ハンバーグのタネ作りは生パン粉と乾燥パン粉、どちらがいいの?

この記事は約5分で読むことができます。

ハンバーグのタネ作りは生パン粉と乾燥パン粉、どちらがいいの?

ハンバーグを作る際に欠かせないつなぎとして、「パン粉」が挙げられますよね。
「パン粉に牛乳を浸して…」という記述、よくハンバーグのレシピで目にします。

このパン粉ですが、乾燥パン粉と生パン粉、どちらを使ったらいいか迷ったりしませんか?
ちゃんと記述されていたら、そっちを使うのに、「パン粉」とだけ記述をされていてはどちらがいいのか迷ってしまいます。

結局、乾燥パン粉と生パン粉、どちらがいいのか、疑問を解決しましょう!

目次

生パン粉と乾燥パン粉の違いは?

生パン粉と乾燥パン粉の違いは、生パン粉は触った感じがしっとりしています。
それに対して乾燥パン粉は、触った感じが指で乾燥パン粉をすり合わせると粉になってしまうくらい乾燥しているんです。
要は生パン粉と乾燥パン粉の違いは、パン粉に含まれる水分量の違いということになりますね。
生パン粉は水分量が14パーセント以上のパン粉のことを言うのに対して、乾燥パン粉は水分量が14パーセント以下のパン粉のことを言うそうですよ!
私も時々生パン粉を買いますが、生パン粉は一度開封してしまうと早めに使いきらないと傷んでしまうので、個人的には少量ずつ販売して欲しいなと思ってしまいます。使いきれなかったことを考えると、乾燥パン粉を選んじゃいますね。

それぞれでタネの作り方は変わるの?

生パン粉と乾燥パン粉で、タネの作り方は変わってきます。
乾燥パン粉の場合は、牛乳を入れてパン粉に浸します。
これには理由があり、乾燥パン粉はどうしても独特の乾燥臭さがあります。ピンとこない方は、一度乾燥パン粉の袋を開けて臭いを嗅いでみてくださいね!
この乾燥臭さを牛乳で消すというのがまず一つ目の理由です。
そして二つ目の理由は、乾燥パン粉をそのままハンバーグのタネに入れてしまうと、タネの水分を吸収してどうしてもパサパサしてしまいます。だからしっとりさせるために牛乳に浸して、絞ってからタネに入れるようにするんです。
一方、生パン粉はもともと水分を含んでいるためそのまんまタネに入れて混ぜることができます。牛乳に浸してしまうと逆に水分量が多くなってしまうので、注意が必要です。

焼き方や時間は変わる?

生パン粉と乾燥パン粉、どちらを使っても、焼き方や時間は私はあんまり関係ないように思います。
両方ともしっかりタネをこねたら、成形をして少し冷蔵庫で寝かせてから、強火に近い中火でしっかり片面を焼きます。
そしたらひっくり返して酒を少し振って、蓋をして中火で5分から7分置いたら出来上がりです。
特にどちらのパン粉を使ったからと言って、特別な焼き方をしたり、時間を多めにしたり少なめにするということは、私はないですね。

出来上がりに違いが出るの?

私は生パン粉で作った方が断然好きなんです。
というのも、乾燥パン粉で作るよりも生パン粉の方が出来上がりのふっくら感とジューシー感がある気がします。
あと、牛乳を入れても乾燥パン粉を入れてしまうとちょっと乾燥臭さが気になっていましたが、生パン粉は逆に風味が良いですよ!
生パン粉は肉汁をしっかり吸収して閉じ込めてくれることから、ハンバーグのタネのようにお肉を混ぜる時のつなぎにする際には、生パン粉の方がおすすめです。

生パン粉や乾燥パンの代用は?

生パン粉を購入する際に、量が多いし使い切らないと傷みが早いのでもったいないという場合には、食パンを代用してみてはいかがでしょうか。
食パンを細かくちぎってハンバーグのタネに入れると、ふっくらした仕上がりになりますよ!
これなら余っても翌日の朝トーストにして食べたらいいですし、無駄になりませんよね!
また、乾燥パン粉の代用としてお麩もお勧めです。
細かく砕いて使うのですが、乾燥パン粉のような乾燥臭さがないので使いやすいですよ!お味噌汁の具材としてお麩を常備されている方は、ぜひ一度お試しくださいね!
パン粉一つでハンバーグが変わるなんてと、思いがちですが、意外にはっきり違いが分かったりするので、ちょっと試してみてください!