乾燥きくらげの戻し方は?戻し汁は捨てるもの?

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乾燥きくらげの戻し方は?戻し汁は捨てるもの?

ちょっとした料理のアクセントとなってくれる食材の一つとして注目したい「乾燥きくらげ」ですが、扱い方がちょっとわからないと戸惑われる方は多いのではないでしょうか。

乾燥きくらげの美味しい戻し方を知っておくと、手軽に料理に使いやすくなります。
ぜひ、栄養満点のきくらげを普段の料理にどんどん活用していきましょう!

目次

冷水・熱湯、どちらがいいの?

(1)熱湯より冷水がおすすめ

乾燥きくらげを戻す際には、冷水を使いましょう。
熱湯の方がすぐにふっくら戻りそうな気がしますが、熱湯で乾燥きくらげを戻した場合はきくらげの細胞壁が壊れてしまうので旨みや栄養が水に溶けでてしまいます。
また、戻し方にムラが見られたリ、食感も悪くなります。
もったいないので、ぜひ冷水で戻すようにしましょうね。

どうしても時間がない場合は、ぬるま湯で戻してみてはいかがでしょうか。
この際にお勧めなのが、一つまみの砂糖を入れたぬるま湯に乾燥きくらげを入れる方法です。
浸透圧の関係で栄養素が流れ出るのを防ぐことが出来ますよ!
この方法は干ししいたけにも応用することができますよ。

(2)氷水が更におすすめ!

冷水で戻す場合、氷水が更におすすめです。
氷水に乾燥きくらげを入れて冷蔵庫で6時間ほど放置しておくと、ぷりぷりした食感になりますし味も濃いです。

私も氷水で戻す方法を知るまでは、乾燥きくらげを冷水や、時間がない時にはぬるま湯で戻していましたが、その時にはこんなもんだなとあんまり食感や味は気にしていませんでした。

でも、叔母から氷水での戻し方を教わってからは、きくらげって美味しいんだなと目から鱗でしたね。
ぜひ一度試してみてくださいね!

戻す時間は?

きくらげを冷水で戻す場合は、「じっくり」がポイントです。
だいたい、5時間~6時間程度が目安になりますよ。

逆に1日冷水につけて戻してしまうと、水を吸い過ぎて食感が悪くなってしまうのでおすすめではありません。

5時間~6時間ほど浸けて、あとはザルにあげておくのがベストです。
時短を狙って、ぬるま湯で乾燥きくらげを戻す場合には、15分~30分ほどで戻ります。

戻した後はすぐに使える?

乾燥きくらげを戻したあとは、そのまま調理に使うことが出来ます。
サイズ的にもカットする必要が無ければ、炒め物やスープ・あんかけなどの具材として戻してすぐにそのまま使えます。

また乾燥きくらげは、なんとなく火を通さなければ食べられないような気がしてしまいますが、生でも食べられるんです。
そのまま酢の物やサラダにすることが出来るので、試してみてくださいね。

戻し汁は捨てちゃうの?

乾燥きくらげはきのこの一種なので、水で戻すことで栄養素が水に溶けでています。
だから戻し汁を捨ててしまうのはもったいないですよ。

戻し汁を手軽に扱う方法として、煮物やお味噌汁の出汁として使うと利用しやすいですね。
また、乾燥きくらげの戻し汁を温めてそのままお茶として飲むという人もいます。

せっかくなので、戻し汁を捨てずにしっかり料理に活用した方が絶対にお得です。

戻し方の裏技

乾燥きくらげの裏技的な戻し方として、「炭酸水」「砂糖」を使う方法があります。
NHKの朝の情報番組、「あさイチ」で紹介されていた方法なのですが、炭酸水と砂糖の効果で栄養素が流れ出さず、ぷりぷりに美味しく乾燥きくらげを戻すことが出来るという技なんです。

やり方は簡単で、50度のお湯に砂糖を一つまみ加え、乾燥きくらげと炭酸水を加えるという簡単な方法です。
だいたい炭酸水を加えてお湯が40度位になるとベストですよ。

ただ、やっぱり個人的には冷水でじっくり戻すのが一番おいしいかなと思うので、もしも時間のない時に乾燥きくらげを戻したい場合にはぜひやってみてくださいね!