グループホームの夜勤は楽?つらい?仕事内容が知りたい!

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グループホームの夜勤は楽?つらい?仕事内容が知りたい!





グループホームで働くことを検討している場合、夜勤ってどんな状態なんだろう、特別養護老人ホームと変わらないのかなと疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

一言で高齢者施設と言っても、グループホームは食事を入居者様と一緒に作ったり活動したり、生活をサポートするということに重きを置いています。

だから特別養護老人ホームの仕事と一緒かなと思っていると、いざ働いてみるとちょっと違ったなと戸惑ったりすることもありますよ。
なので、グループホームの夜勤はどんな仕事をするのか理解した上で、働くかどうかを検討してみてくださいね。
入居者様との関わりがとても多い仕事なので、とってもやりがいがありますよ。

それでは1つずつみていきましょう!

夜勤の仕事内容は?

グループホームの夜勤の仕事は、職場によって違いがありますが、私が働いていたグループホームでは次のような仕事内容でした。

(1)入浴介助

ホームによっては違いがありますが、以前私が勤めていたグループホームでは可能な限り自宅で生活していた時の時間帯に入浴していただくスタイルでした。
だから夜勤で17時に入ると、入浴されている方が多く、介助が必要な方は洗体や洗髪の介助をしたり、介助が必要でない場合でも定期的に声をかけて安全かどうか確認を確認していましたよ。

(2)食事介助

夕食を一緒に摂りますが、認知症の進行具合によっては食事を摂るのが難しく、サポートが必要な場合があるので、そのお手伝いをしながら食事を摂ります。

(3)服薬介助

投薬ミスのないよう必ず本人の確認をしながら投薬後、書類に投薬の印鑑をおします。

(4)夕食後の片付け

夕食後の後片付けを入居様と一緒に行います。
食器を拭いていただいたり、台を拭いていただいたり、出来るだけ家でされていたように一緒に出来ることをしていただきます。

(5)就寝準備

寝る前の歯ブラシや入れ歯のケア、必要であればトイレ誘導、眠前薬の服用をしていただきます。

(6)夜間の見回り

夜間の安否確認のため、3時間に1度部屋を回って安否確認をします。
夜間帯に何があるか分かりません。
安否の確認の他にも、トイレが分からずお部屋で排泄されている方のためのトイレ誘導や、幻覚や幻聴のため眠れず過ごされている方のお話を聞いて、寝るように促したりということもよくありましたよ。

(7)服薬準備

夜勤の間に翌日の服薬準備も行います。
誤訳投与がないよう、何度も確認しながら準備をしてセッティングします。

(8)記録

夜勤帯の記録を赤字でそれぞれの個人ケアノートに記録します。
記録は後々何かあった時の証拠として残るわけなので、丁寧に書かなければなりません。

(9)雑用

夜勤帯に会議の議事録をまとめたり、会議の資料を作ったり、個人のケア記録やプランを記入することがとても多かったです。
だから、夜勤が暇だと感じたことは一度もなくあっという間に朝が来るイメージでしたね。

(10)朝食作り

夜勤は朝食を作ります。
塩分に気をつけながら、パンかご飯、これまでの生活スタイルに合ったものを摂っていただいていましたよ。

(11)モーニングケア

入居者様が起床されたら、着替える服で迷っておられる方がいたら洋服を一緒に選んだり、整容・整髪を一緒に行います。

(12)洗濯干し

入居者様と一緒に洗濯を干します。
あくまでも生活の主体者は入居されている方なので、生活をサポートする立ち位置で一緒に洗濯を干していましたよ。

勤務時間は何時から何時まで?

グループホームの夜勤の勤務時間も、職場によって違いがあります。
私が勤めていたグループホームでは、夜勤の勤務時間は夕方5時から翌朝の10時まででした。

夕方5時前に入って申し送りを受けた後から働きますが、夜8時に遅出の職員が退勤した後から翌朝7時に早出の職員が出勤してくるまでは、9人のフロアにつき一人の職員が配置されていましたよ。

準夜勤ってなに?

