泥つきレンコンに白いふわふわが。これってカビ?洗い方も教えて欲しい!

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泥つきレンコンに白いふわふわが。これってカビ?洗い方も教えて欲しい!

レンコンは穴が空いていることから「見通しが良い」と縁起の良い食べ物。
シャキシャキモチモチの食感も楽しく、煮物やレンコンチップスなどさまざまな食べ方がありますね。
せっかく買うなら鮮度のいいものを!と思うのは人情です。
泥つきの方が新鮮な気がするので私はいつもそういったものを選ぶのですが、その泥つきレンコン、放置していると鮮度がどんどん落ちていきます。
その放置したレンコンに、白いふわふわがついていたら…?
その白いふわふわの正体、お教えします!

目次

白いふわふわは何?

レンコンはあまり日持ちのしない野菜だということはご存知ですか?
レンコンはもともと泥の中に育つ植物です。
となると、収穫した後の状態では、鮮度がどんどん落ちてしまうということ。
泥つきの場合はカットされているものよりいくらか鮮度の落ちが遅いですが、それも微々たる差でしかありません。
きちんと新聞紙に包んで冷暗所に保管しても、1週間以内に食べきらないと悪くなってしまうことも。
そう、つまり泥つきレンコンについてしまう白いふわふわは、白カビなのです。
節の切り口に綿菓子のようについていたり、胴体部分は泥に対して点々とついていたりします。
レンコンの穴にも詰まっていることがあり、この場合は切ってみなければわからないのが厄介です。

食べても大丈夫?

表面や節に白カビがついている場合は、厚めに皮をむいたりすれば食べることができます。
ピーラーなどで薄く皮を剥くと、白カビを取り除けない可能性がありますので、包丁で厚めにむいてみてください。
黒カビなどの場合は捨てるしかないのですが、白カビはその付着している部分を削り取れば体調を壊すことはありません。
しかし、カビは水分と栄養分をもとに成長しますから、その分レンコン自身の栄養や水気がカビに食べられてしまっているので、食感などは落ちてしまいます。

洗い方を教えて!

レンコンを買って困るのが、洗い方がよくわからないこと。
泥つきレンコンは、流水でたわしを使って洗います。
かなりゴシゴシ洗っても大丈夫なので、泥をしっかり落としましょう。
皮は剥かずにそのまま食べられますので、たわしを使って洗うのは食感が悪くなるごわごわした部分を取り除く意味もあります。
綺麗なスポンジで洗っても良いです。
くしゃくしゃにまるめたアルミホイルなどをたわしの代わりにするのも良いでしょう。

穴についた泥はどうやって落とせばいいの?

泥が穴にまでついてしまっていると、どうやって綺麗にしたらいいかわかりませんよね。
そこでレンコンの穴をどう洗うか。
綿棒やキッチンペーパーを巻いたお箸でこする、という方法があります。
また、水を何度も変えながらさらせば、綺麗になります。
そんなに時間がない!という方は、さっと洗ったレンコンを指が通るぐらいの厚さにカットし、穴の部分を指で流水を使い綺麗にしましょう。
細い穴の泥が気になる場合、その穴を横断する形でカットして、水でよく洗えば泥が落ちます。
サラダなどに使う場合は、薄い輪切りにして、両面から指で擦り落としてあげると綺麗になります。

節によって使い方を変えよう!

レンコンは節がいくつか繋がっていますよね。
その節によって、向いている調理方法が違います。
一番芽に近い部分は、細くて小さい節です。
この部分は柔らかいので、酢の物やサラダなどに向いています。
二番目、三番目の節は固めになってきますので、煮物や天ぷらに向いています。
一番下の節は節の連なりの中で一番固いので、すりおろしたりして食べるのに向いています。
いくつか代表的なレシピを書いておきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まずは一節目、一番柔らかく細い節を使用したレシピです。
<柔らかい部分で作る!箸休めにぴったりな基本の酢レンコン>
材料
レンコン1節
鷹の爪1本
酢大さじ2
水大さじ2
佐藤大さじ1
塩小さじ半分
1.皮をむいて薄着rにしたレンコンを、水に晒します。
時間は5~10分程度です。
2.小鍋に酢、水(分量内)、砂糖、塩を淹れ、半分に切ってタネを取り除いた鷹の爪を加え、火にかけます。
砂糖が溶けたら火を止めます。
3.1を熱湯で茹でて、レンコンが透き通ってきたらざるにあげます。
4.3の粗熱が取れたら、袋にいれ、2を加えて空気を抜き、冷蔵庫で冷やします。
5.30分程度で食べられるようになります。
さっぱりした風味に少しだけ鷹の爪でピリッとした味わいが、箸休めにぴったりです。
常備菜として作り置きも可能。
冷蔵庫に入れておけば2~3日日持ちします。

