つくね芋(大和芋)の種芋を保存するには?収穫した後の保存方法を教えて!
この記事では、つくね芋(大和芋)の種芋の保存方法について、お話します。
毎年つくね芋(大和芋)の種芋が腐ってしまうとお悩みの方は、良かったら参考にしてみてくださいね!
もしかすると、今年はつくね芋(大和芋)の種芋が冬を越すことができるかもしれませんよ。
目次
種芋は長期保存できるの?
種芋は長期保存することができます。
つくね芋(大和芋)をたくさん収穫して、翌年も育てたいという場合は、保存して翌年に植え付けてみましょう。
つくね芋(大和芋)は収穫が秋で、植え付けは4月~5月頃となるため、冬を越えさせる必要があります。
この冬の間の長期保存をクリアするには、いくつかのポイントを抑えなければ、腐ったり、カビになってしまうので注意が必要です。
保存はどれくらいまで可能?
つくね芋(大和芋)の保存は、温度と湿度を徹底管理出来る空間があれば、1年くらい保存することができます。
でも、一般家庭ではその年の気温や湿度にもよりますが、大体その年の冬場を越す程度(4か月~半年程度)と考えておくのが良いのではないでしょうか。
それでも上手に保存が出来れば、種芋として翌年の植え付けをすることができますよ。
保存の仕方は?
①洗わず乾燥させる
つくね芋(大和芋)の種芋は、土がついたまま、洗わず乾燥させます。
一度洗ってから乾燥させてしまうと、傷みやすくなってしまいますので、土がついたまま乾燥さるというのがポイントになります。
②新聞紙に包み、米袋や段ボールに入れる
しっかり乾かした種芋は、新聞紙に一つずつ丁寧に包みます。
新聞紙に包むことで保温効果がありますし、新聞紙には吸湿効果もあるので、種芋がカビになってしまうのを防ぐことができます。
あとは通気性のある米袋や段ボールに入れて保存することで、さらに程よく湿度を保ちながら寝かせることができますよ。
おがくずやもみ殻があれば、段ボールや米袋に入れて、その中に種芋を埋めておくのもいいかもしれませんね。
③冷蔵庫の上におく
私の実家は田舎ですが、私の実家も同じ町内に住む叔母の家も冷蔵庫の上に種芋を保存しています。
毎年春になると、冷蔵庫の上から種芋をおろして、カビになっていないかチェックしていますが、冷蔵庫の上で保存するようになってから種芋が腐ったりカビになったりすることがあまりないようです。
寒さに弱いつくね芋(大和芋)は、冬の外での保存は適していません。
外だと寒すぎるため、腐りやすいみたいですね。
だから、適度な暖かさがあった方が上手に保存できます。
ここで注意したいのが、ただ家の中に置いておくだけでは、つくね芋(大和芋)の種芋の保存の成功率は不安定です。
寒い冬の夜に暖房を切れば室温は下がりますし、一日暖房をつけない部屋であれば10度以下になることもありますよね。
そうなると結局家の中に置いておいても、「今年は腐った」とか「今年はうまくいった」という具合に不安定な成功率となってしまいます。
でも冷蔵庫は年中稼働して冷蔵庫から電気の熱が発せられていますので、安定して暖かいです。
だから冷蔵庫の上が一番程よい暖かさを保つことが出来、つくね芋(大和芋)の種芋を上手に保存することができます。
冷蔵庫の上でぬくぬく寝かせることによって、芽も出てきやすいため、植えやすいですよ。
ただしもともと暖かい地域であれば、冬場に冷蔵庫の上でなくてもリビングやダイニングに保管しておけば、十分冬を越せることもあるようです。
保存中に注意すること
温度
つくね芋は寒さに弱いので、冬の納屋にそのまま置いておくとか、家の中の寒い部屋に置いておくと腐ります。
どうしても、野菜は冷暗所で保存というイメージがありますが、つくね芋に関しては暖かさが必要なので、冬の寒さの中で安定した暖かさを与えられる冷蔵庫の上での保存がおすすめです。
湿度
つくね芋は乾燥すると、中の水分が抜けてシワシワになり硬くなってしまいますが、湿度が高すぎるとカビになってしまうため、湿度管理が難しいです。
新聞紙や米袋、段ボール、おがくずやもみ殻などを使って、通気性をよくしながら適度な湿度を保つのがおすすめです。
発泡スチロールに入れて保存すると、保温効果は得られますが、気密性が高いので湿気やすくなるため、通気性をよくする工夫が必要となりますよ。
種芋の冷蔵庫の上での保存は、サツマイモも適している
つくね芋の種芋を冷蔵庫の上に保存するという方法は、サツマイモにも適しています。
サツマイモも寒さに弱いため、寒いところに放置しておくと、腐ったりカビになってしまうんです。
実家でも毎年サツマイモの種芋を新聞紙に包んで段ボールに入れ、冷蔵庫の上で保存しています。
サツマイモの種芋を毎年腐らせてしまうとお悩みの方は、良かったら試してみてくださいね!