茗荷の花や葉、茎は食べられるの?おいしい食べ方を教えて!

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茗荷の花や葉、茎は食べられるの?おいしい食べ方を教えて!

夏場、さっぱりとそうめんやおうどんをいただく時には、薬味が重要ですよね。

初夏からとれる茗荷も、刻んで乗っけるだけで夏の味に早変わりさせてくれる植物。

さて、そんな茗荷、あの紡錘状の部分以外も食べられるのでしょうか?

一緒に美味しいレシピを学んでいきましょう。



花や葉、茎は食べられるの?

茗荷といえば、赤紫の皮が玉ねぎのように重なっている、ちょっと尖った野菜ですよね。

じつはあの部分が花なんです。

開花前のものを食べるので、言ってしまえばつぼみの部分ですね。
縦に切ってみると、内部に蕾が3~12個あるのに気づきます。
なので花は問題なく食べられるわけです。

開花後成分が変わるかと言われたら、それもあまり問題がありませんので、そのまま料理に使っても大丈夫です。
ただし、蕾の時より若干風味が落ちると言われています。

また茎の部分ですが、こちらは「みょうがたけ」と呼ばれて食用になっています。
太陽が当たらないように栽培した茗荷の若い葉茎のことをこう呼びます。

家庭菜園などで茗荷の茎を「みょうがたけ」にしたい場合は、まず春頃に緑色に変わっていない、白い部分の茎を切り取り収穫します。
目が出てきたら、そこにバケツなどを被せて太陽光を遮ってあげると、みょうがたけが出来上がります。

このみょうがたけは本当の茎ではなく、偽茎と呼ばれるものです。

本当の茎は地下茎と言って、土の中にあります。
これも掘り出して、生姜の目のようにして調理して食べることが可能です。

さて、葉っぱの方なのですが、こちらは成長してしまったものは食べられないとのことです。
毒などはないのでチャレンジしていただいてもいいのですが、あまり美味しくないそうなので、諦めた方が良さそうです。
ただし、古来から殺菌作用があるとされていて、おにぎりやお団子を包むのに柏や笹の葉などと並んで大活躍します。
そのものを食べるのではなく、上手に活かして使いましょう。

摘むタイミングは?

茗荷は最近は一年中ハウス栽培のものが出回っているので、家庭菜園だったり近くで生えているものを摘んだりするのにタイミングがわかりにくいですよね。

一般的に旬は夏なので、夏の間花を摘むということになります。
早生の品種は6=8月、晩生の品種は9~10月に収穫します。

太さが1.5cmぐらいで、まだ穂先がツノのように立っている、花が開花する前のものを摘みます。
摘む時は手で株元をぽきっと折ってくださいね。
手で折りにくい場合は、ナイフなどを使ってもいいです。

植え付けて1年目はまだ芽が出ないことがあり、収穫できるのは2年目からだと思っておくと良いです。
茎(偽茎)のみょうがたけは、前述の通り春に収穫しましょう。

花の食べ方・レシピ

さて、花の開いた茗荷の食べ方ですが、これは普通の茗荷の食べ方をしても美味しく食すことができます。
いくつかレシピを紹介しておきますね。

茗荷と茗荷の花の即席漬け

材料:花付きの茗荷5~10個
   塩小さじ1
茗荷をよく洗い、水気を切って、塩をまぶして手で30秒~1分ほど強く揉み合わせます。
これだけでしっかり味がつきます。
味を整えたい場合は、めんつゆを大さじ1ほど加えて、ジップロックで寝かせます。
お好みで昆布茶の粉末などを入れても良いです。

みょうがの花の天ぷら

材料:茗荷(花の開いたもの)と天ぷら粉
よく洗った茗荷を天ぷら粉を水で解いたものにくぐらせ、油でからりと揚げます。
花びらのサクサクした食感が美味しい一品です。
茗荷自体が香り高い食材なので、塩で食べるのがオツですよ。

茗荷の花サラダ

材料:茗荷5個~8個
醤油大さじ2
酢大さじ1
砂糖小さじ1
茗荷をよく洗い、縦切りにします。
水気をよく切って、調味料を混ぜたものをかけて食べます。
さっぱりした味付けなので、いくらでも食べられます。

