出雲大社の見所はここ!周辺の観光も楽しもう!

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出雲大社の見所はここ!周辺の観光も楽しもう!

この記事では、出雲大社の見所についてお話します。
平成の大遷宮を経て、パワーアップした出雲大社は、パワースポットとして全国から沢山の人が訪れます。
ただお参りするだけではもったいないので、ぜひ見所をチェックして周りの観光も併せて出雲大社を楽しんでみてくださいね!
それでは1つずつみていきましょう。

目次

出雲大社の見所って何?

①4つの鳥居

出雲大社には大きな4つの鳥居があります。

  • 1つ目が神門通りの入り口にある、「宇迦橋の大鳥居」です。
  • 2つ目が「勢溜の大鳥居」で、正門にあたります。参道入口にそびえたっています。
  • 3つ目が「鉄の鳥居」です。真ん中は神様が通るため、人間は道の左端を歩くようにとされてきました。松の参道は、日本の名松百選にも選ばれたほど、美しいです。
  • 4つ目が「銅の鳥居」です。碧銅の鳥居としては、日本最古のものとされています。

②神楽殿のしめ縄

神楽殿の大しめ縄は、長さが約13mで重さが5.2tもあります。
拝殿に張られている注連縄を、出雲大社の大きなしめ縄と思っておられる方は、注意してくださいね!
確かに拝殿のしめ縄も大きいですが、神楽殿の大しめ縄は、拝殿のしめ縄の2倍以上はありますよ!

神楽殿の大しめ縄を実際に目にすると、圧巻の存在感です。
遠くからでも「大きいな」と分かるのですが、近くまで行くとあまりの大きさに「おー!!」と感動してしまいます。
出雲大社のしめ縄は、他の神社と大きくちがって、左右逆に張ってあるのが大きな特徴です。
出雲大社では神様に対して、左が上位で右が下位という考え方だからです。

③国宝、御本殿

大社造りと呼ばれる日本最古の建築様式を今に伝えている御本殿の高さは24mもあります。
古代は高さ48mの御本殿であったとされていますが、平成12年に境内より古代御本殿の御柱が発掘されました。
出雲大社の宮司家に伝わる、古代御本殿の平面図そのままの、三本の大木を束ねた状態で発掘されたんです。
これは、古代の御神殿が高さ48mあったということを、証明してくれる素晴らしい発見だったと言えます。まさに古代ロマンですね。

④境内のうさぎ

出雲大社の境内には、たくさんのうさぎの彫刻があります。
というのも、出雲大社の主祭神である「大国主大神」は、神話“因幡の白兎”の中で、サメをだまして皮をはぎ取られたうさぎを助けてやったことで有名です。
出雲大社の境内には、たくさんのかわいらしいうさぎたちが隠れているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

⑤神馬神牛像

出雲大社の境内には、神馬神牛像があります。神馬をなでると、子宝・安産の御利益を得られるといわれており、神牛をなでると労力向上の御利益を得られるとされているので、沢山の人がこの神馬神牛像をなでています。
見かけたら、ぜひなでてみてくださいね。

⑥宝物殿(神祜殿)

出雲大社の歴史を知ることができる、数多くの貴重な文化財や美術品が多く展示されています。
特に平成12年に出雲大社境内より、古代の御本殿の柱として使われていた3本の大木をまとめた柱が発掘されましたが、その柱が展示されているのも見どころの一つですよ!
 

おすすめの季節は?

ずばりお勧めの季節は、春と秋です。

①春

毎年5月14日から16日にかけて3日間にわたって、出雲大社の大例祭が執り行われます。
出雲大社の行事の中でも大きく、露店が沢山出るのでとても賑わいますよ!

②秋

旧暦10月を通常「神無月」と言いますが、出雲大社のある島根県では「神在月」と言います。
というのも、旧暦の十月に、日本中の八百万の神々が、島根県の出雲大社に集まるとされているためです。
だから、大きな願い事や目標を立てた場合、この神在月に出雲大社をお参りすると、より強いご利益を得られると言われているんですよ。

また、出雲大社にある十九社は、神在月に出雲大社に集まられた神々の宿となる社なのですが、普段扉はしまっています。
でも神在月になると扉を開けてお迎えするんです。なかなか見られないので、ぜひチェックしてみてくださいね。
この神在月に合わせて、神在祭・神迎祭が行われるので、併せて訪問されるのもおすすめです。

周辺の観光も楽しみたい!

①神門通り

神門通りはお土産や出雲そばのお店、出雲ぜんざいのお店が立ち並んでいるので、環境客でにぎわっています。
出雲は「ぜんざい」発祥の地と言われていますが、神門通りには「日本ぜんざい学会壱号店」があります。甘いものがお好きな方は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
個人的には地元の人に愛されている「ブーランジェリー・ミケ」というパン屋さんをおすすめしたいです。
日本家屋のお店ですが、地元食材を使った美味しいパンがたくさん並んでいますよ!

