ハロウィン絵本を書店員がおすすめ!幼児や小学生への読み聞かせにピッタリの12冊。

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ハロウィン絵本を書店員がおすすめ!幼児や小学生への読み聞かせにピッタリの12冊。

絵本の読み聞かせには、季節も反映させたいものですよね。

秋には「お芋」、「落ち葉」そして「ハロウィン」。

近年、日本でもハロウィンのイベントが開催されるようになりました。

身近になったハロウィンを、絵本でも楽しみましょう!

読みきかせにおすすめの、ハロウィンにまつわる絵本を、年齢に合わせて紹介していきます。

また、大人も楽しめるハロウィン絵本も、併せてご紹介します。

0~3歳におすすめ

①「ハッピー ハロウィン」

作:新井洋行 講談社 ¥900+税

おおきなオレンジ色のカボチャと、キラキラ効果が施された表紙が目を引きます。

トントンというノック音で、ドアを開ければ、そこにはかわいいおばけたち。

ハロウィンの意味がわからなくても、「ノックの音でドアを開ける」という繰り返しや、リズム感が楽しい絵本です。

最後のページは、本を顔に当てるとおばけに変身できるお面になっています。

小さな子たちは、お面が大好き。顔に当てて見せたあと、みんなにも変身してもらいましょう。

②「ハロウィンのかくれんぼ」

作:いしかわこうじ ポプラ社 ¥880+税

型抜きのしかけ絵本です。

最初に色だけのページがあり、色の名前がひらがなと英語で小さく書かれています。

固くて厚いボードブックで、ページには様々な形をした、型抜きの穴が空いています。

次のページをめくると、前ページの色が穴の部分だけ見え、ハロウィンにまつわる絵があらわれるという仕組み。

絵と一緒に、その物の名前が、ひらがなと英語で書かれています。

ボードブックは、めくることが難しい小さな子が繰り返しめくっても、赤ちゃんがかじっても破れにくく、好きなように遊ぶことができます。

小さなサイズで、カバンに入れて、出先でも楽しめます。

3~6歳におすすめ

③「ヘスターとまじょ」

作・絵:パイロン・バートン 訳:かけがわやすこ 小峰書店 ¥1200+税

ワニのヘスターは、ハロウィンパーティのために変装をして、誰かを怖がらせようと知らない家へ。

ところが、そこでは、本物のおばけたちがパーティをしています。

大変な家に迷い込んでしまったヘスターに、絵本を読みながら、ちょっとドキドキ。

でもヘスターは、ちっとも怖がりません。

魔女と一緒にホウキで飛ぶところは、楽しそうでわくわくします。

④「しゃっくりがいこつ」

作:マージェリー・カイラー 絵:S.D.シンドラー 訳:黒宮純子 らんか社 ¥1500+税

主役は、しゃっくりが止まらないがいこつです。

しゃっくりのせいで、何をやってもうまくいきません。

ハロウィンをメインにした絵本ではありませんが、しゃっくりをしながらカボチャのランタンを作ろうとして、失敗する場面が出てきます。

そんながいこつを見て、友だちのオバケがしゃっくりの止めかたをアドバイス。

ところが、せっかくのアドバイスも、がいこつであるが故に、失敗に終わってしまいます。
そしてオバケが思いついた最高の方法は?

