卵の保存は上下の向きに注意!冷蔵庫での保存のコツ

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卵の保存は上下の向きに注意!冷蔵庫での保存のコツ





卵を保存する時、これって上とか下とか関係あるのかな?と疑問に思われたことがありませんか?

とりあえず冷蔵庫に入れておけば、全然気にする必要はないんじゃないかなと思っている方、多いのではないでしょうか。

でも実は卵を保存するコツってあるんです。
そのポイントを押さえておくと、卵の鮮度を長く保ちながら美味しく食べきることが出来ますよ。

家族みんなが美味しく新鮮な卵を食べられるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね!

目次

卵の向きは保存に関係あるの?

ズバリ、卵の向きは保存に関係あります。

これは卵の中の構造が関係しているんです。
保存する向きによっては、卵が劣化するスピードが速くなってしまうので注意が必要なんです。

せっかくの美味しい卵が劣化しにくく長持ちするよう、どちらが上かどちらが下かを把握しておくことをおすすめしますよ!

卵はどちらが上でどちらが下?


卵の形は楕円形なので、安定感のある丸みのある方を下にして保存した方が良さそうに思われる方が多いのではないでしょうか。

でも実際は違うんです。

卵の丸みがある方を上にして、尖っている方を下にするというのが正しい保存向きです。

卵の丸みがある方には「気室」と呼ばれる空気のお部屋があります。
卵の黄身は古くなると浮かんでいくのですが、丸みのある方が上にあると、気室があることで卵の殻に直接黄身が触れることがないので、劣化しにくく長持ちするというわけです。

実際プラスチックの卵パックに入って売られている卵は、尖った方が下を向いています。
卵の尖った方が下、丸みがある方が上というのが保存の正しい向きと覚えておきましょうね。

冷蔵庫のどこに保存するのがベスト?

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冷蔵庫の中にはドアポケットに卵を置くスペースが確保されているタイプがとても多いです。

でも実はドアの開閉頻度が高いドアポケットに設置されている卵スペースは、温度の変化を受けやすいので劣化しやすいんです。

私もドアポケットに卵を収納していた時は、時々卵の表面に温度の差から結露がついていることがありました。
この結露は卵にとって菌を繁殖させてしまうもとになるので良くありません。
結露してしまった場合には、しっかりふき取って保管するようにしましょうね。

また、ちょっと勢いよく冷蔵庫の扉をバンと締めると、卵がその振動でヒビがはいっちゃうことがあります。
私は2回ほど、やってしまいました。

私の力が強すぎるのが良くないのかもしれませんが、ドア側のポケットに卵を保存するとどうしても割れやすくなってしまうんです。
卵にヒビが入ってしまうと、そこから雑菌が入ってしまったり腐りやすくなってしまうので卵にとっては致命的ですね。

だから出来るだけ冷蔵庫のドアポケットではなく、冷蔵庫内に保存した方が良いですよ。
実家の最新の冷蔵庫は、卵を保存する場所が冷蔵庫内一番下の段に作られています。

我が家も冷蔵庫のドアポケットではなく、冷蔵庫内の下の段の奥に保存するようにしています。

もともと卵を置くスペースが確保され、卵を置く専用のケースも置かれていました。
私も全くなんの疑問も持たずにドアポケットに卵を収納していたのですが、たまたまテレビの情報番組で、卵の保存方法についての特集をしていて、ドアポケットは危険と分かりました。

速攻、卵の保存場所を下の段に変更しましたよ。
ドアポケットに卵を保管している方は、ぜひ移動してみてくださいね。

パックから出す、出さない、どちらが良いの?

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もともと私は卵のプラパックから卵を出して、卵を保存するケースに入れていましたが、これって駄目なんだそうです。

というのも、卵の表面にはサルモネラ菌が付着している場合があるので、パックから出してしまうと他の食品にサルモネラ菌が付着してしまう危険があるためです。
私もこの事実を知ってから、卵は卵のプラパックに入れたまま保存していますよ。

その他にもプラパックに入っていることで、卵が冷蔵庫内の臭いの吸着を防ぐことが出来ます。                                                              
卵の殻の表面には無数の「気孔」と呼ばれる穴が開いていて、ガス交換をしているんです。
この際卵の近くに臭いの強いものがあれば、臭いも一緒に卵が取り込んでしまうのでせっかくの新鮮で美味しい卵に臭いが移ってしまいます。

そういった視点からも、卵はプラパックの中から出さない方がお勧めです。

養鶏所から直に買った卵の保存はどうしたらいいの?

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養鶏所から直に買った卵は、産みたてでとても美味しいですよね。
ただ、プラパックには入っていないので冷蔵庫にどう保存したらいいか迷ってしまいませんか?

実はプラパックに入っている卵は、事前にサルモネラ菌を殺菌する処置が施されています。
でも養鶏所の卵はそういった処置はされていないので、プラパックに入っている卵に比べると、サルモネラ菌が付着している可能性が少し高めということになります。

そこに加えて、鳥の糞や羽根がついていたりするとちょっと心配になるという方も少なくないのではないでしょうか。

卵自体は冬場や春は涼しいので、常温でも保存は可能です。
でも生で食べることや夏場の暑さを考えると、やっぱり冷蔵庫に入れておいた方が安心ですよ。

洗って冷蔵庫に入れたらいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、洗うことで卵の殻の表面の薄い膜が剥がれてしまい、気孔から水・雑菌が入ってしまいますし傷みやすくなります。

なので、私はサッと表面の汚れを拭き取る程度にしてタッパに入れて保存していますよ。
生で食べたい時には、食べる直前に冷蔵庫から出して卵をサッと洗ってから食べるようにしています。

ちなみに幼少期、実家で鶏を飼っていて、毎日産みたての卵をご飯に割り入れて卵かけご飯にしていましたが、一度もお腹を壊したことはありません。
だから一概にサルモネラ菌除去の処置を受けていないから、菌にかかるとは言えません。

でも絶対に大丈夫なんてことも言えないので、冷蔵庫で上手に保存して美味しく卵を食べてくださいね!