包丁が怖くて料理ができない!これって変?克服する方法はある?

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包丁が怖くて料理ができない!これって変?克服する方法はある?

料理をしなければならないのは分かるけれど、包丁が怖くて仕方がないという方、実は結構多いのではないでしょうか。
この記事では、包丁が怖くて料理が出来ない場合、どうすればいいのかについてお話します。
包丁が怖くて料理が出来ないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
それでは1つずつみていきましょう。

目次

包丁が怖って変?

包丁が怖いというのは、特別変ではありません
包丁は食べ物だけでなく人を傷つけうるものとしての認識があるわけなので、考え方によっては正常なのではないでしょうか。
だから、自分は包丁を怖いと思うのはおかしいのではないかと、自分を追い詰める必要はありませんよ!

怖い原因は何?

(1)凶器のイメージ
包丁は料理を作るものですが、ドラマやアニメ、漫画、実際の殺人や事件の凶器として包丁が使われたりすることがあります。
自然と、「包丁は凶器」というイメージが強くなってしまうのも納得ですね。

(2)先端恐怖症
人によっては、包丁だけでなくカッターや針、鉛筆の先など尖ったものを見ると、怖くてたまらないという人もいます。
精神的な動揺が大きく、それが体にも震えや過呼吸などの変化がみられてくる場合もありますよ。

(3)包丁を使い慣れていない
包丁を使い慣れていない場合、包丁で手を切ってしまったらどうしようという恐怖は大きいのではないでしょうか。
包丁を使う際の立ち位置や手の置き位置、持ち方によっては、切れにくさや扱いにくさを感じてしまいます。
怖いと感じるのは当然のことです。

克服できるの?

克服する努力は出来ますが、必ず克服することが出来るというわけではありません。
というのも、精神的に苦痛を感じるだけでなく、身体にもその不安が症状となって現れる場合は、なかなか克服するのは難しいと言えます。
克服する方法としては、次の方法が挙げられます。

(1)正しい包丁の使い方を学ぶ

包丁が怖いからと、へっぴり腰で、包丁の刃から遠い柄の部分を持っていると、とっても危ないです。

  1. 姿勢
  2. 包丁を持つ姿勢が悪いと、包丁を動かしにくく感じますし、余計に包丁を持つことに対して怖いと感じやすくなってしまいます。
    まな板に対して、真っすぐ平行に立つのはよくありません。

    出来るだけ、まな板に対して右足を一歩引いて左を前に、立つよう意識してみてはいかがでしょうか。
    これだけでも包丁の動きが良くなって、包丁が扱いやすくなりますよ!

  3. 包丁の持ち方
  4. 包丁の持ち方は人によって、それぞれ持ちやすい握り方があるかと思いますが、私は包丁の刃を親指と人差し指で挟んで、中指・薬指・小指で柄を握っています。

    刃が安定するので、しっかり切れますし、硬いものを切る時にも安全に切ることが出来ますよ!
    刃から離れた柄の端っこを握るのは安定せず危ないので、気を付けてくださいね。

  5. 添える手
  6. 右手が利き手の場合は、左手を添えることになりますが、左手を添える場合は「猫の手」のように指先を丸めて添えるようにしましょう。
    そうでなければ、指を切ってしまうリスクが高くなってしまいますよ。
    指先を丸めた手の、人差し指の第一関節辺りに、包丁の刃の側面を当てて、切っていきましょう。

  7. まな板の高さ
  8. まな板の高さも重要なポイントとなりますよ。

    調理台によっては自分の背丈に合っていないので、調理がしにくいという場合があります。高すぎると包丁を動かす際に腕が疲れてきますし、低すぎると腰が引けて包丁を上手に動かすことが出来ません。
    だから踏み台を置いたり、まな板の高さを高めの物を利用して調節すると、包丁を扱いやすくなりますよ。