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②島根ワイナリー

私はワインが大好きなので、出雲に行ったら島根ワイナリーに絶対に立ち寄ります。
ワインのテーマパークですが、色んな種類のワインを試飲することができますし、ぶどうジュースも試飲できるのでお子さんも楽しめますよ。
ワインを使った食材や、県内のお土産がずらっと揃っているので楽しいですし、ワイン製造工場を見学したり、バーベキューを楽しんだりもできます。

③旧大社駅

木造平屋建ての、大正ロマンあふれる和風建築の駅舎です。
国の重要文化財にも指定されており、機関車の展示もあるので楽しめます。

④稲佐の浜

出雲大社と関係の深い浜辺が、「稲佐の浜」です。
旧暦10月は、全国各地の神々が海を渡って出雲にやってくると言われていますが、この稲佐の浜の海岸に上陸されるとされているんです。
だから、稲佐の浜では「神迎えの神事」が執り行われます。観光もできるので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
また、稲佐の浜は非常に美しい景色と名高く、日本のなぎさ100選にも選ばれていますよ。

⑤島根県立古代出雲歴史博物館

古代出雲や出雲大社の歴史、文化を知ることができる博物館です。
ここでしか見ることができないものが沢山あるので、古代出雲や出雲大社の歴史に興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

⑥出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)

世界の灯台100選、日本の灯台50選に選ばれた他、国の登録有形文化財の指定を受けた灯台です。
更には高さが43,65メートルあり、石造りの灯台としては、日本一の灯台なんです。
カップルで訪れる方も多いですが、日本海の濃い海の青さに、日御碕灯台の真っ白な外壁がとても生えて美しいです。とても素敵な景色を眺めることができますよ。

⑦日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)

日御碕神社は、“神の宮”と“日沈宮”の二社からなりますが、神の宮には素戔嗚尊(すさのおのみこと)・日沈宮には天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祭られています。
三重県の伊勢神宮が昼を守る神とされているのに対して、日御碕神社は夜を守る神とされていて、伊勢神宮の対となる神社という位置付けで非常に格式高いんです、
出雲国風土記にも名前が載っているくらい、古くからある神社ということになります。
朱色に彩られた社殿はとても美しく、桃山時代の面影を残す貴重な建築として、国の重要文化財に指定されているんです。
一見の価値がありますよ!

出雲大社に行く前に訪ねたほうが良い神社があるって本当?

①八重垣神社

八重垣神社は、島根県松江市にあります。
出雲大社の主祭神である「大国主大神」のご両親にあたる、「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」と櫛名田比売命(クシナダヒメ)が祭られています。
だから出雲大社をお参りする前に、両親が祭られている八重垣神社を先にお参りすべきと考える地元の方はとても多いんです。

この八重垣神社も、縁結びの神様で有名ですが、私は出雲大社よりも八重垣神社の方が縁結びの神社というイメージが強いですね。
鏡の池占いが有名で、池に占いの紙を浮かべて硬貨を置き、落ちるまでの時間で良縁が未来のどれくらいにあるかといったことを占います。
また、占いの紙は水にぬれると文字が浮かんでくるので、ドキドキしながらお告げを待ちましょう。
女性に人気のスポットですよ。

②スーパーパワースポット「素鵞社(そがのやしろ)」

出雲大社をお参りする前に、先に訪ねた方が良いとされるのが、「素鵞社(そがのやしろ)」です。
出雲大社の境内に祭られていますが、この「素鵞社」は出雲神話でおなじみのヤマタノオロチを退治したスーパースター、「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」を祭る社なんです。
素戔嗚尊は、出雲大社の主祭神である「大国主大神」の父神です。
出雲大社御本殿後方の一段高い所に祭られていて、この場所は強い神気を発する場所なんです。
というのも、「素鵞社」はとりわけ強いパワーをもった霊山である「八雲山」に抱かれる形で祭られているためです。
八雲山は神々が住む神聖なスポットとされています。
お参りの際には蘇我社の正面からだけではなく、裏に回って八雲山から連なっている岩肌を触らせていただきましょう。

一説によると、八重山こそが出雲大社のご神体とも言われているくらいです。それくらい強いパワーを持った八重山に、抱かれるように祭られている「素鵞社」を出雲大社をお参りする前にお参りしておこうという方はとても多いですよ。

この「素鵞社」にお参りするのであれば、ぜひやっておきたいのが、先に「稲佐の浜」で砂を集めてきましょう。
稲佐の浜で集めた砂を、素鵞社の床縁下に置いてお供えしたら、素鵞社にもともとある御砂を頂いて帰ります。
お守りとしたり、家がある土地や田畑にまいて清め、神様のご加護を頂くことができるんですよ。

出雲大社をお参りする時にはここに注意!

①お参りの礼と拍手

通常神社をお参りする時は、「2礼2拍手1礼」が基本ですよね?
でも出雲大社は特別です。
「2礼4拍手1礼」となっているので、注意しましょうね!

出雲大社境内に祭られている他のお社も、みんな「2礼4拍手1礼」なのでぜひお参りされるときは、意識してお参りしてみてください。
ちなみに、出雲大社では5月14日の大例祭では、「2礼8拍手1礼」です。

②間違った噂

私が学生の時、出雲大社にお参りする時には大注連縄の下から、小銭を投げて、落ちてこなかったら縁起がいいという噂がありました。
私も高校生の時・社会人になりたての時にやったことがあります。

でも実はこれ、とっても罰当たりなこととして今ではしないように注意されているんです!!
誰かがやり始めて、間違って縁起がいいと広げられてしまったようですね。

もしも年配の親御さんたちから「出雲大社に行ったら大注連縄に向かって小銭を投げてささったら縁起がいい」といった話を聞いた方は、やってはいけないことなので絶対にやらないでくださいね!