肉じゃがの味が薄い。どうすればいいの? 失敗しない調味料の黄金比はこれ!
和食の定番、肉じゃが。シンプルな料理ですが、意外と味が決まらない料理でもあります。
なんだか薄い、コクがないとあれこれ入れすぎて今度はただしょっぱくなってしまったり。
私も昔はそうでした。
いつもブレない美味しさの肉じゃがを作るためのあれこれをご紹介します。
目次
味が薄いときには何を足せばいい?
肉じゃがを作ってみたけど、なんだか味が薄い。でも何を足せばいいのか分からない・・・。
そんな時は思いつきで調味料を足すより、めんつゆがおススメです。
少しずつ加えて味をみます。
お好みで砂糖やみりんの甘みを足せばバッチリですよ。
肉じゃがの場合はすき焼きのたれを使うのもいいです。
すき焼きのたれなら、すでに甘みもしっかりついていますので、それだけで味が決まるはずですよ。
また、料理の初心者さんでしたら、作りたてを味見してまだ染みこんでいないのを薄いと感じることもあると思います。
煮物は冷めるときに具材に味が染みこみますので、汁を味見してみて薄いと感じなければ、一度冷めるのを待ってから味見するのがいいですよ。
さらに煮込むと煮くずれしない?
肉じゃがを作った時、じゃがいもが煮くずれる原因として考えられることは、
- 煮ている時の火が強すぎて、じゃがいもが踊ってしまい煮くずれる
- 煮ている最中に気になって何度もいじる
- 煮くずれしやすいじゃがいもを使っている
などですね。
この原因をひとつひとつ無くしていけば、ひどく煮くずれることはなくなると思います。
まず、煮汁が沸騰したら弱火にしてコトコト煮る。
煮ている最中は極力いじらない。
そして、使用するじゃがいもですが、男爵などのホクホクしたじゃがいもは煮くずれしやすいです。
じゃがいもは、でんぷん価が高いほどホクホクした食感になるそうですが、その分表面がくずれやすいため、カレーや煮物に使う時は気をつけなければなりません。
逆にでんぷん価が低いじゃがいもの代表格として、メークイーンがあります。
これは一般的に煮くずれしにくく、煮物や炒め物に向いていると言われています。
どうしても煮くずれしてしまうという場合は、じゃがいもを変えてみるのもいいですよ。
また、煮くずれしにくいように調理することも大切です。
じゃがいもを切った後はしっかり水にさらし、でんぷん質をよく洗い流すこと。
煮る前に多めの油で炒めて、表面をコーティングすること。
じゃがいもは煮くずれているのに、にんじんは火が通っていない、なんてことにならないよう、野菜は煮あがりが一緒になるように大きさを調整することも必要です。
失敗しない調味料の黄金比はこれ!
しょうゆ・砂糖・みりん・酒が1:1:1:1の割合になるように作るのが、失敗がない黄金比!
初心者さんのために説明しますが、これは大さじ1という意味ではなく、作っている肉じゃがの量によって大さじ3だったり4だったりになりますが、すべての調味料が同じ分量で入るという意味です。
もちろんお水は別で必要です。
ただ、黄金比とはいえ、それぞれ甘めが好きとか甘いのはイヤなど、好みがあると思いますので、あとはここから砂糖を減らしたり、しょうゆをちょっとだけ足したりして、自分の黄金比に変えていけばいいでしょう。
また、この黄金比は肉じゃがだけでなく、色々な煮物に使えますのでぜひ頭に入れておきましょう。
毎回味が決まらなくて料理に時間がかかってしまう、ということが無くなりますよ。
だし汁は使わなくていいの?と思う人もいますよね。
お好みでだし汁にしてもかまいませんが、意外とだしを使わなくても美味しく仕上がる和食料理は多いんですよ。
最後に
私も昔は肉じゃがが不得意でしたが、その後に出会った料理の師匠のおかげで、いつでも美味しい肉じゃがを作れるようになりました。
子どもたちも肉じゃがが大好きなので、大きくなったら我が家の肉じゃがを伝授してあげようと思っています。
今はどうしても見栄えが良くて子どもにも人気のある洋食を作ることが多いのですが、たまには昔ながらの和食も取り入れて、日本人の味を教えていかなくてはと思うのです。
この黄金比をもとに、あなたの肉じゃがが食べたい、と言われるようなオンリーワンの味を見つけてくださいね。