(2)包丁のイメージを変える

“包丁は人を傷つけるイメージ”ではなく、“美味しいご飯を作り出す素敵な道具というイメージ”を持つように心がけてみてはいかがでしょうか。

(3)包丁のデザイン性に着目

最近の包丁は、キラッと鋭く光るような包丁ばかりではなく、セラミック素材の白いタイプの包丁もあります。

また先のとがった包丁ではなく、先のとがっていない包丁もありますよ。
ちょっと包丁のデザインに着目するだけでも、気持ちに変化があるかもしれません。

(4)包丁に慣れる

包丁に慣れていない場合、始めから包丁の扱いがうまく出来る人なんていません。
じっくり時間をかけて、包丁の正しい扱い方の反復練習を重ねていきましょう。
少しずつ包丁を扱うことに対して、自信をつけていけるといいですね!

また、包丁は切れ味の良い包丁を使いましょう。
切れにくい包丁だと手を切ってしまい危険です。
最近では自宅で簡単に包丁を研ぐことが出来る便利アイテムもあるので、しっかり包丁を研いでから使うようにしましょうね。

もし指を切ってしまったら。

指を切ってしまうと、パニックになってしまいがちですが、慌てずにまずは傷口を洗いましょう。

後は、止血のために患部を清潔なキッチンペーパーやタオルで、少し強めに5分ほど圧迫しながら握ります。
この時、患部は心臓より上の位置にしておくといいですよ。

どうしても患部が気になって、握った手を緩めてチラッと様子を確認したくなりますが、そうすると止血の効果がなくなってしまうため、5分間は緩めず握り続けましょうね。

それでも出血が止まらなかったり、あまりに傷が深く広範囲にわたって切ってしまった場合、痛みが強い場合は受診してください。

また、傷口に消毒液を塗ってしまうと、傷口から自分で傷を治そうとするバリア機能も殺してしまうため、消毒液は使わない方がおすすめです。
絆創膏や傷専用の治療パットを当てるといいですよ。

あとは衛生を保つように心がけましょう。

包丁の代替品で無理なく調理を!

どうしても包丁が怖いという場合には、代替品をつかえば十分調理をすることは可能です。

(1)スライサー

スライサーは我が家で大活躍です。
千切りや薄切りなどマルチに使えるタイプのスライサーがあると、とっても便利ですよ!

例えば、ポテトサラダや酢の物に入れるキュウリの薄切りをする時でも、神経質に薄くしなければとストレスに感じるよりも、スライサーでサッと切った方が楽ちんです。

また、私はよくほうれん草のお浸しに色どりで人参の細切りを入れますが、ちょっとした人参の細切りでもスライサーでカットするとあっという間に出来ちゃいます。
洗い物は確かに増えますが、それでも包丁を使うストレスを考えると、楽に使えるのではないでしょうか。

ただ、スライサーは気を付けなければ一緒に指を切ってしまうこともあるので、取り扱いには十分気を付けましょうね。

(2)キッチンバサミ

キッチンバサミは万能です!
私もまな板を出すのが面倒な時は、全てキッチンバサミでカットすることが多々ありますよ。
肉もカット出来ますし、葉物野菜もカット出来ます。
包丁が使えなくても、ちゃんと下ごしらえが出来るので、包丁が使えないことに対して不便に感じませんよ。

(3)フードチョッパー

フードチョッパーは、みじん切りにしたい時とっても便利です。
特にハンバーグを作ったりする時、玉ねぎをみじん切りにしなければなりませんが、玉ねぎってツルツル滑って包丁に慣れていても怖いです。

また、涙も止まらなくなるので厄介ですよね。
フードチョッパーを使えば、簡単にみじん切りが出来るので、家庭にあると便利です。

(4)ピーラー

ピーラーはスライサーよりももっと薄く、野菜をスライスすることが出来ます。
大根や人参をピーラーで薄くスライスして、しゃぶしゃぶにしても美味しいですし、サッと火を通すだけなので調理の時短にもつながりますね。

(5)市販のカット野菜

最近ではスーパーに行けばカットした野菜が多くあるので、それをそのまま調理に活用するのもおすすめです。
私も本当に面倒な時や時間がない時には、カット野菜を購入して調理に使っちゃいますが、とっても便利です。