カレーライスはどのくらい日持ちする?賞味期限、保存方法が知りたい!

この記事は約8分で読むことができます。

カレーライスはどのくらい日持ちする?賞味期限、保存方法が知りたい!

日本の家庭で、かなりの頻度で食卓に上ることが多いカレーライス。

我が家でも困った時のカレーライスとしてたびたび登場しますが、このカレーライス、いったいどのくらい日持ちするのかご存知でしょうか?

火を通せば3日くらい大丈夫なんじゃないかなと漠然と考えておられる方、多いのではないでしょうか。

実はちょっとしたポイントを押さえないと、見た目は大丈夫そうなカレーでも、菌が繁殖しちゃうので要注意なんですよ!!

目次

常温の賞味期限、保存方法は?

カレーライスを常温で保存する場合には、賞味期限は1日です。
そして、この常温保存の賞味期限1日は冬に限ります。
春先から秋にかけては常温保存はおすすめできません。

我が家でも、冬は翌日までキッチンに置いておきますが、ちょっと温かくなってきたなと思うと、常温には置かないようにしています。

というのも、ちょっと昔まではカレーはしっかり火を通せば夏でも何日でも食べられるなんてことが言われていました。
実家の母や祖母もそうしていたので私も当たり前のようにそうだと思っていました。

でも最近は「ウェルシュ菌」という熱に強い菌の存在が言われるようになっているんです!
なので、カレーの保存を常温でするなら特に気をつけましょう!

保存の方法は、まずカレーをグツグツ沸騰させてよくかき混ぜます。
この時点で加熱に弱い菌などはしっかり殺菌しちゃいましょう。

次に、鍋ごと冷水につけて冷却しながらかき混ぜて冷まします。
これは、菌が繁殖しないようにするためです。
菌はだいたい種類にもよりますがウェルシュ菌に限ると20度から30度、他の菌でも50度から60度で爆発的に増殖しちゃいます。
カレーはトロミが強いメニューだけあって、お鍋の中の温度がなかなか下がりにくいんです。

なので、色んな菌が繁殖する20度から60度が長く保たれてしまうため、作ったらしっかり冷却して冷ます必要があるんです。
ちょっと面倒ですが、この工程があると安心ですよ!

あとは、しっかり冷めたら蓋をして涼しい所に保管しましょう!
ポイントなのが、朝と夜にカレーを沸騰させてかき混ぜ殺菌させる作業です。朝は特に面倒ですが、カレーを沸騰させたら冷却させるというのもやっておくと安心です。

常温はできるだけ早く、作った翌日中には食べきってくださいね!

冷蔵の賞味期限、保存方法は?

冷蔵庫でカレーを保存する場合は、保存方法をきっちり守れば3日くらい保存することができます。
冷蔵庫に入れることで菌の繁殖を防げちゃうためです。

冷蔵庫に保存する際にもポイントがあります。
保存をする前にしっかりカレーを沸騰させて混ぜること。その直後に冷水に鍋ごとつけて冷却してすぐに冷ますこと。ここまでは、常温保存を同じです!

そして、冷蔵庫に入れる際には蓋が出来る容器に入れてしっかり蓋をすること、またはジップ袋に入れてしっかり空気を抜いて口を閉じるようにしましょう。

私はよくタッパに入れて保存をしていたのですが、タッパにカレーを保存するとどうしても黄色に染まってしまったり、カレーの臭いが移ってしまうのが嫌で仕方がありませんでした。

でも、ジップ袋にすると黄ばみも気にならないので楽ちんです!
鍋ごと冷蔵庫に入れる場合には、蓋をしっかりしましょう。
冷蔵庫の臭いがカレーに移るのを防ぐことができますよ!

特に夏場はカレーを常温に置くと1日でも腐っちゃうこともよくあるため、作ったらすぐに冷却して冷蔵庫へしまうことがおすすめです。

冷蔵庫だからと安心せずに、できるだけ早く食べきっちゃいましょうね!

冷凍保存できるの?方法は?

カレーはもちろん冷凍保存できます。
食べきれない場合は冷凍することで菌が繁殖せず安心して食べることができます。

冷凍方法は、保存の前にしっかりカレーを沸騰させて混ぜること、その直後に冷水に鍋ごとつけて冷却してすぐに冷ますことがポイントです。
これは常温でも冷蔵でも同じ重要なポイントです。

そして冷凍の場合は、小分けにした方が解凍の時や食べる時に便利です。
ジップ袋にしっかり冷ましたカレーを入れて、空気を抜きながら口を閉めます。

ここで冷凍の豆知識なんですが、物を冷凍する時って、急速に冷凍させた方が鮮度を保てるため、アルミトレイがあればアルミトレイの上にジップ袋に入れたカレーを置き、冷凍庫に入れるとちょっとだけ早く冷凍出来ちゃいますよ!

あと、冷凍庫に入れる場合には、ジャガイモや人参は抜いておくことがお勧めです。
私はこれを知らずに主人にジャガイモ入り冷凍カレーを解凍して出したところ、「こんなにまずいジャガイモはない」とキレられちゃいました。

ジャガイモや人参は冷凍すると、水分が抜けてスカスカになり、食感がすごく悪くなっちゃうためです。せっかく美味しく食べるために冷凍するわけですから、ジャガイモや人参は抜いて、解凍して食べる時に再び茹でたジャガイモと人参を加えるのがお勧めです!

冷凍の場合の保存期間は?

カレーを冷凍する際には、1か月が保存期間の目安になります。
冷凍していると、だんだんスパイスの香りや風味、うまみが抜けていきます。

また、あんまり冷凍しすぎると冷凍焼けしてしまって、臭くなってしまったり、変色したりして美味しくなくなっちゃいます。
なのでいくら冷凍保存できるからと言って、いつまでも冷凍庫に置いておかずに、できるだけ早く食べきることがおすすめですよ!

我が家でも、いつのカレーか分からない霜が降りた冷凍カレーが出てくることがありますが、そのたびにジップ袋に冷凍した日付を書いておけば良かったと後悔してしまいます。

私みたいに忘れてしまいそうな人は、ぜひ日付を書いておくことをおすすめします!

解凍方法

一番おすすめの解凍方法は、湯せんです。
レンジでチンが手軽でいいかなと思うんですが、これがうまく出来なかったりします。
私も毎回レンジでチンをすると、熱の伝わり方のせいか、出来上がりのカレーは水分とカレーが分離してしまって、混ぜてもなんか美味しくないんです。

ネットで冷蔵庫で自然解凍をして鍋にうつして加熱というのを見つけて試しましたが、時間を逆算したつもりでも、解凍しきれてなくてカチカチのままで思うように上手く解凍できないという状態でした。

そこで、レトルトカレーの要領で湯せんをしてみたら、美味しく解凍できました。
ジャガイモや野菜を足すので、最終的には湯せんした鍋のお湯を捨てて、鍋にカレーをうつして煮込むんですが、全く問題なく食べられましたよ!

カレーの保存はポイントを押さえましょう!

カレーをただ保存するだけなのに、なんか面倒くさいと感じるような、沸騰や冷却という作業にちょっと引いちゃいますよね。
でもせっかく作ったカレーですしできれば美味しく長く食べたいものです!

普段やっているカレーの保存方法をちょっと見直してポイントを抑えるだけで、もっと長く美味しく食べられるかもしれないですよ!