梅干しって冷凍できるの?賞味期限や解凍方法を知りたい

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梅干しって冷凍できるの?賞味期限や解凍方法を知りたい

食べ物の保存方法の一つ、冷凍保存。
冷凍すれば、長く保存できる食品が多くあります。

では、梅干しはどうでしょう。
買ってきた梅干しの容器には、賞味期限のシールが貼ってありますよね。

そんなにパクパク食べるものでもないだけに、開封してからの品質が気になるところ。
できるならば、冷凍して、長く味わいたいものです。

梅干しの冷凍保存についてや、賞味期限、冷凍した場合の解凍方法について解説していきます。

目次

冷凍保存できるの?

結論から言えば、梅干しは、冷凍することができます。

そもそも、梅干しは保存食。冷凍どころか、常温でいつまででも保存できるものです。…とこれは、昔ながらのしょっぱい梅干しのお話。自家製で、塩分濃度が18%以上のものの場合です。

健康志向の現代、減塩の梅干しや、カツオ節、ハチミツなどで調味された梅干しが販売されています。
そのような梅干しは塩分濃度が低く、長期保存に向きません。

長く楽しみたいのであれば、冷凍するのも一つの方法です。

冷凍保存のしかたは?

では、どのように冷凍するのが適切なのでしょうか。
梅干しは、梅酢や調味料などでしっとりしている場合が多く、ひとまとめにして冷凍すると、梅干しの粒同士がくっついてしまいます。
そうすると、一粒ずつ取り出すのが難しく、梅干しが崩れてしまう場合も。時間をかけて取り出している間に、他の梅干しも溶けて、それらをまた冷凍、という繰り返しをすることにもなります。味や質の劣化が進む原因にもなりかねません。

大きめの梅干しなら一粒ずつ、小粒なら食べる分だけ。手間ですが、小分けにしてラップに包み、それらを密閉式保存袋に入れて冷凍庫へ入れましょう。

そのまま口に入れることも考えて、冷凍前に種を取っておくのもおすすめです。うっかり種を噛んだり、飲み込んだりするのを防ぐことができます。

賞味期限はどのくらい?

まずは、冷凍していない梅干しの場合。
自家製の、塩分濃度が18%以上あるしょっぱい梅干しは、昔から保存食とされてきたように、常温で保存でき、賞味期限も必要ありません。

一方、減塩や調味された梅干しなど塩分濃度の低いものは、未開封で3ヶ月~6ヶ月と表記されていることが多いようです。
中には2週間というものもありますので、容器に記されている賞味期限をよく確認しましょう。また、そのような梅干しは、冷蔵庫で保存することも大切です。

開封後は2週間ほどで食べきってほしいところですが、食べきることができなさそうな時は、あらかじめ冷凍しておくと良いでしょう。

冷凍した梅干しも、時間の経過とともに品質は低下していきますので、1ヶ月程度を目安にしてください。

どんな場合でも、保存状態や環境、作り方などによって、賞味期限は変わります。
最後は自分の目と鼻でよく確認し、心配な時は食べない方が賢明です。

解凍方法は?

梅干しは塩分が強いため、カチカチに凍ることはありません。
冷凍したものをそのまま食べても、新しい食感を楽しむことができるので、是非試してみてください。また、冷凍するとすっぱさがやや軽減されるので、すっぱいのが苦手な方も食べやすくなるかもしれません。

そのままでは冷たすぎるという場合は、常温にしばらく置いて自然解凍しましょう。お弁当なら、解凍せずに入れることもできます。

固く凍らないので、解凍せずに食べるか、少し常温に置いておく程度で十分です。

ひんやりさっぱり、夏のおやつに!

梅干しを冷凍する目的は、塩分濃度の低い梅干しの保存をするためですが、単純に、凍らせて食べたいという場合もあります。
とくにおすすめなのが、ハチミツ漬けなどの甘い梅干し。

凍らせれば、冷たく甘酸っぱく、ややシャリッとした食感を楽しむことができ、夏のおやつにぴったりです。
汗をかいた後の塩分補給にもなりますし、酸っぱい成分のクエン酸は、疲労回復に役立ちます。夏バテで食欲がなくても、これなら食べられるかもしれません。

ただし、食べ過ぎには注意してください。塩分濃度が低いと言っても、梅干しは塩漬けにして作ります。塩分の摂りすぎにならないようにしましょう。

冷凍梅干し、是非お試しあれ!