豆もやしと普通のもやしは違うもの?栄養は変わるの?
もやしを購入する際に、豆もやしと普通のもやしってどう違うんだろうと、疑問に思われたことのある方は多いのではないでしょうか。
確かに店頭に並ぶもやしは、パッケージの部分が「もやし」の他に「豆もやし」だったり「緑豆もやし」、「ブラックマッペ」など、色んな種類がみられます。
そこでこの記事では、豆もやしと普通のもやしはどう違うのか、栄養や味にも違いがあるのか詳しくお話していきたいと思います。
気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
それでは1つずつみていきましょう。
目次
豆もやしとは普通のもやしと違うの?
“もやし”は穀物や豆の種を水で濡らして、暗い場所で発芽させたものを言います。
ここでちょっと気になるのが、“もやし”の他に耳にする“豆もやし”の存在です。
もやしと豆もやし、何が違うのかご存知ですか?
一般的な豆もやしの定義は、緑豆や大豆、ブラックマッペ(黒豆)といった豆を発芽させて作ったもやしのことを指します。
でも特に豆の形が残っている「大豆もやし」のことを“豆もやし”として、他のもやしと区別をつけて呼ばれることが多いです。
そしていわゆる一般的な普通のもやしは、「緑豆もやし」を指しています。
緑豆もやしはお安くスーパーで売られおり、私たちがよく購入するもやしのほとんどが緑豆もやしなんです。
国内のもやしの9割は緑豆もやしと言われているくらいです。
だから、一般的に普通のもやしとされているのは、緑豆もやしというわけなんですよ。
栄養に違いはあるの?
一見、もやしは水分ばかりで栄養がなさそうに思われる方もいるかもしれませんが、実は栄養価の高い食材なんです。
もやしには骨を作るカルシウム、血圧を下げるカリウム、便通を良くして生活習慣病を予防してくれる食物繊維、免疫力を高めるビタミンC、身体をつくるタンパク質、血液を作り妊娠中の重要成分である葉酸、骨や歯を作るカルシウムなどが含まれています。
その中でも、もやしの種類で栄養に大きな違いがあるとすれば、大豆もやしの豆の部分に含まれる栄養素ではないでしょうか。
大豆もやしは、大豆の部分に「イソフラボン」や「サポニン」が多く含まれているだけでなく、先にあげたもやしの栄養素が、普通のもやしの2倍~3倍含まれているんです。
特にアミノ酸に関しては、普通のもやしよりも格段に多いですよ!
だから少し値段は高めですが、栄養価が高いため積極的に豆もやしを購入して調理しているという人は、少なくありません。
参考資料:もやし生産者協会 もやしの栄養
味も異なるの?
もやしは種類がありますが、味も微妙に異なります。
- 普通のもやし(緑豆もやし)
- 豆もやし(大豆もやし)
緑豆もやしは癖がなく、色んな食べ方を楽しむことができますが、ちょっと独特の臭いがあります。でもサッと茹でると、気にならなくなりますよ。
大豆もやしは豆の部分の味がとても濃く、ちょっと癖のある味が特徴です。
他のもやしに比べると、グルタミン酸やアスパラギン酸といった旨み成分が豊富なので、とても旨みがあって食べ応えがあるもやしと言えます。私もとっても大好きです。
使い分け方を教えて!
- 普通のもやし(緑豆もやし)
- 豆もやし(大豆もやし)
緑豆もやしは、軸が太めでシャキシャキした食感を楽しむことが出来るため、野菜炒めや中華サラダ、鍋の具材や、ラーメンのトッピングに使ったりするのがおすすめです。
癖がないので、色んな調理に利用することが出来ますよ。
我が家は中華サラダにすることが多いですね。
大豆もやしは、豆の部分が大きいのでナムルに使うと食べ応えがあって美味しいです。
もやしのシャキシャキの部分だけでなく、豆の美味しさを楽しむという面でも、豆もやしはナムルや炒め物にぴったりですね。
ビビンバを作る時にも、大豆もやしが入ると食感がアクセントになるので大好きです。
スープの具材として楽しむ方も多いですよ。
調理の方法に気をつけて!
もやしにはたくさんの栄養が含まれているとお話しましたが、加熱調理で外へ水分とともに栄養素が溶けでてしまいます。
調理の際にはちょっと気をつけて、美味しくしっかり栄養素を体に取り込みましょうね。
- 普通のもやし(緑豆もやし)
- 豆もやし(大豆もやし)
緑豆もやしは大豆もやしに比べてビタミンCが多く含まれていますが、このビタミンCは加熱に弱いため、加熱しすぎはNGです。
でももやしを生で食べることは出来ません。
出来るだけ沸騰したお湯で10秒ほどサッと茹でるとか、スープにしたり、仕上げの段階で炒め物に加えて10秒~15秒炒めるなど工夫をしてみてくださいね!
大豆もやしは大豆の部分に火を通す必要があるため、大豆の大きさによっては5分近く茹でなければ火が通らない場合があります。
サッと茹でるだけだと、大豆の青臭さが残って苦手に感じる方も多いです。ただ、
茹で時間が長くなると、緑豆もやし同様に栄養分が外へ流出してしまうため、大豆もやしの栄養素を意識的に取りたいのであれば、炒めたり、スープや鍋物がおすすめですよ。