玉ねぎが飴色になるまでにかかる時間は?簡単・時短のコツとは?

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玉ねぎが飴色になるまでにかかる時間は?簡単・時短のコツとは?

よく料理をする際に、「玉ねぎを飴色になるまで炒める」という工程を目にしますよね。
これって大変そうだけど本当に必要な工程なの?少しでも簡単にする方法ってないの?と思っちゃいませんか?
そりゃそうです。
玉ねぎを飴色になるまで炒めようと思うと、それなりに時間がかかるんです。

でもそんなお悩みを解決する方法、ありますよ!

まずは玉ねぎを飴色にする意味と、どうやって作るのかについて押さえておきましょう。
そして短時間で作り上げる方法も合わせて知っておくと、今日からのお料理に手軽に飴色になった玉ねぎを加えてワンランクアップした美味しいご飯が作れちゃいますよ!

それではひとつずつみていきましょう。

目次

そもそも飴色にするのはナゼ?

玉ねぎを飴色にする理由、それはずばり玉ねぎの甘さで料理に旨みや甘さを足すためです。

洋食料理では、和食で言う鰹節のような存在で重宝されています。
玉ねぎを生で食べてみたら分かりますが、生で食べる玉ねぎって辛いですよね?
玉ねぎはそもそも辛み成分が強いです。
だから生で食べることを目的にしたサラダ用の玉ねぎや赤玉ねぎでなければ、普通の加熱して食べる玉ねぎでは水にさらしたり、時間を置かなければ辛くて食べられないという方も多いのではないでしょうか。

ましてや甘さを求めるというよりは、玉ねぎ独特のピリ辛さを味のアクセントとして用いられることが多いです。
その玉ねぎの辛み成分ですが、加熱すると辛み成分が抜けて、甘味だけが残るんです。

しかもじっくり炒めて飴色にすればするほど、水分がなくなりとっても甘く、旨みだけが凝縮されていくんです。
何よりも食材そのものから出てくる甘味なので、お砂糖を加える場合とは違う、自然な甘さと旨みが料理に加わって美味しくなるんですよね。
だから、玉ねぎを飴色にするという調理法が、色んなレシピで用いられるというわけです。

飴色になるまでかかる時間は?


玉ねぎを飴色にするととっても甘くなりますが、飴色になるまで炒めようとすると、かなり時間がかかるんです。
量にもよりますが、30分はかかるんじゃないでしょうか。

私は高校生の時に初めて玉ねぎを飴色になるまで炒めましたが、あまりに時間がかかるので、「本に載っている飴色にしようと思ったらどれだけ炒めればいいんだ?私のやり方がおかしいのか?」と思ったのをよく覚えています。
しばらく飴色にしようなんて思いもしませんでした。

以前、玉ねぎ3個分のみじん切りを飴色になるまで炒めるのに、1時間以上かかったことがあります。
その時は会社のバーベキューでカレーを作ることになり、同僚と代わる代わる玉ねぎを炒め続けましたが、量が増えれば増えるほど時間がかかるのは確かですね。

でもそれだけ手間がかかっている分、飴色になった玉ねぎがカレーやハンバーグなどに入ると、格段に美味しくなります。

作り方の段取りは?

(1)玉ねぎを切る

飴色を作る段取りとして、まず玉ねぎを切る時にはみじん切りか薄切りにします。
一度すりおろしたらもっと簡単に出来るんじゃないかと思い、玉ねぎをすりおろしたことがありますが、水分が多くて飴色になるまで逆に時間がすごくかかりました。
だから飴色の玉ねぎを作ろうと思うのであれば、玉ねぎはみじん切りか薄切りにするといいですよ。

(2)フライパンで炒める

カットした玉ねぎは、フライパンで炒めていきます。
私は出来るだけカロリーと油分をカットしたいので、テフロン加工のフライパンがあれば油を引かずに玉ねぎをそのまま炒めていきます。
油を入れなければくっつきやすいフライパンの場合は、少量のサラダ油やオリーブオイルを入れてから炒めてくださいね。
弱火だといつまでたっても飴色になってこないので、中火から強火で炒めましょう。
その際には、焦げ付かないように絶えずしっかり木べらなどでかき混ぜるようにするといいですよ。

(3)飴色になったら出来上がり

炒め始めた時はほとんど変化もありませんが、炒め続けるうちに次第に少しずつ透き通っていき、茶色くなっていきます。
こげ茶色になるまでしっかり炒めて甘さと香ばしさ、旨みを引き出すのもいいですし、べっこう色程度に仕上げても玉ねぎの甘さは十分ありますよ。

万能!炒め玉ねぎ。(栁川香織)

簡単に時短できる方法はある?

(1)レンジでチンしてから炒める

私が一番よくやるのが、カットした玉ねぎをレンジでチンしてから炒める方法です。
カットした玉ねぎを、キッチンペーパーを敷いた耐熱皿の上に平らになるように敷いて、ラップをかけます。あとはレンジで5分チンして、フライパンで炒めるだけです。
火が入っているので、10分~15分くらいで飴色になりますよ!

(2)一旦冷凍させてから炒める

節約も兼ねて野菜の下処理をしてから冷凍保存をするのが好きな友人から聞きましたが、みじん切りにしたタマネギを冷凍させて炒めると、飴色になるのが速いそうです。
確かに冷凍することで野菜の細胞壁は壊れるので、水分が出やすくすぐに火が通るということから納得ですね。
私は野菜を下処理して冷凍保存するというのは、長期休暇の際の実家への帰省の時にしかしないので、玉ねぎを飴色にしようと思うと普段はレンジでチンする方法を取ります。でも普段から下処理して野菜を冷凍するという人は、玉ねぎもみじん切りにして冷凍しておくと、飴色にする際便利ですね!

究極の時短テクニック!?簡単にあめ色玉ねぎを作る方法

出来上がりは冷凍保存できるの?

飴色にした玉ねぎは冷凍保存することが出来ます。
だから沢山玉ねぎが手に入ったら、やる気がある時にいっぺんに飴色玉ねぎを沢山作っておきましょう。
後は玉ねぎ1個分ずつ冷凍しておくと、サッと使えて便利です。

冷凍する時には飴色になるまで炒めた玉ねぎを冷ました後、小分けにしてラップに包みます。
あとはジップ袋に入れてしっかり空気を抜いてから密閉しましょう。
そのまま1ヶ月は美味しく食べられます。

飴色玉ねぎを加えるのにおすすめな料理は?

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飴色玉ねぎと言えば思い浮かぶのが、カレーやハンバーグではないでしょうか。
確かにカレーに関しては、カレーのルウだけを使って作ったカレーよりも格段にコクが違います。
またた、コロッケに入れてもとっても美味しくなりますよ。

お料理教室に通っている友人は、オニオングラタンソースやパイシートの上に飴色玉ねぎを乗せて焼くというお洒落な料理を食べさせてくれました。

私が自分で作って気に入っているのは、豚肉を焼いてその上に軽く絞った大根おろしを置き、ポン酢と一緒に飴色玉ねぎを混ぜたソースかけて、上に大葉を乗せるトンテキです。

飴色玉ねぎは、基本的に玉ねぎが入るお料理なら何でも合います。
旨みや甘味が加わるので、ちょっと入れてみるとお料理がすごくコクがプラスされたと感じる場合も多いです。
ぜひ飴色に炒めた玉ねぎを隠し味的に色んなお料理に入れて、美味しく食べちゃってくださいね!