母乳からミルクに切り替えたい。時期と方法を教えて!

この記事は約11分で読むことができます。

母乳からミルクに切り替えたい。時期と方法を教えて!

母乳からミルクに切り替えたいけれど、上手く切り替えることが出来るか不安という方は多いのではないでしょうか?

この記事では、母乳からミルクへの切り替え方についてお話します。

母乳からミルクに切り替えたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

目次

移行する時期はどのタイミング?

出産してからずっと母乳で子育てをしてきたけれど、事情がありミルクへ移行したいと考える場合、タイミングはそれぞれです。

(1)母乳の出が悪い

母乳の出が悪かったり、子どもの体重の増えが悪い場合、母乳だけでなくミルクも併用するという方は多いです。

始めは母乳とミルクの混合で頑張っていたけれど、しっかり赤ちゃんのお腹をいっぱいにさせてあげたいからと、ミルクに切り替えられるというのはよく聞きますね。

(2)薬を飲まなければならない

例えば乳腺炎になってしまったり、病気になってしまった場合は、薬を飲まなければなりません。

母乳にも薬の成分が溶けでてしまうと、赤ちゃんにも影響が出てしまうことが予想されるので、病院によっては薬を飲む間はミルクに切り替えるように指示を出されます。

お母さんによっては、薬に切り替えるのをきっかけに、ミルクに切り替えるという方も多いですね。

(3)寝不足で精神的に参っている

寝不足で夜十分な睡眠を取ることが出来ず、精神的に参っているという場合、母乳からミルクに切り替えを検討される方も多いです。

母乳の場合は消化が良いので、2時間~3時間で消化してしまい、赤ちゃんが夜中に何度も目を覚まします。

夜間だけミルクにして日中は母乳という方も多いですが、夜中をミルクにすることをきっかけに、ミルクに完全に移行させるという方も中にはいますよ。

(4)子どもを預ける

お母さんが働き出すことが決まって、保育園や祖父母、ベビーシッターに子どもを預ける場合は、母乳を与えることが出来ないためミルクへの切り替えが必要となります。

母乳からミルクへの切り替えは、人によって様々な事情があるため、一概にこの時期から切り替えるのが良いというタイミングは無いと言えますね。

スムーズに切り替える方法は?

(1)哺乳瓶の乳首になれさせる

これまで母乳に慣れている赤ちゃんにとって、哺乳瓶の乳首は異物であり、それが急に口の中に入ってくるとびっくりしてしまいます。
だから、始めから哺乳瓶にミルクを入れて口に入れるのは、赤ちゃんを驚かせてしまうことになり、一切哺乳瓶を受け入れてくれなくなってしまうことも考えられるんです。

始めは、哺乳瓶の乳首をおしゃぶりのように口にくわえさせたりして、おもちゃのように慣れさせることから始めてみるといいですよ!

赤ちゃんがご機嫌な時に、口に哺乳瓶の乳首を持って行って、トントンと口に付けてみましょう。

(2)母乳を哺乳瓶に入れる

哺乳瓶に慣れるまでは母乳を搾り、哺乳瓶に入れて飲ませることから始めましょう。

突然慣れない乳首から、飲んだことのないいつもと違うミルクが出てくると、赤ちゃんも戸惑ってしまいます。

哺乳瓶から母乳を飲むことに慣れたら、少しずつミルクに切り替えていけるといいですね。

どれくらいの量から始めればいいの?

まずは赤ちゃんが抵抗なく哺乳瓶から飲んでくれるかどうかなので、ミルクの量は少量から始めるのがベストです。

始めは母乳を哺乳瓶に入れて、慣れたようであれば、ミルクを少しだけ入れて口に馴染ませていくと、スムーズにミルクへ移行することが出来るかもしれません。

頻度はどれくらい?

哺乳瓶からミルクに切り替える際、気を付けたいのが量と頻度です。
母乳は水分が多いので消化も良く、赤ちゃんが好きなだけ飲ませると良いと言われています。

一方で粉ミルクは母乳に比べると栄養価が高いため、母乳と同じように赤ちゃんが飲みたがる時に飲ませたいだけ与えてしまうと、ぶくぶく赤ちゃんが太ってしまうんです。

頻度と量に関しては、粉ミルクメーカーの粉ミルクを与える基準に沿って、赤ちゃんに与えるように気を付けましょう。

育児日記などを活用して、ミルクを与えた時間や量を記録しておくと、安心です。

哺乳瓶を嫌がる!どうすればいいの?

