ジンジャーシロップの日持ちはどれくらい? 冷蔵・冷凍保存はできる?長期保存できるの?

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ジンジャーシロップの日持ちはどれくらい? 冷蔵・冷凍保存はできる?長期保存できるの?

ジンジャーシロップは、基本的にショウガと砂糖を煮詰めて作る、そのままではとても甘い原液です。長持ちしそうなイメージがありますが、実際のところどうなのでしょう。

ジンジャーシロップがどのくらい日持ちするのか、長く保存できるのか、そして、冷蔵庫や冷凍庫での保存についても解説していきます。




常温での保存期間・賞味期限は?保存方法は?

常温での保存は、未開封でなければなりません。
市販のものであれば、1年ほどは保存できます。しかし、原材料や調理方法によって保存期間は変わるので、必ず表記されている賞味期限を確認しましょう。

また、環境にも左右されるため、保存するときは、高温多湿を避け、直射日光のあたらない冷暗所に置くことが大切です。

一方、手作りのジンジャーシロップについてですが、こちらは常温保存に向きません。冷蔵庫で保存するようにしてください。

冷蔵庫での保存期間・賞味期限は?保存方法は?

常温で保存していたジンジャーシロップも、開封したら冷蔵庫保存に切り替えましょう。

密閉されていたものも、開封された瞬間から空気に触れ、劣化が速まります。冷蔵庫に入れたからと放置せず、1ヶ月ほどを目安に使いきるようにしてください。

常温の時と同様、原材料や調理方法によって保存期間は変わってきます。表記されている賞味期限は、未開封の状態のものですので、もう基準にはなりません。開封してからは自分の目や鼻、舌で品質の変化を確認するようにし、1ヶ月経っていなくても、おかしいと感じたら思い切って処分しましょう。

また、開封後も良い保存状態を保つためには、ジンジャーシロップの扱い方に気をつける必要があります。

最も大切なのは、シロップに異物や雑菌、水分が混ざらないようすることです。そのために、シロップに触れるスプーンなどの道具は、必ず清潔なものを使ってください。
そして、フタはしっかりと閉めること。空気に触れると劣化が速まります。
手作りのシロップは、未開封でもあまり日持ちしませんので、最初から冷蔵庫で保存し、2週間ほどで使いきるようにしてください。
手作りの場合、作り方によって保存期間は大きく変わります。加熱せず、ハチミツなどにスライスショウガをつけ込むだけで作った場合は、2~3日ほどで使いきったほうがよいでしょう。
砂糖とショウガに水を加えて煮詰めたものはもう少し長く、1週間程度。
ショウガに砂糖をまぶして30分ほど置き、ショウガから出た水分を煮詰めたものはさらに長く保存できます。
また、糖分濃度も重要なポイント。糖分濃度が高ければ、保存期間は長くなります。
ここに記載した日数はあくまでも目安です。こまめに品質を確認して、できるだけ早めに使いきるようにしてください。

冷凍保存は可能?

開封後、早く使いきらなければいけないとはいえ、なかなか減らないこともあります。そんなときは、冷凍保存することができます。

開封したら、使いきることができなさそうな分だけ取り分けて、冷凍保存してしまいましょう。

製氷皿や製氷用のモールドなどに流して凍らせます。凍ったら器から取り出してバラバラにし、冷凍用の密閉式保存袋に入れて再び冷凍庫へ。使うときに器からはずす手間が省けますし、はずしている間に使わない分まで溶けてしまう心配もありません。何より使う分だけ取り出すことができて便利。

解凍方法

使う分を器に入れてラップをし、冷蔵庫で解凍する方法がおすすめ。
料理に使う場合は、凍ったままポンと入れることができます。
常温で解凍するなら、アルミ製のバット、トレー、鍋などにのせておくと、アルミの熱伝導で解凍が早くなります。

長期保存するなら

長期保存したい場合、市販品は開封しないことです。開封しなければ、1年ほどはもちます。
開封したもの、もしくは手作りのものの場合は、冷凍保存することで長期保存が可能に。半年ほどは持ちますが、風味は確実に落ちていきます。美味しくいただけるのは、やはり1ヶ月くらいでしょう。
長期とまではいきませんが、手作りのシロップを少しでも長くもたせたければ、作り方やレシピを工夫しましょう。

