レンコンを柔らかく煮るにはどうすれば良いの?簡単な方法を教えて!

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レンコンを柔らかく煮るにはどうすれば良いの?簡単な方法を教えて!

レンコンってとっても美味しい野菜ですよね。
ビタミンCや食物繊維もたっぷりなので、美容にも嬉しい野菜です。
さらにアクに含まれているポリフェノールは抗酸化作用があり、アンチエイジングや健康管理にもぜひ摂取したい栄養素が含まれています。
そんなレンコン、家庭で食べるときにはどうやって調理していますか?
きんぴらやサラダなどの他に、堂々たる使い道があるかと思います。
そう、「煮物」です。
レンコンを柔らかく煮るにはどうしたらいいのか、一緒に学んでみませんか?

目次

柔らかく煮るには下ごしらえが必要?

レンコンを料理に使うときは、下ごしらえを必ずします。
手順としては、皮むきをして、食べやすい大きさに切り、アク抜きをするというものです。
これらは柔らかくレンコンを煮るのにも大事な行程です。
レンコンは皮をむかなくても食べられる野菜ですが、皮はごわごわした食感で硬いです。
なので、それを取り除くのが第一段階になります。
そして、レンコンをどのような大きさに切るかも重要です。
煮物の場合、輪切りか半月切り、乱切りにするかと思います。
小さければ小さいほど、柔らかく煮上がりますが、できれば見栄えも考慮してカットしたいですね。
そしてアク抜きですが、レンコンのアク抜きには「酢水」につける方法と「水」につける方法の二種類あります。
色を白く、シャキシャキした食感を残したいときは酢水につけます。
逆にホクホクした食感を残したい場合は水につけます。
煮物は色止めを気にしなくていいので、無理に酢水につける必要はありません。
なので、煮物にするときは水でアク抜きしてもいいですね。

どのくらいの時間煮ればいいの?

基本的に根菜類は煮込めば煮込むほど柔らかくなります。
レンコンもそのうちのひとつ。
厚みが1~2mmのものはお湯から3~4分、3~4mmのものはお湯から5分でちょうどいい煮上がりになります。
薄く切っていても2分程度の茹で時間だと、シャキシャキした歯ごたえが多く残ります。
でも、筑前煮などの煮物にするときは、もっと分厚く切りますよね。
その場合は、加熱時間をもっと長めにします。
柔らかく茹でる場合、鍋に水からレンコンをいれ、お湯を沸かします。
沸騰したら5分ほど茹でることによって、柔らかめの煮上がりになります。
これらの行程は、味がついた状態でいきなり煮るのではなく、「下ゆで」をするときに行います。
下ゆでしておくと、柔らかい状態から味をつけることができるので、茹で時間の違う野菜類を入れる煮物にはぴったりです。

スーパーでは今色々な野菜の水煮が売っていて便利ですよね。
レンコンも、私の近所のスーパーですら2種類の水煮が置いてあります。
ひとつはきんぴらなどに向けた薄めの輪切りで、もうひとつは色々な野菜と一緒になった「煮物用」パックです。
では、すでにパックになっている水煮を使用すれば美味しく柔らかい煮物になるのでしょうか?
実は、一概に「水煮を使えばいい」とは言えないのです。
煮物は、まず味をつけてしまうとそれ以上柔らかくならないという性質があります。
なので、売っている水煮のレンコンよりもうちょっと柔らかいものが好みの場合、もう一度ゆでなければならないという手間があります。
ただし、便利なことには変わりがないので、場面に合わせて臨機応変に使えるといいですね。

柔らかいレンコン、硬いレンコン、見分け方はあるの?

レンコンを柔らかく煮よう!と思っても、物によってはどんなに煮込んでも歯ごたえが残ったまま…ということもあるかと思います。
そんなときに役立つのが見分け方。
柔らかいレンコンは、細長く丈が長い、しゅっとした形のものです。
また、カットしたレンコンの場合、断面がクリーム色が濃いと柔らかいレンコンですよ!
白に近づくにつれ硬くなるので、歯ざわりがいい方が好き!という方は断面が白いものを選びましょう。

部位によっても違うの?