(1)哺乳瓶の乳首を替えてみる

子どもによっては、哺乳瓶の乳首を嫌がる子も多いです。

①乳首そのものの形

メーカーによって、乳首の形は微妙に違うので、哺乳瓶を嫌がる場合は別の乳首を購入してみてはいかがでしょうか。

我が家の長女も、一時ミルクを飲ませた時がありますが、ピジョンの哺乳瓶についていた乳首では飲んでくれませんでした。
でも、ビーンスタークの乳首に替えたら、少し飲んでくれましたよ。

残念ながら、母乳との混合で授乳をしていたら、最終的に母乳しか飲んでくれなくなりましたが、別のメーカーの乳首に替えたら飲んでくれることもあるので、ぜひ試してみてくださいね。

②ミルクが出てくる穴の形

哺乳瓶の乳首の穴の切れ込みの形によっても、ミルクが出てくる量に違いがあります。

丸穴の場合は、傾けるだけでミルクが出てくるので、うまく哺乳瓶を吸えない赤ちゃんでも比較的上手に飲むことができます。X字カットの穴の場合は、吸うと沢山出てきますよ。

またY字カットの穴の場合は、X字カットに比べるとミルクの出は悪いですが、吸いながら自分の飲みたい量を調節することが出来ちゃいます。

赤ちゃんによっては、吸う力が弱かったりしますし、お母さんのおっぱいと、哺乳瓶の乳首の吸い方は違うので、始めから上手に吸うことが出来ない赤ちゃんも多いです。
だから、哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんの場合、乳首の穴の形にも着目してみるといいですよ!

(2)ミルクの味を替えてみる

子どもによっては、ミルクの味が気にくわないため飲まないという場合もあります。
我が家の長女は、始めはちょっとお高めのミルクを飲ませましたが、値段の安いミルクに替えた所ぱったり飲まなくなったことがあります。

ミルクもメーカーによって味が違うため、赤ちゃんにも好みがありますよね。
ミルクの試供品も多くあるので、試供品で試してみて、飲みそうならばミルクを変更してみてはいかがでしょうか?

(3)ミルクの温度にも注目

赤ちゃんによっては、ミルクの温度が気に入らないという子もいます。
人肌が良いと言われるミルクの温度ですが、少し温度を低くするとか高くしてみると、もしかすると飲むかもしれません。

ただし、ミルクの温度を高くする場合には、高くなりすぎると赤ちゃんが火傷をしてしまうかもしれないので、注意しましょうね!

(4)諦めたら飲むかも?

私の場合長女が生まれて病院を退院したのちに、すぐ私が再入院となったので、ミルクを飲ませた時期がありました。
また長女が6ヶ月の時から職場に少しずつ復帰したため、母乳とミルクの混合だった時期があったんです。

新生児の時は、哺乳瓶からでもミルクを飲んでくれましたが、6ヶ月になると嫌がってなかなかミルクを飲んでくれなかったですね。
でも、泣き疲れてどうやっても母乳はないんだと思うと、諦めてミルクを飲んでくれましたよ。

私の友人も、薬を飲まなければならないので母乳をやめる際、ミルクをしっかり飲むようになるまで3日かかり、精神的にもすごく辛かったと言っていました。
母乳を与える姿勢にさせて、サッとミルクの入った哺乳瓶を口にくわえさせると諦めて飲むようになったそうですが、根気強く「これしかない」と思わせることで成功するようです。

母や祖母、叔母世代の人からは、「お腹が空けば飲むよ」と言われてはいましたが、その通りなんだなと実感しましたね。
根気強くミルクに切り替える場合は、脱水に注意してあげる必要がありますよ。

(5)マグも検討する

1人でコップを持って、コップから飲み物を飲むようになる練習をするのに、“乳児用マグ”を利用する方が多いのではないでしょうか。

このマグは月齢に応じて「スパウト」「ストロー」を装着します。

どうしても哺乳瓶でミルクを飲んでくれないというのであれば、マグを使用できる月齢になっていることを確認して、マグの使用を検討してみるのもいいのではないでしょうか。

最近のミルクは万能!

母乳からミルクにすることに対して、罪悪感を抱かれる方は多いかもしれませんが、全く罪悪感を抱くことはありません。
最近のミルクは味も栄養成分も、母乳にかなり近づけているので万能ですよ!

確かに母乳を与えることは食事という意味だけでなく、お母さんと赤ちゃんの絆を深める大事な時間でもあります。

でも母乳からミルクに切り替えても、飲ませながら「美味しいね」と話しかけたり、沢山ギュッと抱きしめてスキンシップを取ることで十分対応することが出来ます。

私自身、母が働いていたので産後3ヶ月からはミルクでした。
それでも健康に大きくなりましたし、それで母との関係が悪いとかそういったこともありませんよ。

だから、ミルクにすることに対して罪悪感なんて抱く必要はありません。
上手にミルクを利用して子育てをしましょうね。