手作りジャムの作り方、日持ち、保存方法が知りたい!

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手作りジャムの作り方、日持ち、保存方法が知りたい!

自分で作ったジャムは、砂糖と果物だけでできていて、安心です。市販品ほど日持ちはしませんが、保存の仕方によっては常温で数ヶ月はもちます。
果物は、旬の時期にもっとも美味しく、栄養価も高く、たくさん採れます。店先にもたくさん並び、値段も普段より安くなります。

時には、親戚や友達、ご近所からいただくことも。産地では、2軒、3軒からいただく、なんてこともしばしば。

そんなときは、熟しすぎる前に、ジャムにしましょう。瓶に詰めておけば、旬を過ぎても、果物の美味しさを楽しむことができます。

ジャムの作り方や、注意点についてお話していきます。

目次

美味しいジャムになる果物

そのまま食べて美味しい果物を、砂糖で煮詰めれば、美味しいジャムができる!というわけでもありません。

ジャムに必要なのは、とろみ、甘み、酸味。これらを絶妙なバランスで合わせ持つジャムを作るには、果物選びが大切。甘い果物より、酸っぱい果物の方がジャム作りには合っていたりするのです。

「とろみ」は、果物に含まれるペクチンの量に左右されます。ペクチンの少ない果物を使う場合、ペクチンをプラスするために市販の粉末を使います。
しかし、初めてのジャム作りは、材料も手間も少ない方が良いでしょう。ペクチンのことを気にせず作ることができるように、もともとペクチンをたくさん含む果物を選びましょう。
以下は、比較的ペクチンが多い果物です。

柑橘類、リンゴ、いちじく、もも、杏、イチゴ、ビワ、ブドウ、梅

また、食べごろの時期が一番ペクチンを多く含みます。熟して、最も美味しい時期の果物を使いましょう。

続いて、「甘み」と「酸味」。甘みはもちろんですが、酸味もあった方が、美味しいジャムに仕上がります。
たとえば、リンゴは、酸っぱいものの方が、美味しいジャムになります。
果物によって、甘みも酸味もまちまちです。使う果物に応じて、砂糖の量を調節し、レモン汁などで酸味をプラスしましょう。

作るのに良い時期

やはり、安く美味しいものがたくさん出回る時期に、作るのが良いでしょう。
春夏秋冬、次々にいろいろな果物の旬がやってきます。
スーパーマーケットで、山積みの果物を見つけたら、早速、ジャム作りに取りかかってみましょう。

用意するもの

  • 保存瓶
  • ジャムにする果物
  • グラニュー糖(果物の半分~同じ重さ)
  • ホウロウやステンレスの鍋、または土鍋
  • レモン汁(酸味が少ない果物の場合)
  • 粉末ペクチン(ペクチンが少ない果物を使う場合)

作り方

  1. 瓶をよく洗います。大きな鍋に水を張り、フタを外した瓶とフタを入れ、火にかけます。沸騰したら、そのまま10分ほど煮沸します。火を止め、やけどに気をつけながら、トングなどを使って取り出します。キッチンペーパーを数枚重ねて敷き、瓶をふせて、完全に乾かします。
  2. 果物をよく洗い、ヘタを取る、カットするなどの下処理をします。
  3. ホウロウ、ステンレス、土鍋など酸に反応しない鍋に、果物を入れ、分量のグラニューを入れて軽く混ぜ合わせ、全体にグラニュー糖を行き渡らせます。そのまま2時間ほど置きます。(粉末ペクチンを加える場合は、あらかじめグラニュー糖に混ぜておきます。)
  4. 果物から水分が染み出してきたら、弱火にかけます。
    焦げ付かないようにときどきまぜ、アクを取りながら、20分ほど煮ます。レモン汁を加える場合はここで。
  5. 少し緩いくらいで火からおろします。冷めると固くなります。
  6. 火からおろしたら、すぐに瓶へ詰めます。フタを軽く閉めます。ぎゅっとしないのが大事です。
  7. あらかじめ別の鍋でお湯を沸かしておき、沸騰した湯の中にジャムを詰めた瓶を入れ、そのまま10分ほど煮沸しつづけます。お湯の高さは瓶の半分くらい。こうすることで、瓶の中の空気を抜きます。
  8. ジャムの瓶を取り出し、今度はフタをしっかりと閉めます。逆さまにして置き(フタが下)、冷まします。フタの内側の消毒になります。
  9. 冷めたらできあがり。

個人的には、ごろごろと果物の形が残った、食べ応えのあるジャムが好きなので、果物はやや粗めに切ります。

初めて作るならこのレシピ

基本的には上記の作り方で。

◆いちごジャム

・材料
いちご、グラニュー糖(いちごの量の半分)、レモン汁大さじ1

1、いちごはヘタ付きのまま洗い、その後ヘタを取ります。
2、カットはせず、そのままグラニュー糖をまぶします。

◆りんごジャム

・材料
りんご、グラニュー糖(りんごの量の半分)

