片栗粉って、そのまま生で食べられるの?

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片栗粉って、そのまま生で食べられるの?

この記事では片栗粉を生で食べられるのかについて、お話します。

小麦粉は生で食べない方がいいという話をよく聞きますが、片栗粉は生で食べても問題はないのか気になるという方は多いのではないでしょうか。

確かに、体に害があるのに食べてしまっているとなると、家族の健康も心配です。実際のところはどうなのか、参考にしてみてくださいね!

目次

片栗粉は生食しても大丈夫?

片栗粉は、馬鈴薯で作られている片栗粉であれば、生食しても大丈夫です。

ですが、もとものカタクリという植物から作られている片栗粉の場合は、生食してしまうと下痢になってしまうことがあるため注意が必要です。

片栗粉を生食しても大丈夫なら、小麦粉は大丈夫なのかなと思われるかもしれませんが、小麦粉は消化しにくいデンプンで出来ていますので、消化不良で腹痛や下痢を引き起こすことがありますし、食中毒菌が付いていることがあるため、しっかり加熱することが重要です。
加熱することによって、小麦粉に含まれるデンプンは消化が良くなりますので安心して口にすることができますよ。

大福や餅にまぶすなら、生で食べても大丈夫?

よく大福や餅に白い粉がまぶしてありますが、もちとり粉の場合もあれば、片栗粉が使われている場合もあります。
片栗粉の他に、コーンスターチ(トウモロコシのデンプン)や上新粉(米を粉状にしたもの)も使われますが、どれも生で食べても大丈夫です。

私の実家では、餅はいつももちとり粉を使っていましたが、以前働いていた高齢者施設では餅を作った際、片栗粉をもちとり粉の代わりに使っていました。
片栗粉でも問題なく使えていましたよ。

大福や餅をくっつかせたくなくて、結構多めに片栗粉をつけても、そのまま食べると粉っぽいのではたき落として食べることの方が多かったですし、生の片栗粉をまぶしていた大福や餅を食べて体調が悪くなったという人はいませんでした。

ですから、大福や餅にまぶしても、生で食べても大丈夫ですよ。
ただし、馬鈴薯で出来ている片栗粉を使うようにしてくださいね。

片栗粉を生で摂取して食べる場合の注意点は?

大量に摂取するのはNG

馬鈴薯から作られている片栗粉は生食しても大丈夫だからと言って、大量に摂取しすぎると消化できずに腹痛を引き起こしてしまいますので注意が必要です。
何でも食べすぎは良くありません。

ですから大福や餅についている程度であれば、生食しても問題はありませんが、たくさん食べすぎてしまうと体に不調をきたすことがあるため気を付けてくださいね。

基本的には加熱した方が消化に良い

片栗粉は生食をしても問題はないですが、片栗粉にしても、コーンスターチにしても、上新粉にしても穀物のデンプンは加熱することによって消化が良くなります。

ですから、生で食べても大丈夫という知識は持っていてもいいのですが、一方で加熱した方が消化には良いということも覚えておきましょう。

片栗粉だけを生で食べたら美味しくない?

片栗粉だけを生で食べても美味しくないです。
大福やお餅にまぶしてある片栗粉は、くっつくのを防止するためについているだけであって、味が良くなるよう使われているわけではありませんよ。

片栗粉をなめてみると分かりますが、無味無臭の粉です。
ただ、デンプンですので、口の中にしばらくおいてくと、唾液で分解されて糖に変化するため、ちょっとだけ甘みがあるように感じます。
でもやっぱり、片栗粉だけ食べようという気持ちにはなかなかならないです。

赤ちゃんや小さな子供は片栗粉を生で食べても大丈夫?

赤ちゃんや小さな子供は、あまり生の片栗粉は食べない方がいいかもしれません。
特に赤ちゃんの場合は消化器官が未発達ですので、とろみをつける時もしっかり加熱したものを与えた方が良いですよ!

小さな子供に生の片栗粉のついた大福を食べさせたりする場合は、少量なら問題はないですが、しっかり粉をはたいてあげると安心ですし、子供も食べやすいのではないでしょうか。
この際小さくカットするなど、大福が喉に詰まらせないよう気を付けてあげてくださいね!