離乳食の進め方が良くわからない!どうやって勉強すればいいの?(離乳食初期編)

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離乳食の進め方が良くわからない!どうやって勉強すればいいの?(離乳食初期編)

この記事では、離乳食初期の離乳食の進め方についてお話します。

赤ちゃんに母乳やミルク以外のものを与える離乳食は、ワクワクした気持ちもありつつ、与え方が上手くできるだろうかと不安になってしまいますよね。

離乳食初期の進め方が良く分からなくて困っているという方は、良かったら参考にしてみてくださいね。

目次

離乳食初期はいつからいつまで?

一般的に離乳食初期とされているのは、生後5か月~6か月です。
開始の時期は、次の5つを目安にしてみてください。

  1. 首がしっかり座っている
  2. 寝返りが出来る
  3. 5秒以上座ることが出来る
  4. 赤ちゃんの口にスプーンを入れても、舌で追い出すことが少なくなる
  5. 食べ物に興味を示す

赤ちゃんの成長は個人差がありますので、必ず生後5か月になったからスタートさせなければならないということはありません。

私も子どもが3人いますが、一人目の時は5カ月の離乳食をドキドキしながら待っていたので、張り切って5カ月過ぎから始めました。
でも3人目の時は正直離乳食を作るのが面倒で、なかなかスタートできず6カ月を過ぎてからでしたね。

厚生労働省「平成27年乳幼児栄養調査」においても、生後5か月・6か月頃からスタートさせる人がとても多いことがうかがえます。

進め方はどうやって勉強する?

①離乳食の本を使う

離乳食をスタートさせるにあたって、離乳食の本が1冊あるといつでも見返せますので便利です。
離乳食初期に食べられるものの一覧があったり、進め方も詳しく書かれていたりするので非常に心強いです。

私もベネッセコーポレーション出版の離乳食の本を1冊購入して、いつも開きながら離乳食を作っていましたよ。

②保健センターを活用

保健センターに問い合わせると、進め方や分からないことがあれば相談に乗ってもらえます。

直に話を聞くことが出来るため、安心して離乳食の進め方を学ぶことができますよ。
特に、我が子の離乳食をスタートさせてもいいものか迷っているという方は、お子さんも一緒に連れて行って話を聞いてもらってみてはいかがでしょうか。

③インターネットのサイトを参考に

最近では離乳食についてのサイトも多くあります。
ブログでこんなメニューを与えたよという記事も挙げられたりしているので、参考にしてみるのもいいですね。

④ママ友と情報の共有

同じ月齢のママ友や、先輩ママから離乳食の進め方を聞くというのも、1つの方法です。
ただ、ママ友や先輩ママの子供に当てはまったことが、我が子に当てはまるとは限りませんので、我が子と比べたり焦ったりするのはやめましょう。

分からなくなった時はどうする?

離乳食初期は、赤ちゃんが母乳やミルク以外のものを口にする練習の始めの期間です。
口を閉じて食べ物を取り込んだり飲み込んだりできるよう、ならしていきます。

ですから離乳食の進め方が分からなくなったからといって、焦ってあれこれ食べさせなければと焦る必要はありません。

基本的に離乳食初期は次の3つがポイントです。

  • 子どもの様子を見つつ1日1さじずつ、10倍がゆから
  • 滑らかにすりつぶすか、裏ごしする
  • 母乳やミルクは赤ちゃんが飲みたいだけ与える

例えば、離乳食を始めてしばらくして赤ちゃんが風邪をひいてしまったとします。
風邪の時は、そのまま離乳食を食べさせてもいいのか疑問に思ってしまいませんか?