夜勤は知っているけれど、準夜勤は何?と疑問を抱かれる方も多いのではないでしょうか。
私が勤めていたグループホームでは、夜勤だけだったので準夜勤はありませんでした。
準夜勤は夕方16時から出勤して夜中の1時まで働きます。

そのあと、深夜勤とバトンタッチをして帰宅するわけですが、短い時間の勤務で済む分体が楽に感じるという方もいれば、中途半端な時間だし翌日もまた仕事に出なければならな
いのでしんどいという現場の声があることも確かですね。

勤務時間は施設によって違いはあるので、事前に問い合わせてみてくださいね。

楽?つらい?

(1)楽

グループホームの開設当初は身体がお元気な方が多かったので、排泄介助や移動介助といった身体に負担のかかる介助が必要ありませんでした。
その点は楽に感じられましたよ。

ただ、少しずつ入居されている方も認知症が進行したり身体の衰えが顕著になってくると、介助が必要となってくる方も多くなってきました。

(2)つらい

グループホームは認知症を患っておられる方が入居されます。
認知症を患っていても、要介護度自体は低く自立して行動されるので、お身体は元気な場合が多いです。
認知症の進行具合も人それぞれですが、入居されたばかりの方はパニックになって一時的にグンと認知力が低下してしまい、夜になると徘徊される方もいます。

また、昼夜逆転でお昼に寝て夜中に何度も起きてこられる方、夜中お子さんを探して色んなお部屋をノックして回られる方、夜になると「帰る」と一晩かけて部屋中の荷物を荷造りされる方など、色んな症状が表れる場合がいます。

寄り添って時間をかけて話を聞くことで落ち着かれる場合が多いですが、なかなか落ち着かれず被害妄想から介護者に対して「あの人が私の財布を盗んだ」など敵意をむき出しにされることもあります。

だからその時のその方の世界観に合った対応が必要となる上に、夜は不安な気持ちが募ること、夜勤者が一人しかいないので十分な時間がとれなかったり、他の人間に代わって落ち着いてもらえないという点が大変でした。

もちろん、ホームでの生活に慣れて落ち着いている方もたくさんいらっしゃます。夜勤もあだから皆さんが夜になると必ず不安定になるというわけではないので、安心してくださいね。

夜勤の注意点とは?

(1)仮眠時間の取り方

夜勤では会社や勤務時間にもよりますが、仮眠時間(休憩時間)が1時間~2時間くらいで確保されています。

夜勤がフロアに二人いれば、交代で取ることが出来ますが、一人の場合はなかなか十分に仮眠は取ることが出来ません。

と言うのも、寝ている間にもしかすると事故が起こってしまうことがあるかもしれないからです。

仮眠時間をどのタイミングで取るかは人それぞれですが、出来るだけ落ち着いた時間帯に、注意が必要な方の居室の近くで休むなど気を付けて仮眠を取るようにしてくださいね。

(2)夜食の食べ過ぎに注意

夜勤はとにかくお腹が空きます。
私もついつい色々持参して食べていましたが、いくら起きているとは言え、夜中は身体が脂質や糖分を吸収しやすいので、出来るだけ食べ過ぎないように注意することをおすすめ
します。

ちなみに私は夜勤を初めて1年で5キロ太りましたよ。
食べ癖もついて痩せにくくなるので、ローカロリーなものを持参するといいですね。

夜勤専任スタッフになった方が楽?

夜勤だけのアルバイトを募集している施設も多いですが、確かに夜勤手当がつく分、夜勤だけに絞ってアルバイトをするとお金も多く稼ぐこともできます。でも一見楽なように見えてそうではありません。

と言うのも、グループホームを利用される方は認知症を患っておられるため、細かく寄り添うケアが必要となります。
日中と夜間の様子もちがいますし、申し送りの文字だけでその方を理解するのは難しいです。

また日中の関わりの中でどんな対応が有効か、本当はどんなケアが必要なのかを直に感じることで、夜の関わり方もスムーズに出来ます。
だから、夜勤だけのアルバイトをする前に一度日中も何度か入って関わりを持つことをおすすめします。
入居者様も「日中もいる人だわ」という安心感にもつながりますよ。