ルッコラを栽培したら、すごく苦い!何が悪いの?食べられる?

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ルッコラを栽培したら、すごく苦い!何が悪いの?食べられる?

イタリアのハーブとして、サラダでおなじみのルッコラですが、見た目は美味しそうに栽培できたのに、食べてビックリの苦さに悶絶するなんてこと、ありませんか?

そんなトラブルに対処するために、どうしてこんなにルッコラが苦くなってしまうのか、また苦くなってしまったルッコラを美味しく食べる方法について知っておきましょう。

次に育てる時には適度な苦さで美味しいルッコラを作ることが出来ますし、苦くても美味しく食べられれば無駄になりませんよ!

それでは1つずつみていきましょう。

目次

苦くなるのはなぜ?

ルッコラを家庭で栽培した時、「苦い!」と感じる場合は、ルッコラが育つ環境を見直してみましょう。

野菜は沢山の太陽の光を浴びさせて、茎が太く大きな葉に育つようにした方が良いと思われる方も多いかと思います。確かにその方が植物はどんどん育ちますし、野菜も美味しく甘みが増します。

でも、ルッコラはちょっと気を付けたいポイントがあるんですよ。
太陽の光を浴びて大きくなると、苦みが強くなってしまうんです。

私も太陽の光をたっぷり浴びてルッコラを作ったことがありますが、本当に苦いです。
祖母に相談したら、「ルッコラなんて洒落たものは作ったことがないけれど、水が足りないか太陽の光にあてたらいけない野菜か、育ちすぎじゃないか?」と言われました。

調べてみると、まさに太陽の光を直に浴びせると苦みが強くなるとあったので、なるほどと思いましたね。
直射日光を避けて栽培すると、苦みが和らぎましたよ。

うまく栽培するコツは?

①時期

ルッコラは春と秋に蒔くと良いと言われていますが、真夏や真冬はうまく育ちません。
ルッコラが発芽して30日で収穫できることから逆算して種を蒔くと良いですね。

私は秋口に蒔いていますが、寒くなってくるとたしかに発芽がうまくいかなかったりします。
逆に夏場に収穫すると硬い葉になりやすいですし、苦みが強いように感じてしまうんです。
だから、私は秋に蒔くことをおすすめします。9月~10月が最適ですよ。

②場所

直射日光が当たらない、明るい日陰がベストです。
直射日光に当てて育てると、どうしても苦みの強い葉になってしまうため、明るい日陰の方が美味しく育ちます。

③間引き

たっぷり種を蒔いて発芽したら、3㎝間隔で間引きましょう。そしてもう一度、本葉が5枚くらいになったら、5㎝間隔くらいに間引くと大きく育ちますよ。間引いた葉もサラダにして美味しく食べられます。

④摘蕾(てきらい)

ルッコラは育っていくと花が咲きます。花が咲くといっぺんに葉が硬くなってしまい食べられなくなるので、つぼみができたら摘むようにしましょう。長く食べられますよ。

プランターやペットボトルでも栽培できるの?

①プランター

ルッコラはプランターで育てることが出来ます。

むしろプランターの方が直射日光を避けて移動させることが出来るので、便利かもしれませんね。
私もプランターで育てましたが、全く問題なく育てることが出来ましたよ。

種を蒔いて、間引いて、水やりをするだけなのでとっても簡単に育ちますし、種まきから収穫まで30日ほどしかかからないのもいいですね。
とても育てやすい野菜といえます。

プランターでルッコラを育てた場合は、株を引っこ抜かなくても、食べたい時に大きくなった葉をプチプチちぎって食べると、中心から新しい葉が出てくるので長くルッコラを食べることが出来ておすすめです。

②ペットボトル

ペットボトルの上を切り取って、先を下に向けてさして水耕栽培をすることも出来ます。

  1. まずスポンジを小さく切って、十字の切込みをいれて水で湿らせます。
  2. 種をスポンジの切込みに入れて、水を入れた容器につけて発芽を待ちましょう。
  3. 発芽したら発育の悪い種を間引きます。
  4. ペットボトルの上、3分の1を切り取って、飲み口の部分を下に向けてペットボトル本体に差し込みましょう。
  5. 発芽したスポンジをペットボトルの口に差し込み、水を入れます。
  6. 毎日水替えをして、週に一度液体の肥料があれば加えて育てましょう。

直射日光の当らない、日当たりのいい場所に置いておくと、美味しく育ちますよ。

苦みのない食べ方はある?

ルッコラは、生食の方が栄養価が高いのでおすすめです。
でも、生食でルッコラを食べると苦みが気になるという人も多いですよね。ルッコラを育てたけれど、苦みが強すぎてちょっと食べづらい、そんな時には加熱しちゃいましょう。

①炒め物

サラダに使われるイメージが強いルッコラですが、油との相性がいいのでオリーブオイルと塩コショウでベーコンと一緒に炒めるだけでも、とっても美味しいですし、生食に比べると苦みを抑えることが出来ちゃいますよ。
パスタを作る時の具材として一緒に炒めてもいいですね。

②お浸し

馴染みがないかもしれませんが、ルッコラはお浸しにしても美味しいです。
私はすりごまとお砂糖、お醤油で和え衣を作っておいて、茹でて水気をきったルッコラを入れて混ぜてしまいます。ルッコラのごま和えは、子どもも「これなら食べられる」と食べてくれる逸品です。
大人は、だし醤油とおかかで十分美味しくいただきます。

辛みが強い場合は?

もともとルッコラはピリッとした辛みが特徴で、それがまた美味しいと感じますが、辛みが強すぎて食べれないという場合もあったりします。
その場合は、水が足りていないか大きく成長しすぎたことが原因の一つとして考えられますよ。

だから、土が乾いたらしっかり水をやること、大きくなりすぎる前に収穫することをおすすめします。

栄養価が高くせっかく簡単に育てることが出来るルッコラなので、適度な辛みと苦みを楽しみながら美味しく食べられるよう育ててみてくださいね!