実は私も離乳食初期の風邪をひいた時の対処で迷ったことがあります。
出来るだけ離乳食の月齢に合って、計画的にすすめなければという焦りもありました。

でも、離乳食初期に風邪をひいたり体調を崩したりしている時は、無理に離乳食をすすめずいったん中止しましょう。
開始するときは赤ちゃんの体調がしっかり回復して、母乳やミルクをしっかり飲めるようになってからです。

また始めから1日1さじずつ、トロトロにすりつぶした10倍がゆから食べさせてあげると安心して与えられますし、赤ちゃんの負担にもなりません。

こういった情報は、インターネットや本、保健センターに問い合わせれば知ることができます。
「この時期に必ずこれをしなければならない」ということはありませんので、焦る必要は全くありません。
赤ちゃんによっても個人差がありますので、それぞれのペースで進められるといいですね。

離乳食初期の注意点まとめ

①離乳食初期は口に母乳やミルク以外を入れる練習

離乳食初期は、口に母乳やミルク以外の物を入れる練習開始の時期です。
ですから、焦って何とか色んなものを食べさせなければと焦る必要はありません。

赤ちゃんによっては、母乳やミルク以外のものが口に入ることに対して強く拒否する子もいるかもしれませんが、無理に食べさせないようにしましょう。

②1日1さじ、10倍がゆから

赤ちゃんによってはアレルギーを起こすこともありますので、離乳食初期に新しい食べ物を食べさせる場合は、必ず1日1さじから始めましょう。
2日間与えて問題がなければ、3日目・4日目は2さじにして、5日目は3さじと少しずつすすめると安心です。

他の食材も、同じようにすすめていきます。

③午前中に離乳食を与える

午前中に離乳食を与えると、もしも赤ちゃんに変化があった場合でも午後から受診することが出来ますので、出来るだけ午前中に食べさせるようにしましょう。
食べさせたものや食べさせた時間をメモしておくといいですよ。

④お母さんはにこやかに

赤ちゃんに何とか食べさせようとお母さんの顔がこわばっていると、子どもも楽しくなく不安になってしまいます。
美味しいねと話しかけたり、笑いかけたりしながら赤ちゃんが安心して離乳食を開始出来る環境づくりをしましょう。

⑤母乳やミルクは欲しがるだけ与える

離乳食初期は、赤ちゃんが母乳やミルク以外の食べ物を口に入れることに慣れるための時期ですので、母乳やミルクを離乳食の分だけ減らすというような考えは必要ありません。欲しがるだけ与えましょう。

離乳食初期は上手にアイテムを活用

離乳食初期は、離乳食期の中でもすりつぶしたり、じっくりコトコト煮たりしなければならないので、かなり手間がかかります。
ですから、少しでも楽に離乳食を作ることが出来るよう、便利なアイテムを活用しましょう。

ブレンダー

ブレンダーがあれば、簡単に茹でて柔らかくした食材をすりつぶして滑らかにすることが出来ます。
ただ、少量ずつ作りたいという人は、すり鉢や裏ごし器を使った方がいいかもしれません。

製氷皿

離乳食初期は食べる量がとても少ないので、毎回作るのは大変です。
そんな時には、一度にたくさん作った分を、製氷皿に入れて凍らせ、凍ったものをジップ袋に入れて保存すると、使いたい時に簡単に解凍して赤ちゃんに食べさせられます。

私は家にあった製氷皿を使いましたが、100円均一にも冷凍の小分け容器が売られていますし、他のメーカーにもありますので、色々探してみてくださいね。

お粥クッカー

離乳食と言えばお粥から始まりますが、なかなか少量のお粥を作るのは手間です。
ですから、色んなメーカーから販売されているお粥クッカーを使えば、手軽に作れるのでおすすめです。

電子レンジで作れるものや、普通のご飯の炊飯と一緒にお粥クッカーをセットしておけば、普通のご飯の炊きあがりと一緒にお粥が出来るという便利アイテムもありますよ。

離乳食調理器セット

離乳食を始めるにあたって、どんな道具を揃えたらいいのか分からないという方は、離乳食調理器セットを購入すると便利です。
お粥が作れたり、すりおろしたりできるので、離乳食初期には非常に助かりますね。

参考サイト:厚生労働省 / 授乳・離乳の支援ガイド 2019年3月 「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会