  1. 保存瓶はフタもすべて煮沸消毒し、完全に乾かす。
  2. 砂糖とショウガは同量。
  3. スライスしたショウガに砂糖をまぶし、30分おく。
  4. 浸透圧で水分が染み出してきたら、火にかける。
  5. コトコト煮詰める。
  6. 火から下ろしたら、レモン汁を少々。レモン汁で保存性が高まる。
  7. あら熱が取れたらザルでこす。
  8. 保存瓶に入れたら、軽くフタを閉める。「軽く」がポイント。
  9. 続いて、脱気します。

  10. 鍋に湯を沸かす。保存瓶の高さの半分くらいの量。
  11. 鍋の湯がまだぬるい段階で、軽くフタをした保存瓶を湯の中に入れる。
  12. そのまま10分沸騰させ、ゴム手袋で取り出してフタを完全に閉める。
  13. これで脱気完了。

手作りでも中の空気を抜くと、未開封なら冷蔵庫で1ヶ月ほど持ちます。

上手に保存して、いろいろ活用しましょう

常備菜や保存食品といえば、雑菌と水分が大敵。これらの混入を防ぎましょう
ジンジャーシロップを作る場合、保存瓶は必ず前日の夜に洗い、煮沸消毒し、翌日までかけて完全に乾かします。
乾いた瓶は、中を手で触らないようにしつつ、度数の高い焼酎などのアルコールで拭きます。
フタやそのほかのパーツ、道具も同じようにします。煮沸できなければ、アルコール消毒だけでも。
以上は準備の段階。
できあがったジンジャーシロップを使う際にも、細心の注意をはらいます。
たとえば、ソーダ割りにする場合。
シロップをすくうスプーン、ソーダ水とシロップをまぜるスプーンは別にします。もちろんスプーンはきれいに洗って完全に乾いたものでなければいけません。
何杯もおかわりを作る場合でも、シロップは出しっ放しにせず、こまめに冷蔵庫へ。室内に長く置くと、温度差で水滴がつき、シロップに水分が混ざってしまうかもしれません。
フタも使うたびに閉めましょう。開けっ放しにしていると、異物や雑菌が入る可能性があります。
とまあ、これは神経質過ぎるかもしれませんが、保存食品を長く持たせようと思ったら、それくらい気を遣う必要があるということです。
また、一般的に「ものすごく甘いもの」や、「ものすごくしょっぱいもの」は比較的長持ちしやすい傾向があります。たとえば梅干しや味噌、ジャムや砂糖漬け、塩漬けなど。
健康に気を遣っているからといって、むやみに塩分や糖分を少なくすると、長期保存には向かない、保存食とは呼べないものになってしまいます。塩分・糖分に気をつける場合、レシピ通りに作って、使う時に薄めるようにしましょう。
その点、冷凍保存では、それほど気を遣わずに長く保存できて便利。でも、油断して何週間も保存していると、冷凍庫の中でどんどん奥の方へ追いやられ、記憶の中でも奥の方へ追いやられ、気づいた時には何ヶ月もたっている、なんてことも起こりがち。冷凍していても、品質は落ちていきます。せっかく作ったジンジャーシロップは、美味しくいただける間に使いきるようにしましょう。

ジンジャーシロップの活用法

最後に、ジンジャーシロップの活用法をいくつか紹介します。
夏は、氷とソーダ水でジンジャーエールに。ミントを添えるとおしゃれ。冬は、お湯で割って、しょうが湯に。
アイスクリームやヨーグルトにも合いますし、酢やオリーブ油に合わせればドレッシングになります。
シロップを漉した時に残ったショウガは、刻んで使いましょう。ショウガも冷凍保存できますので、少しずつ料理などに入れてください。酢飯や、和え物、お菓子にも使えます。
また、シロップを煮詰める段階でスパイスを加えると、また違った味わいになります。シナモンや、クローブ、ブラックペッパー、カルダモンなどがおすすめです。
工夫次第でまだまだ楽しむことができるジンジャーシロップ。上手に保存して、長く美味しくいただきましょう。