2歳の子が親や友達を叩くのをやめさせたい 正しい叱り方、しつけを教えて!

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2歳の子が親や友達を叩くのをやめさせたい 正しい叱り方、しつけを教えて!

子どもを育てていくうえで大変だと思うことはたくさんありますが、人を叩くという行為には本当に困っているママも多いのでは。

いくらダメと言っても聞かなかったり、なぜ叩くのかわからなかったりします。

親や友達を平気で叩くのをやめさせるにはどうすればいいのでしょうか。

目次

親を叩くのはなぜ?

2歳頃になると、おしゃべりも上手になり意志の疎通ができるようになってきます。

毎日新しいことを覚えていく姿に、成長ってすごいなと思いますよね。そんな姿を見ていると子どもをすっかり対等に思ってしまうこともありますが、中身はまだまだ、産まれてたったの2年なんです。

親を叩くのは、自分の思いを言葉でうまく伝えられないから。

伝えたいことがあるけれど、言葉を選べない、何と言えばいいのかわからない。
そんなもどかしさから手が出てしまうということなんです。

友達を叩くのはなぜ?


親を叩くのも困りますが、友達を叩くのはもっと困りますよね。
子どもが集まる場所に行って、我が子が友達を叩いてしまう、それが毎回だったりいくら言ってもダメだと、もうそういう場に顔を出すことに疲れてしまうことも。

子どもが友達を叩くのは、人に興味を持つようになりもっと関わりたいという気持ちのあらわれだったり、親を叩くのと同じく思いをうまく伝えられないからだったりします。

慣れない場所でどうしたらいいか分からず、友達を叩いてしまうという場合もありますし、遊んでいる時にいつも親が先回りして「○○しちゃダメよ」「そっちは行っちゃダメよ」といった干渉が多いのが原因となるときもあるのです。

笑いながら叩くのは面白がっているの?

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子どもはいけないことと分かっていても、楽しくなってしまうと止められないことが多くありますよね。
叩くのもいけないこととわかりながら、すでにテンションが上がりすぎて自分でコントロールできない状態になっているのかもしれません。

また、親が叩かれるのを叱らずに「かわいいなあ」なんてニコニコしていると、叩くことが悪いことだという認識もなくなってしまいます。叩くことは楽しいことと思われたら困りますよね。たとえ痛くなくても痛いふりをして、叩いてはいけないということを教えたほうが後のためだと思います。

叱り方、やめさせ方

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これについては何度も粘り強く「叩くことはいけない、叩かれると痛い」ということを教えていくしかありません。
子どもは、まして2歳はまだまだ1度言ったからといって理解できませんから、しつこくしつこく同じことを繰り返すしかないのです。

しかし、子どもの様子を見ることも大切。ただ面白くて叩くのはいけないと言わなければなりませんが、何かをしたいのに言葉が分からないような時は「貸してって言えばいいよ」「一緒に遊びたいって言えばいいよ」「負けてくやしかったんだね」など、子どもの気持ちに寄り添って代弁してあげたり言葉を教えてあげることも必要なのです。

普段のしつけ方

普段の中で気をつけたいのは、子どもが叩くからと叩き返してしまうこと。痛みをわからせたいという思いも分かりますが、大人に叩かれると子どもは驚きと恐怖でいっぱいで「叩くことは痛いこと、ダメなこと」という考えまでたどり着くことができません。

また、子どもを叩き返しても平気な顔をされると、叩くのがエスカレートしてしまうおそれも。
毎日子どもと向き合っていると、ついカッとしてしまう場面も少なくありませんが、そこを深呼吸で落ち着かせ、冷静に言って聞かせることが大切です。

それから、忙しいママだとご飯を作りながら「ダメよ~」洗濯を干しながら「ダメよ~」ということがありませんか?
叱る時は子どもと向き合って目を合わせて叱りましょう。何かをしながら叱っても、それがママの口癖のように思えて叱られている意識が薄くなってしまいます。

叱る時はちゃんと叱る。メリハリを大事にしたほうが子どもの心にもしっかり届くでしょう。

最後に

叱り方やしつけ方をいくら勉強しても、実践してみてもダメ・・・ということもあると思います。
繰り返し言い聞かせることにも疲れてくることでしょう。

しかし、子どもに叩くのはいけないことと教えられるのは、一番近くにいるパパママです。

子どもは毎日成長してますから、いつかは必ず変わります。
この状態が一生続くわけではないですから、今だけと思ってがんばってくださいね。