天ぷら粉、小麦粉、強力粉、薄力粉に片栗 何が違うの?粉物の使い分けがわからないので教えて!

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天ぷら粉、小麦粉、強力粉、薄力粉に片栗 何が違うの?粉物の使い分けがわからないので教えて!

スーパーに天ぷら粉を買いにいくと、その周辺にはずらっと粉物が置いてあります。

天ぷら粉はその名のとおり天ぷらを作る粉ですが、小麦粉?強力粉?片栗粉?

粉にはたくさんの種類があり、それは用途によって選ばなければなりません。

この粉はどんなものに使えるの?粉物の使い分けを教えます。

目次

天ぷら粉と小麦粉は違うもの?

天ぷら粉とは、誰でも上手に天ぷらがカラッと揚げられるようになっている粉です。

原材料には小麦粉や片栗粉、卵などが入っていて、水と混ぜるだけで簡単に天ぷらができます。

一方小麦粉はその名のとおり小麦の粉。天ぷら粉には小麦粉が使われていますから、まったく別物とは言えません。
もともと料理店などでは小麦粉に卵や冷水を混ぜたもので天ぷらを作ります。天ぷら粉が無くても小麦粉があれば天ぷらは作ることができます。

しかしプロの方法は素人にはなかなか難しく、天ぷらがべチャッとしてしまうことも。
ところが今はさまざまな裏技があり、素人でもカラッと美味しく天ぷらを作れる方法があります。

小麦粉と水、卵は入れても入れなくても天ぷらにはなります。アレルギーで避けたい場合はいれなくても大丈夫。
裏技ではそれにプラスして酢をちょっと入れる、酒をちょっと入れる、マヨネーズをちょっと入れる、などがあります。
酢は小麦粉のグルテンが出るのを抑えるはたらきでサクサクに。酒やマヨネーズは衣の水分を蒸発させてくれるはたらきがあり、カラッと揚がるそうです。

使い分けは?

粉物の使い分けですが、小麦粉はシチューやホワイトソースなど洋風料理のとろみづけに使われたり、から揚げの衣だったり、フライを作るときの下準備に使われます。

片栗粉は主に中華料理のとろみづけに使い、こちらもから揚げの衣に使われます。から揚げの衣については、小麦粉を使うと柔らか食感になり、片栗粉を使うとカリッとした食感になります。これは好みなので自分のお好きなほうを使えばいいです。どちらが間違いということはありませんよ。

また、天ぷら粉は天ぷらの時に使うだけでなく、お好み焼きやクッキーなどを作るときにも使うことができるんですよ。卵やベーキングパウダーが入っているので、色々な材料を揃える手間も省ける優れものなんです。天ぷら粉を買ったけど、あまり天ぷらを作ることがなく残っているときはぜひ別の料理に使ってみてください。

強力粉と薄力粉ってなに?どんな時に使うの?

強力粉と薄力粉、真ん中には中力粉というものもありますが、これはすべて小麦粉のこと。

小麦粉はグルテンの量によって分別され、作るものにより用途が違います。

強力粉がグルテンが一番多く、これはパンや餃子の皮などを作る時に使われます。
中力粉は強力粉と薄力粉のちょうど真ん中。うどんを作る時はこれ。
薄力粉は一番馴染みがあると思いますが、天ぷらの衣やクッキー、ケーキなどお菓子作りによく使われます。

片栗粉って何に使うの?
片栗粉は小麦と違い、じゃがいものでんぷんから出来ています。
マーボー豆腐やあんかけ焼きそばのあんなど、汁にとろみをつけたい時や、から揚げ、竜田揚げ、揚げだし豆腐などにも使われます。

揚げ物に使うと小麦粉よりもカリッとした食感に仕上げることができます。
あとは、大福やお餅の表面についている白い粉、あれも片栗粉です。

我が家は小麦粉よりも片栗粉の方が出番が多いですね。揚げ物は片栗粉を使うことばかりです。

最後に

それぞれの違い、使い分け、わかったでしょうか?
色々な種類はありますが、もともとは同じだったり誰でも使いやすいように混ぜ合わせていたりするだけです。
あまり難しく考えなくても大丈夫、試しに色々使ってみてください。