べない、歩き始めれば頭を打たないか誤飲してしまわないか、少し大きくなりやっと自分のことを自分でできるようになってほっとしたら、反抗期がきてしまう。

この反抗期にどう対応するかで、親子の関係が変わってきかねません。

幼稚園年長の時期の反抗期は、2歳のイヤイヤ期と違って、頭も良くなってきた分、大人を黙らせるような正論を言うときもあります。

特に女の子は、知恵もついて、立派な小さいクレーマーです。

今回は、年長の娘の反抗期、母親はどう乗り越えていけばよいのか、を考えていきます。

目次

朝、なかなか起きない。

朝なかなか起きない
朝、仕事をしているお母さんは1分1秒も貴重な時間です。

そんなとき、反抗期の娘はどんなに声をかけても起きません。

無理矢理起こそうものなら、反対に怒って暴れてしまう…そんなことありませんか。

忙しいとき、起こすほうもイライラして「コラー!」と怒鳴っていませんか?

人は怒られると、はじめは委縮しますが、時間が経ったり怒られ慣れてくると、嫌な気持ちになり、反対に怒り返してしまいます。

もし、あなたがしんどくて眠っていたのに「コラー!」と怒られたら「私だって眠いんだよ!」と怒りたくなりませんか。

そんなときは、できるだけ機嫌を悪くしないように起こします。

まず、テレビか音楽をつけて自然に起きるシチュエーションを作りましょう。

そして、子どもの身体をさすって、優しく「おっきってー」とリズミカルに言います。

子どもも「なんだ?」と気になるでしょう。

その後も、目を開けたくなるように呼びかけ続けます。

これで大抵の子どもは目を覚ましてしまいますよ!

これでも起きなければ、睡眠が足りていないのかもしれません。

夜9時までに眠れるようにしっかりと生活を管理しましょう。



着替えをしない

着替えが遅い
なかなか着替えをしてくれない、ということもありますよね。

これはとても簡単です。

年長にもなれば、大抵の子どもはお着替えくらいできます。

「着替えさせてー」そう言ってきたら、甘えているのだと思ってください。

幼稚園や保育園では、絶対自分で着替えています。

ですので、そうなったときは単純に着替えを手伝ってあげましょう。

手伝えないときは、お着替え競争をしてもいいかもしれません。

とても忙しいときは、「幼稚園ではどうやって着替えているの?先生に聞いてみよっか~」と言ってみてください。

そうしたら、ほとんどの子どもがサッと着替えてくれます。

ですが、この手は少し冷たいので緊急のときだけに留めましょう。



ご飯が遅い、食べない。

食べるのが遅い
ご飯を食べるのが遅い、または食べてくれないときはどうしたらよいでしょう。

放っておいたら1時間、2時間かかる…。

ダラダラ食べはよくありませんから、1時間くらいしたら片づけてしまいましょう。

病院で指摘があったなら別ですが、1食や2食、目くじら立てて完璧に食べさせる必要はありません。

食事は楽しいもの、そう思うようにお母さんも笑顔で一緒に食べてあげてください。

2時間かかったとしても、「あなたフランス料理食べているの?」といえるくらいに余裕を持てたらいいですね。

子どもがいる家の食事は、大体こんなものだと思います。



暴言を吐く

暴言を吐く
暴言を吐くようになったときは、何のマネをしているのか、を調べます。

周りの友だちの影響か、テレビやネットからの影響か、親が言っている影響か…親からの影響であれば自分が先に正すべきです。

友だちやテレビ、ネットからの影響なら、それはとても怖い言葉なのだと説明します。

はじめはみんなマネしたいものです。

少し続いたくらいで、大げさに心配しなくても大丈夫!

その言葉は人を傷つけるひどい言葉だということを繰り返し教えてあげましょう。



時には体罰も必要?

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子どもは話してもわからないことは叩いて教えても構わない、と思っている人はいますか?

「話してもわからないこと」とはどういうことでしょう。

悪いことと善いことの違いでしょうか。

ややこしい話は理解が難しいときもあるでしょうが、事の善悪を教えるのに暴力を使うというのは矛盾していませんか?

子どもが友だちを叩いた、何度も叩くからわからせるために親も叩いて怒った…それでは子どもに、どうしてお母さんは叩いていいの?と思われてしまいます。

子どもが言っても聞かないときは、何度も根気よく言って聞かせるしかありません。

絵に描いたり例え話をしてもよいでしょう。

叩いて教えるのでは動物と同じです。

親が賢く教えて、子どもを賢く育てましょう。



反抗期、反抗期と思わずに、みんなこんなもん!と気楽に考える。

反抗期だと気にしてしまうと子どもが何を言っても嫌になってしまいます。

みんなこんなものだ、と余裕をもって子育てしましょう。

どんな子どもにでも、反抗期はきます。

そのとき、冷静に対応できるか、自分の子どもと同じになってギャ~と怒鳴るか、その対応の違いが後々の親子関係に関わってくるかもしれません。

冷静さを保ち、深刻にならないように子育てを楽しめたらいいですね