文章は少ないけれど、読みきかせにぴったりの絵本です。

文章が少ない分、絵をじっくり楽しむ間を取ることができると良いと思います。

間が抜けた感じのがいこつが面白く、ハロウィンの季節以外にも季節外れ感なく、楽しめます。

ずっとしゃっくりしているので、ちょっと疲れるかも。

⑤「おおきなかぼちゃ」

作:エリカ・シルバーマン 絵:S.D.シンドラー 訳:おびかゆうこ 主婦の友社 ¥1200+税

怖い顔をした魔女が、大きく成長したカボチャを収穫しようとします。

大きすぎるカボチャに手を焼く魔女。

ゴーストや吸血鬼が、入れ替わり立ち替わり頑張りますがうまくいかず、やがて「おおきなかぶ」を思わせる展開に。

怖い顔で憎まれ口を叩きながらも、カボチャに必死な様子や、最後にみんなでほのぼのとパイを食べる様子は、見た目とギャップがあって愉快です。

「おおきなかぶ」を知らなくてもおもしろい絵本ですが、知っていたら、そのパロディ的要素に大ウケです。 

⑥「ハロウィンのランプ」

作・絵:小林ゆき子 岩崎書店 ¥1300+税

学校で、カボチャのランプを作ることになったジーナ。

自分のランプが一番怖いはずだと思っていたのに、先生がほめたのは、友だちのサリーのランプ。

ちょっとムキになってしまったジーナが、迷い込んでしまったのは、本物のオバケのパーティ。

絵はかわいらしく、飾り付けやお菓子などのハロウィンの要素がたっぷり詰まっています。

友だちがほめられて、おもしろくない気持ちにも共感できます。また、本物のオバケのパーティはちょっぴり怖い。

最後はサリーとも仲直りでき、あたたかい気持ちで終わることができます。

お話は少し長めですが、ジーナの気持ちの変化や、オバケのパーティのおもしろさ、ハラハラドキドキの展開に、飽きることなく楽しめます。

⑦「きょうはハロウィン」

作:平山暉彦 福音館書店 ¥900+税

引っ越してきたばかりのケンちゃん。

隣の家のビートに誘われ、気が進まないまま、ハロウィンのお祭りへ参加することになってしまいます。

知らない土地、知らない行事に入っていくのはとても大変。

子どもだけでなく大人だって、とても勇気がいるものです。

ケンちゃんも、最初は、ただついて行くのに必死でしたが、だんだん勇気が沸いてきます。

ハロウィンのお祭りを通して、ケンちゃんが初めての町や行事、友だちに馴染んでいく様子が、手に取るようにわかります。

小学生におすすめ

⑧「ハロウィーンってなあに」

作:クリステル・デモワノー 訳:中島さおり 主婦の友社 ¥1300+税

ハロウィーンを知らない、魔女の女の子ビビに、おばあちゃんが、ハロウィーンをわかりやすく説明するという形式で、ハロウィーンについて解説する絵本です。

カボチャのランタンやかざり、変身の衣装の作り方、そしてカボチャタルトのレシピなどが載っていて、実際に作って楽しむこともできます。

お話というより、解説やレシピが多く、大勢の読みきかせには向きません。

家族で、ハロウィンについて知るには、分かりやすくて楽しい絵本です。

⑨「ハロウィン ドキドキ おばけの日!」

作:ますだゆうこ 絵:たちもとみちこ 文溪堂 ¥1400+税

こわがりのレイと、こわがりおばけのシェイク。それにジャック・オー・ランタンが加わって、いじわるドラキュラをやっつけます。

ハロウィンにまつわる豆知識とともに、ランタンの作り方や、ハロウィンにちなんだ料理のレシピが載っていて、家族で楽しめる絵本です。

解説だけでなく、ストーリーに沿っているので、ハロウィンを知りたい子どもたちへの読み聞かせに最適です。

「⑩パンプキン」

写真・文:ケン・ロビンズ 訳:千葉茂樹 BL出版 ¥1400+税

表紙から最後のページまで、ひたすらカボチャが楽しめる絵本です。オール写真で、科学絵本のようでもあり、ストーリー絵本のようでもあります。

種から始まって、どんどん成長し、カボチャができます。

様々な形や大きさのカボチャに魅せられ、最後は、カボチャのランタンがたくさん並ぶ、圧巻の写真。

臨場感あふれる、みずみずしい写真からなる絵本は一見の価値あり。

⑪「アンジェリーナのハロウィーン」

作:キャサリン・ホラバード 絵:ヘレン・クレイグ 訳:おかだよしえ 講談社 ¥1600+税

アンジェリーナの絵本シリーズの一冊です。

アンジェリーナが、ホタルの衣装でハロウィーンの行列に参加します。

妹のボリーも、まねをしたがります。

小さなボリーにホタルの衣装は無理だけれど、アンジェリーナは、シーツをかぶせてオバケの仮装をさせ、ボリーを連れて行きます。

ところが、途中でボリーがいなくなってしまいます。

必死で探し回るアンジェリーナ。

「姉妹あるある」が端々に感じられ、あたたかい気持ちになります。

また、楽しくて美味しそうなパーティの様子に、わくわくします。

美しくかわいらしい絵が魅力ですが、細かく描き込まれた絵は、大勢での読みきかせには向かないかもしれません。

かわいくておしゃまなアンジェリーナの絵本。

ご家族で楽しめますし、年長さんくらいからなら、一人でもじっくり楽しめそうです。

子どもから大人まで楽しめる絵本

⑫「魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン」

作・絵:マルカム・バード 訳:岡部 史 金の星社 ¥2260+税

魔女について、図解で面白おかしく、かつ詳しく解説されています。

魔女にまつわる道具や小物の作り方・使い方、お祭り、ハロウィンの飾りや料理、遊びなどが事細かに載っていて、読みごたえがあります。

本当にできることや、実際に言い伝えられていることもあれば、実現できなさそうなこともあり、驚いたり笑ったり。

いつまで見ていても、飽きることがありません。

眺めているだけでも楽しく、小学生から大人まで、幅広く楽しめます。

贈り物にもよろこばれそうです。

最後に:ハロウィンを知る絵本、ハロウィンを楽しむ絵本

秋の読み聞かせに、ハロウィンの絵本が取り上げられるようになりました。

赤ちゃん絵本にも、ハロウィンのものがあります。

赤ちゃんの場合、季節感は、読み手の気持ちに反映されると思います。

気持ちが盛り上がって、楽しい気持ちで読めば、赤ちゃんにも伝わります。

また、3~6歳でおすすめした絵本は、小学生も楽しめます。
「しゃっくりがいこつ」「おおきなかぼちゃ」は、特におすすめ。

日本でも、10月31日には、仮装をしたり、「トリック オア トリート」と言って子どもたちがお菓子をもらったりするなど、ハロウィンのイベントが開催されるようになりました。

日本では、イベント要素のみが一人歩きし、その意味や由来を知らない人は少なくないでしょう。

イベントとして楽しめばよいのかもしれませんが、参加するなら、子どもたちにはその意味を知っておいて欲しいと思います。

ハロウィンが何かを知っていると、ハロウィンの絵本がより楽しめると思います。

海外の絵本などでは、ハロウィンが浸透している前提で描かれていることがあるからです。

仮装や、ランタン作りなどへの感じ方も違ってくるのではないでしょうか。

私たちがハロウィンについて知っていれば、読み聞かせの合間で軽く説明したり、質問に答えたりすることができ、読み聞かせの会にもメリハリが出ると思います。

ハロウィンについて解説された絵本も、各社から出版されています。

大人にも役立つ絵本だと思います。

イベントと併せて、絵本でも、ハロウィンの雰囲気を存分に味わってくださいね。