葉の食べ方・レシピ

茗荷の葉は、前述の通り殺菌作用に優れています。
なので、その葉を活用したレシピをご紹介します。

茗荷の葉団子

材料:15個分
うるち米粉150g
もち米粉150g
小麦粉90g
水300cc
あんこ300g
茗荷の葉30枚
ボウルにうるち米粉ともち米粉と小麦粉を入れて混ぜます。
その中心部に水を徐々に加えていきながらこねてまとめていきます。
耳たぶぐらいの硬さになるまでしっかりこねましょう。
こね終わったら濡れ布巾をかけて1時間ほど生地を休ませます。
その間に茗荷の葉を洗い、あんこを20gずつ分けて丸めておきます。
休ませ終わった記事を15等分し、手のひらで記事を平らにして、あんこを覆うように包みます。
その団子を、茗荷の葉を2枚使って十字に包みます。
包む時は、ざらざらした面が内側になるように包みましょう。
蒸し器で15=17分蒸したら出来上がりです。
もちもちした食感と、ほんのり香る茗荷の香りが爽やかな一品です。

鯖で茗荷の葉寿司

材料:米2合
酢60cc
砂糖30g
塩小さじ1
シメサバ適量
紅生姜適量
茗荷の葉っぱ適量
茗荷の葉をよく洗い、お米を研いで炊いておきます。
炊いたお米に酢、砂糖、塩を合わせたものを混ぜ、さっくりと混ぜます。
茗荷の葉の上に酢飯を乗せ、紅生姜を乗せ、その上にシメサバを載せます。
葉っぱで包んで、上からさらにもう一枚茗荷の葉を載せt包みます。
タッパーなどにいれ、容器ごと冷蔵庫庫で1時間ほどなじませてから食べます。
シメサバが苦手な方は、鮭フレークやハムなどと薄焼き卵などでも美味しくできます。

茎の食べ方・レシピ

みょうがたけは、普通の茗荷と同じように調理して食べます。
歯ごたえが面白い食材なので、火を通しすぎないように調理しましょう。

大根の葉と茗荷の茎のチャーハン

材料:
ご飯300g
大根の葉(茎ごと)1本分
卵1個
茗荷の茎1本
小ねぎ2本
ごま油大さじ2
塩小さじ1/2
白だし大さじ1
鰹節適量
大根の葉を細かく切り、ごま油を敷いたフライパンでしんなりするまで炒めます。
卵を割り入れて炒め、茗荷の茎を細かく切ったものを加えます。
油が回ったら、塩を振って味をなじませます。
温めたごはんと小ねぎを入れてさらに炒めます。
全体にしっかり油が馴染んだら、白だしを入れて出来上がりです。
盛り付けの時に鰹節をかけるとよいです。
サクサクとした食感の楽しいチャーハンなので、ぜひ作ってみてください。
味付けはお好みで変えても良いと思います。

茎茗荷入りのなめたけ

材料:えのき1パック
舞茸1パック
茎茗荷3本
醤油大さじ4
みりん大さじ4
きのこと茗荷を食べやすい大きさに切って、醤油、みりんとともに鍋に入れます。
中火で沸騰してから約3分に詰めて、とろみがついたら出来上がりです。
ご飯がとてもすすむレシピなので、夏バテを秋まで引きずっているときなどに作ってみてくださいね。

大根と茗荷の茎煮

材料:大根1/3
茗荷の茎 好きなだけ
醤油大さじ2
みりん大さじ1
料理酒大さじ1
水200ml
鰹節ミニパック1袋
すりおろし生姜 適量
大根を2cmほどの厚さに切って、米のとぎ汁で下ゆでをしておきます。
下ゆでが終わった大根をお湯に入れ、沸騰させます。
大根が柔らかくなったら鰹節をいれてさらに2分茹でます。
醤油、みりん、料理酒を加えてさらに5分煮ます。
千切りにした茗荷の茎とすりおろした生姜を加え、かき混ぜて汁気が大根にほとんど染み込むまで煮込めば完成です。
熱々も良いのですが、一度冷ますと味がしっかり染み込みます。
大根の下ゆでは必須ではありませんが、下ゆでしておくと柔らかく仕上がります。

茗荷に含まれるα-ピネン類という香り成分には、生活習慣病の予防、消化促進、眠気を覚ます、血行をよくする、夏風邪を予防するなどの健康成分があります。
しっかり食卓に取り入れて、健康的に過ごしましょう