レンコンは場所によって食感が変わります。
TV番組でも取り上げられましたが、3節程度ある1本のレンコンの場合、3種類に区別して食べ方を変化させることができます。
まずは1節目。
これは細長くしゅっとしています。
2節目は丸くて大きく、両端が丸みを帯びています。
レンコンが3節ではなく4節ある場合、その次の節も同じようになっています。
最後の節は、まん丸くて小さい節です。
芽がついていることもあります。
1節目は食感はほくほくで、甘みも強いです。
2節目はシャキシャキとほくほくの中間の食感。
最後の節はシャキシャキの食感が楽しいです。
きんぴらにするなら2節目、サラダや酢ばすにするなら最後の節がおすすめです。
煮物にするなら1節目か2節目が良いでしょう。

基本の煮方がわかったら美味しくアレンジ!ちょっと変わったレンコンの煮物

柔らかく煮る方法がわかったら、ぜひ挑戦したいですよね。
まずは基本のレンコンの煮物の作り方をご紹介しますね。

<れんこんの煮物>
材料(2~3人分)
れんこん400g
だし汁500ml
醤油大さじ3
みりん大さじ3
砂糖大さじ2と1/2(好みで加減)
1.皮をむいてアクを抜いたレンコンの水気を切り、鍋に入れてだし汁を入れます。
2.鍋を中火にかけ、汁が沸いてきたら火を少し弱め、5分ほど加熱します。
柔らかい方がいい方は+2分ほど似てください。
3.砂糖とみりんを加え、さらに5分ほど弱火で煮ます。
4.醤油を加えて10分煮て、レンコンにしっかり火を通し、味を含ませます。
5.火からおろして一度しっかり冷まし、味を染み込ませて出来上がり。
上品な煮物になりますので、これを覚えておくとおせちなどに便利です。

そして、これを覚えたらこんなレンコンの煮物にもチャレンジしてみてください。
どれもとっても美味しいですよ!

<レンコンと牛肉の中華風煮物>
材料(2人分)
レンコン300g
牛コマ切れ肉100g
生姜1かけ
エリンギ1本
★中華スープの素小さじ1.5
水300ml
醤油大さじ1.5
オイスターソース小さじ2
酒大さじ2
みりん大さじ1
あさつき適量
サラダ油(炒める分だけ)
1.レンコンは皮をむいて1センチ程度の暑さに切り、アクを抜いておく。
2.牛肉は一口大に、生姜は薄切り、エリンギは食べやすい大きさに割いておく。
3.レンコンをサラダ油を敷いたフライパンで両面とも炒め、全体に透き通ったら生姜を入れて炒め合わせる。
4.牛肉を加えて炒め、肉の色が変わったら鍋に移す。
5.鍋に★の材料を加え、蓋をして10分ほど煮る。途中でアクが出るのでそれをとる。
6.エリンギを加えて蓋をし、5分煮る。
7.皿に移してあさつきを散らしできあがり。
柔らかいレンコンがいい方は、下ゆでしてから調理にとりかかってください。

<あっさり食べやすいレンコンとベーコンのコンソメ煮>
材料(6人分)
レンコン150~200g
人参1/2本
ベーコン50g
サラダ油大さじ1
★だし汁200cc
★コンソメもしくは鶏ガラスープの素小さじ2
★みりん大さじ1
★料理酒大さじ1
いんげん適量
1.レンコンと人参は厚さ5mm程度のいちょう切りにしてアクを抜く。
2.人参はレンジ(600W)で1分ほど加熱する。
3.鍋に油を熱し、ベーコンを炒め、油が回ったらレンコンを入れ、さらに油が回ったら人参をいれて炒める。
4.具材に油が馴染んだら★を入れて煮込む。
5.鍋が沸騰したら弱火にし、煮汁が半分になるぐらいまで煮詰めたら皿にうつし、いんげんを散らす。
薄味なのでモリモリ食べられて栄養摂取に最適です。
ベーコンから旨味が出るので満足感がありますよ。

美味しくレンコンを煮ることができたら、料理に自信を持っても大丈夫!
アクがあったりと難しい野菜ですが、上手に使って食卓を華やがせましょう!