ハーブを自分で育てたい!初心者向け、簡単栽培ガイド。

この記事は約8分で読むことができます。

ハーブを自分で育てたい!初心者向け、簡単栽培ガイド。

フレッシュハーブティーとは

フレッシュハーブティーとは、植物を摘み取り、生のままの状態で使って入れるハーブティーのことです。
手で小さくちぎったり、はさみで細かく切った生のハーブをティーポットに入れ、熱湯を注いでエキスを抽出します。
ドライハーブティーに比べて、若く爽やかな香りを楽しむことができます。

自分で育てて入れるハーブティー

フレッシュハーブティーを入れるには、生のハーブを手に入れなければなりません。フレッシュハーブティーと言うと、特別なものに聞こえますが、例えば、大葉、ルッコラ、バジルなど、聞きなれた葉っぱもハーブであり、生のものはスーパーマーケットなどで購入することができます。

また、ハーブは自宅で栽培できます。自分で育てたハーブを使えば、摘みたてで新鮮、なおかつ安全なフレッシュハーブティーを入れることができます。
なにより、自宅の庭やベランダから摘みとり、入れたハーブティーの香りが部屋に広がれば、より一層の喜びを感じることができるのではないでしょうか。

初心者は苗から

生のハーブを購入すると、少ない枚数で意外と価格が高かったりします。摘み取ってしばらく経っているので、いたみも早いでしょう。手軽に、新鮮なハーブを楽しむために、好きなハーブを自分で育ててみましょう。

ハーブは、種や苗から育てます。種や苗は、専門店やホームセンターで購入できます。ただ、種から発芽させるのは、時間もかかりますし、上手くいかない場合もあります。慣れるまでは、苗から育てた方がよいでしょう。インターネットでも購入できますが、やはり目で見て、元気な苗を選ぶために、お店に足を運びましょう。
細く、長く伸びたものは避け、緑色が濃く、葉や茎が太くしっかりした苗を選びます。

ハーブを育ててみましょう

ハーブは生命力が強く、種類にもよりますが、あまり手をかけなくても、比較的簡単に育てることができます。

・場所選び

日当たりがよく、風通しのよい場所を選びましょう。一方で、日陰を好む種類もあるので、育てるハーブの性質に合わせます。場所に合わせてハーブを選ぶのもよいでしょう。

・鉢やプランターを選ぶ

植えるハーブに合わせて、鉢の大きさを選びましょう。根の張り方や育ち方で、横に広い鉢、背が高い鉢など、適切な鉢が変わってきます。育ってくれば、植えかえることもできます。あまり考えすぎず、好きなものを選びましょう。

・ハーブ用の土を入れる

酸性度や栄養分などが、ハーブ用に考えられています。自ら土づくりをすることは、初心者にはハードルが高いので、こうした専用の土を使いましょう。花や野菜用でも問題ありません。

・植え付け

鉢に土を半分ほど入れます。根を優しくほぐした苗を置き、周囲から土を入れていきます。鉢をトントンと軽く落として空気を抜き、表面を手で押さえてならします。

・水やり

鉢底から流れるくらい、たっぷりの水を与えます。ハーブの多くは乾燥に強く、水の与えすぎは根腐れの原因になります。今後、水は、毎日朝晩などと決めて与える必要はありません。土が乾いたら、たっぷり与えます。

・肥料について

肥料の与えすぎは、ハーブの香りや質などに影響します。様子を見て、適宜、控えめに与えます。ハーブが元気ならば、必要ない場合もあります。多年生のハーブなど、長く同じ土で育て続けて、成長に勢いがなくなってきた時は、有機質のものを少量与えてみましょう。

これらは、ハーブの多くに共通します。しかし、ハーブの種類によって栽培方法も違いますので、その都度確認してください。
ハーブは放っておいても育つくらい強い植物です。心配せず、気負わず、ハーブの栽培を楽しみましょう。

フレッシュハーブティーに適したハーブをいくつかご紹介します。
・ジャーマンカモミール
日当たりの良い場所を好みます。乾燥に弱く、水を切らさないようにしましょう。花の部分をハサミで摘み取って使用します。

・ペパーミント
水はけと風通しに注意すれば、どんどん育ちます。寒さにも強く、越冬も屋外で問題ありません。

・レモンバーム
 暑さ寒さに強く、丈夫です。夏は直射日光を避けましょう。

・タイム
日当たりの良い場所を好みます。風通しよくし、乾燥気味に育てます。寒さにはとても強い一方、夏場の高温多湿には注意が必要です。

これだけは注意

ハーブの種類によって、好む環境などが違います。育てるハーブについてよく知っておくことが必要です。

ハーブティーや料理、コスメなどに使用する場合を考え、農薬を使わないようにしましょう。
虫は気づいたら取り除き、病気は広がる前に、侵された葉を除くなどの対処をします。毎日の観察がとても大切です。
アブラムシがついてしまったら、牛乳をスプレーします。窒息により駆除することができます。その後、水で洗い流します。

水のやり過ぎは根腐れの原因になります。「乾いたらたっぷり与える」が基本です。土を触り、鉢の重さを確認して、乾燥したことを確認したら、鉢の底から流れ出るくらいの水を根元に与えます。

最後に ~気軽に取り組んでみましょう~

自分で育てたハーブは、ハーブティーや料理などに安心して使うことができます。また、「自分で育てたハーブを使っている」という喜びも生まれます。小さなかわいらしい花を楽しむこともできる種類もあります。

私は、植物を育てるのが苦手です。
以前、いただいた小さな寄せ植えの植物が次々に減り、最後に残ったのが、あるハーブでした。
当時はハーブと知らず、どんどん伸びるその植物に、水をやっていました。

花がつくと嬉しく、元気がなければ心配で、いろいろ調べるようになりました。調べた結果、そのハーブは、おそらく「ローズゼラニウム」でした。

4年ほどで土が痩せ、成長が滞り、あきらめてしまいましたが、数年後、ふと思い出してもう一度チャレンジしたくなりました。

「ローズゼラニウム」は挿し木で増やすことができると知り、元気なローズゼラニウムを探す日々。苗を買うことも考え始めたある日、知らないお宅の前で、見たことのある植物を発見しました。いてもたってもいられず、ダメもとでその家の方に頼んでみると、快く分けてくださいました。

本やネットで調べながら、10センチほどの枝を5~6本取り、挿し木をしました。そのうち3本は、あっさりと根が付き、以来、乾いたら水をやり、暑すぎる時期と10度を下回る冬、台風の時は室内に入れる、ということだけでぐんぐん成長しています。
正直、難しいことは何もしていません。

育て始めれば、気になることが出てきて、調べたり、手をかけたりしたくなると思います。ですから、「育てたいな」と思ったときが吉日。植え付けに最適な時期もありますが、とりあえずホームセンターの園芸コーナーや、種苗店などに足を運んでみましょう。

雑貨屋さんで、「ハーブ栽培セット」のようなものも販売しています。そのようなものから始めてみるのもひとつです。
ハーブの成長を楽しみ、自分で育てたハーブで入れたハーブティーで、別格の味と香りを堪能しましょう。