三杯酢・黒酢・ポン酢・すし酢、それぞれの違いは何?
この記事では、三杯酢・黒酢・ポン酢・すし酢の違いについてお話します。
色んな種類の「酢」があって、どう使い分けていいのか分からないという方は、良かったら参考にしてみてくださいね!
色んな種類があるからこそ、料理の幅がグンと広がりますよ。
目次
それぞれの違いは何?
三杯酢
三杯酢は酢:醤油:砂糖(みりん)=1:1:1の割合で調合されているお酢です。
黒酢
黒酢は玄米と麹、水を使って作られているお酢ですが、長時間じっくり甕の中で発酵させたお酢です。
通常の酢はツンとした臭いですが、黒酢は発酵させているため、マイルドな酢の香りで、アミノ酸が豊富に含まれていることから味も甘みやうまみが感じられます。
普通の穀物酢や米酢とは全く違いますよ。
ポン酢
ポン酢は柑橘の果汁を加えた酢です。
さらに味付けポン酢は、醤油や砂糖などが加えられていて、そのまま調味液として使うことが可能です。
すし酢
すし酢は名前の通り、酢飯を作る時にそのまま使うことが出来るよう、酢に調味料を配合したお酢です。
市販もされていますが、家庭で作る場合は家庭によってその配合は異なります。
ちなみに我が家は米3合に対して、酢60ml:砂糖大さじ3:塩大さじ1で作っていますよ。
使い分けを教えて!
三杯酢
三杯酢はキュウリの酢の物や、ところてんのタレ、南蛮漬けなどに使われます。
砂糖の甘みが加わることでお酢がマイルドになりますし、だし汁を入れても美味しいですよ。
黒酢
黒酢はクセがあるのでそのまま普通の穀物酢と同じように料理に使うと、思っていた味とは違うということになりかねませんが、味に慣れれば炒めたり中華サラダに活用したり、煮たり色んな使い方ができます。
また黒酢は、はちみつとソーダ水や水で割ると飲みやすくなります。
飲み物として使う方はとても多いのではないでしょうか。
その他にも、酢豚やお肉を煮込んだりするような料理に使うことで、肉が柔らかくうまみもアップします。
中華料理に使われることが多いですね。
ポン酢
さんまの塩焼きなど、焼き魚にお醤油の代わりとして使用すると、柑橘の爽やかな風味で食べられます。
唐揚げなど揚げ物にもかけても美味しいですし、餃子や冷ややっこにかけても美味しく食べられますので、色んな使い方が出来ますよ。
すし酢
すし酢はすし飯にしか使えないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、味付けがこれ一本で決まるため、とても便利なアイテムと言えます。
三杯酢を作るのが面倒な時には、すし酢で酢の物も出来てしまいますし、野菜をカットしてつけておくだけで、簡単にピクルスが作れますよ。
ドレッシングにも使えます。
どれも手作りできるの?
黒酢以外は手作りが出来ます。
三杯酢は大さじを使って、酢と砂糖と醤油を同じ分量ずつ混ぜ合わせるだけですし、ポン酢も酢に柑橘の果汁を加え、必要に応じて砂糖やしょうゆを加えて味付けポン酢にすることが可能です。
すし酢も酢のパッケージに作り方が載っているくらいですし、私もすし酢は買わずに自分で作ります。
ただ、黒酢は長期発酵させる必要がありますので、自宅で作るのは難しいのではないでしょうか。
まだまだある、色んなお酢
二杯酢
三杯酢が砂糖:醤油:酢=1:1:1なのに対して、2杯酢は醤油:酢=1:1です。
砂糖を加えない甘みの無い酢醤油ということになりますね。
さっぱり食べることが出来ます。
酸味が強すぎて苦手という場合は、お酢を減らしてその分だし汁を加えることによって、マイルドになりますよ。
酢の物にも使えますし、揚げ物など脂っこい料理にもピッタリです。
果実酢
リンゴ酢やブドウ酢は果実酢です。
1000mlに対して、300g以上の果汁が使われて作られているもののことを果実酢と言います。
果実酢はソーダや水で割ったり、ドレッシングやデザートで使ったりして美味しく口にすることができますよ。
私もリンゴ酢が大好きで、毎日ソーダで割って飲んでいますが、飲みすぎると胃に悪いので、適量を守って飲むようにしてみてくださいね。
バルサミコ酢
バルサミコ酢の原料はブドウですが、果実酢のブドウとの大きな違いは、熟成させる年数です。
バルサミコ酢は7年~8年ほど寝かせて熟成させたものをいいます。
酸味もありますが甘さもあり深い味わいが特徴です。イタリアンによく使われますよ。
穀物酢
穀物酢は米や麦、トウモロコシといった穀物をブレンドして作られているお酢です。
お店で売られているお酢は、穀物酢が多いですし、我が家も常備していますよ。
料理全般に使えますので、三杯酢やすし酢を作ったりもできますし、使い勝手がとてもいいです。
米酢
米酢はお米から作られているお酢です。
すし酢や酢の物、和風料理によく使われます。
ほかの穀物を混ぜずに米だけを使って作られている酢を「純米酢」といいます。
酢の摂りすぎには注意!
酢はとても体にいいですが、体にいいからと摂取しすぎてしまうと、胃痛や吐き気がしたり、症状がひどい時には胃に穴が開いてしまいかねません。
ですから摂取しすぎには注意して、一日に10ml~30mlの適量を守るようにしましょうね。
特にお酢を原液のままで大量に摂取するのはとても危険ですので、ご注意ください。
適度に摂取して美味しく健康な食生活を送りましょう!