<シンプルな材料でおいしく!レンコンのたらこマヨサラダ>
材料
レンコン1節
たらこ1腹
マヨネーズ適量
1.レンコンは一口大に切り、2分ほど茹でて粗熱をとります。
2.たらこはボウルにいれ、皮を取り除き、身をほぐします。
3.レンコンとマヨネーズをボウルに入れ、混ぜ合わせます。
たったこれだけなのに、たらこから塩気が出て旨味がたっぷりのサラダになります。
マヨネーズを控えめにしたい場合、塩をちょっとだけ入れると味がしまります。
おかずにもなるサラダで、食べ応えも抜群です。

2節目、3節目を使用したレシピは、ボリュームがあってメインになります。
<ふわっとさっくり!レンコンとエビのかき揚げ>
材料
れんこん1節
むきえび10尾
長芋すりおろし適量
天ぷら粉80g
卵1個
塩少々
揚げ油適量
1.皮をむいたレンコンを薄めのざく切りにして、水に浸してアクを抜きます。
エビは乱切りにして塩を振り、少しおいて余分な水気と臭みを抜きます。
2.エビから出た水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
3.すりおろした長芋と天ぷら粉、卵1個を混ぜ合わせます。
4.3にエビとレンコンを入れ、さくりと混ぜ合わせます。
5.揚げ油を170℃に熱して、スプーンなどでタネを小さめに入れます。
6.じっくり両面揚げれば出来上がり。
エビのむちむち感、レンコンのホクホク感がぴったりの絶品天ぷらです。
長芋をいれることによってもっちりふっくらになるので、天ぷら粉は少なめでも大丈夫。
めんつゆだけでなく、マヨネーズなどで食べても美味しいですよ。

<たっぷりの満足感でメインのおかずに!鶏とレンコンの煮物>
材料(4人分)
鶏もも肉320g
塩適量
こしょう適量
小麦粉適量
レンコン1節
ごま油小さじ2
みそ大さじ1と1/2
はちみつ大さじ1と1/2
すりおろし生姜小さじ2
1.鶏肉を食べやすい大きさに切って、塩、こしょう、小麦粉をまぶします。
2.レンコンは厚さのある半月切りにし、水に晒してアクを抜いておきます。
3.フライパンにごま油を熱して、鶏肉を両面こんがり焼きます。それにレンコンを入れて炒め、蒸し焼きにします。
4.レンコンに火が通ったら、みそ、はちみつ、おろし生姜を入れて全体にからめ、味をなじませれば出来上がりです。
みそ味に加えはちみつが入っているのでコクがあり、ご飯がモリモリ進むおかずです。

最後の一番硬い節は、すりおろすことによってその持ち味を最大限に発揮できます。
<ダイエットにも最適!もっちもちのレンコンハンバーグ>
材料
レンコン300g
片栗粉大さじ1
塩小さじ1/2
油大さじ1/2
1.レンコンは皮をむいて、さっと水をかけたらラップで包んで600Wの電子レンジで3分加熱します。
2.ラップをはずして2~3分放置し熱を逃がしたレンコンを、おろし器ですりおろします。
この時全部すりおろさずに大きめにカットしたみじん切りを加えると歯ごたえがあるハンバーグになります。
3.ボウルにすりおろした連音と片栗粉、塩を入れて、しっかり混ぜ合わせてだいたい4等分にしておきます。
4.熱したフライパンに油を引いて、4等分にしたタネを軽く円形にしたらフライパンに乗せ、上からぎゅっと押し付けて平らにします。
5.焦げ目がついたらひっくり返し、反対側も同じように焼いて出来上がりです。
下味がついているので、そのまま食べてもさっぱりして美味しいです。
お子様に食べさせる時はケチャップをつけてもいいです。
レンコンは野菜としてはカロリーが高い方ですが、お肉の代わりに使えばヘルシーに仕上がります。
余分なつなぎも入っていないので、安心して食べることができます。

<体ポカポカ!すりおろしレンコンと海苔の味噌汁>
これはレシピや分量を書くまでもないので、簡単に説明させていただきますね。
レンコンをすりおろして、沸騰した鍋に入れて火を通したら、粉末出汁と味噌、岩のりを入れて完成です。
味噌は体をあたためてくれますし、レンコンのすりおろしが入ることによってとろみがつきます。
とろみのついたものは冷めにくいので、体温を効果的にあげることができます。

大量消費で鮮度の落ちないうちに

レンコンは色々な料理に使えるのでついつい大きいものを買ってしまいがちですが、前述の通り鮮度の落ちやすい野菜です。
煮物やきんぴら、サラダなどたくさん消費できるレシピにチャレンジして、美味しいうちに食べ切ってしまいましょう。
もし白いふわふわが出てきても、ずぼらな証拠などではないので安心してくださいね。