1、りんごは皮ごと、皮なし、どちらでもお好みで。皮を使う場合は、ぬるま湯を流しながらごしごしよく洗いましょう。
2、食べるときのように8等分の櫛形に切り、その後、端から薄切りにします。
3、グラニュー糖をまぶします。

◆青梅ジャム

・材料
青梅、グラニュー糖(種を除いた、青梅の重さの半分)

青梅はそのままでは食べられません。アク抜きが少し手間ですが、ペクチンが豊富で失敗なく作ることができます。

1、青梅をよく洗い、生り口を竹串などで取ります。
2、たっぷりの水で茹で、梅がやわらかくなったら、湯を捨てます。
3、再び水を入れて茹で、今度はそのまま冷まします。
4、粗熱がとれたら、湯を捨て、梅の実をつぶして種を取ります。
5、グラニュー糖を入れて、弱火で煮ます。

青梅の季節になると、スーパーマーケットでは梅酒用、梅干し用の梅が並びます。私は梅酒を漬ける時、傷があって取り除いた梅の実を、ジャムにします。

保存方法と保存期間

瓶の空気を抜く作業(作り方の工程7~8)をすれば、常温で数ヶ月は保存できます。フタを開けたら、冷蔵庫で2週間。

いつも清潔なスプーンを使って掬い、すぐに、しっかりフタをしめましょう。
冷凍保存袋を使用し、冷凍もできます。入れる量を加減して、薄目の平らにすると、使う分だけ割ることができます。
厚く凍らせてしまうと、割るとき力が必要ですし、袋が破れることもあります。

注意すること


弱火でコトコトと、長く煮詰めます。決して、火から目を離してはいけません。焦げたり、ふきこぼれたり、思わぬ事故につながることも。
健康を意識することもあるでしょうが、砂糖を減らし過ぎると、保存期間が短くなります。その場合は、冷蔵庫で保存して、すぐ食べきるか、冷凍保存をしましょう。

パンに塗る以外にも、こんな食べ方

  • ヨーグルトや、アイスクリームにかけて。
  • 牛乳に混ぜて、フルーツ牛乳に。
  • 紅茶に入れて。
  • 料理の砂糖代わりや、ステーキなどのソースにプラス。
  • カマンベールチーズに添えて。

その日食べきりサイズ。レンジで簡単ジャム

果物が少し残った時や、ティータイムのお茶うけ用などで、少しだけジャムを作りたいときは、鍋より電子レンジを使うとお手軽です。

・用意するもの

果物少し(たとえば、キウイ半分など)、グラニュー糖などの糖類(果物の半分の重さ)、耐熱ガラスの容器

果物の量は少な目、耐熱ガラスの容器は大きく深めにしましょう。

・電子レンジでの作り方

  1. 果物を必要に応じてカットします。
  2. カットした果物を耐熱ガラスの容器に入れて、グラニュー糖をまぶし、10分置きます。
  3. 電子レンジを2分に合わせ、加熱。絶対目を離さないこと。果物から水分が出ると、沸騰して一気に容器の口まで果汁がせり上がります。ふきこぼれる前に、電子レンジを止めましょう。
  4. 一度電子レンジから取り出し、アクを取ったあと、混ぜながら少し冷まします。
  5. 再び電子レンジにかけます。ここからは様子を見ながら、ふきこぼれそうになるたび、電子レンジを止めます。取り出して、冷ましながらまぜ、また電子レンジにかけます。
  6. トータルで、7~8分くらいになるまで加熱を繰り返します。
  7. 保存用の容器に移します。煮詰め時間が短いので、冷蔵庫に入れ、1~2日のうちに食べきりましょう。

電子レンジに入れる容器は、できるだけ深い物を選ぶとよいと思います。本当に、一気にぶわっと沸騰するので、浅いと吹きこぼれてしまいます。深めの容器にし、停止ボタンに手を置いた状態で、中の様子を確認しながら加熱します。

私が以前、電子レンジで作ったキウイジャムは糖分を氷砂糖にしました。氷砂糖は、溶けるのに時間がかかりますが、よくかき混ぜて何回かレンジにかけるうちに溶けきります。
キウイの味が生きた、優しい甘さのジャムができました。はちみつや三温糖でもまた違った味わいになります。
 

手作りジャムでティータイム

お手製のスコーンに、手作りジャムを添えて、おもてなしのお茶を入れる、なんてとってもかっこいいけれど、手作りジャムを塗ったトーストをかじる現実。それでも十分幸せです。
 
トーストは、薄切り食パンを小さくカットし、カリッと焼きます。一切れごとに、ジャムの種類を変えて、お皿に並べれば、ちょっとよそゆきな感じに。

今が旬の果物は何でしょう。今日は、スーパーマーケットの果物コーナーを、少しのぞいてみましょうか。