アスパラガスを栽培したけど、芽が細く変形をしている!原因と対処法を教えて

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アスパラガスを栽培したけど、芽が細く変形をしている!原因と対処法を教えて

この記事では、アスパラガスの栽培で芽が細く変形している場合の、原因と対処法についてお話します。
アスパラガスの栽培で悩んでいる方は、よかったら参考にしてみてくださいね!

目次

芽が細くなる原因は何?

①1年目のアスパラではありませんか?

アスパラガスを始めて栽培する場合、苗を植えたその年にすぐスーパーに並んでいるような立派なアスパラガスが収穫できると思ったら、ちょっと違うんです。

もちろん苗によっては、充実した株の苗であれば1年目から太いアスパラガスを収穫出来る場合もあります。
でも、大体アスパラガスは苗を植えて1年目では収穫できない場合が多いですよ。1年目は出てきた芽をそのまま放置して伸ばす必要があります。

2年目になると1年目にしっかりアスパラガスが光合成をして養分を地下の株に蓄えるので、太いアスパラガスを収穫することができるんです。

②雑草は生えていませんか?

アスパラガスの周りに雑草がたくさん生えていませんか?
雑草はアスパラガスにいくはずの栄養を奪ってしまうため、アスパラガスが細いなと思ったら、ちょっと雑草をチェックしてみてくださいね!

③肥料は与えていますか?

アスパラガスが細くなる原因の一つとして、もしかすると肥料が足りていないのかもしれません。土に栄養が沢山あるのであれば、肥料は無くても育つかもしれませんが、土の中の株がどんどん成長するアスパラガスには、栄養をしっかり与えてあげたいところです。

このまま放っておいて大丈夫?

①1年目のアスパラなら…

1年目のアスパラなら、そのまま収穫せずに放置しておきましょう。
1年目はこんなものだと思って、そのまま成長を温かく見守ってみてくださいね。

もちろん、水やりや肥料を与えたり、冬支度といったちょっとしたお世話をすることで、より元気に育てることはできますが、とりあえず1年目のアスパラならば、細くても仕方がないのでそのまま放っておいて大丈夫ですよ。

②雑草が生えているなら…

アスパラの周りに雑草が生えているのであれば、抜いてあげましょう。
除草剤を使うという方法もありますが、ちょっと薬剤を使うのは嫌だなという方も多いかと思います。その場合は、こまめに抜くしかないかもしれませんね。

実家の父は、アスパラガスを植えている畑の土の上に籾殻をたっぷり蒔いていますが、土の保温効果と共に雑草も生えにくくなると言っています。

でも、籾殻で雑草が絶対に生えないというわけではないみたいですね。気になる方はちょっと試してみてはいかがでしょうか?

③肥料が足りていないなら…

アスパラガスは根っこにしっかり栄養を与えてあげた方が、元気に翌年育ちます。
なので、しっかり肥料を与えて育てましょうね。

種から育てるのと株から育てるので違いはあるの?

アスパラは、種から育てるのと株から育てるのでは大きな違いがあります。

アスパラは株から育てる場合でも、1年目はそのまま放っておいていったん成長させた方がいいというお話をしました。
種は収穫まで3年はかかると思っていた方がいいですよ!

1年目の発芽は針のような発芽なので、とてもじゃありませんが食べられません。1年目・2年目と地下の株をしっかり育てて大きくしていく必要があります。

もちろん、一から育てたいというのであれば、アスパラの種から発芽させて成長させても良いのですが、手軽にアスパラを育てて食べたいと思っているのであれば、株から始めた方が簡単に育てて収穫することが出来るのでおすすめです。

変形したり細いものは食べられない?

アスパラガスの中には、1年おいても細いものもありますし、変形したものもあります。
でも、美味しく食べられるので安心して食べてみてくださいね!

ただ、ちょっと筋が残ったり固く感じるものもあるかもしれません。

太くまっすぐ育てるには?

太く育てるには?

アスパラガスを太く育てるには、アスパラガスの株が土の中でどんどん大きくなるための環境が重要になります。
土の状態や水はけが悪ければ、根っこが腐ってしまいますし、根っこがどんどん下や横に伸びるだけの空間がなければ、アスパラガスが大きくなることができません。

また、日当たりが悪ければ光合成をして地下の株に栄養を蓄えることもできませんよね。

更に言えば、肥料をたっぷり与えることも太く育てるのにとても重要となります。
アスパラガスを太く育てるためには、アスパラガスがしっかり大きくなるための環境を整えてあげるのがとても大事ですよ!

まっすぐ育てるには?

①水やりの量

私の実家では土に直植えで育てていますが、まっすぐ太く育っています。

私も真似て実家からアスパラガスの株を分けてもらって、鉢で育てていましたが、子どもたちが思い切り毎日たくさんの水をやってしまったからか、曲がってしまいました。
あんまり沢山水をやり過ぎないのがポイントみたいですね。

逆に、水が足りなさ過ぎて土がカラカラに乾燥していても、アスパラガスは曲がっちゃうようです。

また、父にアスパラが曲がることを相談した際に、鉢の中が根詰まりしてしまっても曲がると言っていたので、アスパラを何年も同じ鉢で育てている場合は大きめの鉢やプランターに植え替えてみてはいかがでしょうか?

我が家は大きな鉢に植えていたので、根詰まりではなかったみたいです。
翌年は水のあげすぎに注意して、真っすぐ育ちましたよ!

②石をとる

アスパラガスの芽が出る時、上に石があったりすると、それだけで曲がっちゃたりするみたいですね。
アスパラガスを植えている場所の近くに、小石が落ちていないかよく確認してみてください。

③温度管理

あまりに急激に温度が上がったり、逆に寒かったりしてもアスパラガスは曲がります。暑さに対してなかなか対策はできないかもしれませんが、寒い場合は小さなビニールハウスを作るなど対策を取ることができますよ。

④害虫を退治

アスパラガスに害虫がついてかじったりしても、曲がります。
こまめに害虫を退治したり、害虫がつかないよう殺虫剤を利用するのも一つの方法ですし、周りにコンパニオンプランツを植えて虫をつきにくくするというのもおすすめですよ。

⑤強風対策

アスパラガスの成長は目まぐるしいですが、その成長中に風の強い日が続けば、風の影響を受けて曲がりやすくなります。
周りにコンパニオンプランツとしてトマトを植えたり、物理的な風よけ対策をしてみてはいかがでしょうか。

早く立派なアスパラガスを収穫したいなら、株選びが決め手!

アスパラガスは、一度植えると10年くらい毎年繰り返し芽が生えてくるので、長く収穫を楽しむことが出来ます。
でもアスパラガスの株を植えたら1年スルーして2年目から、種から植えたら2年スルーして3年目からようやくアスパラガスが収穫できるわけです。

そこで、株からアスパラガスを育てて出来るだけ早く立派なアスパラガスを収穫したいというのであれば、株を選ぶ際に出来るだけ立派な株を購入するといいですよ。

種を蒔いて1年以内の株を選ぶよりも、種を蒔いて2年経った株の方が大きく立派なので、植え付けても翌年立派な太さのアスパラガスを収穫することができちゃいます。

ただ、ここで注意したいのが、株が大きいということは、値段もそれなりにします。
だから種を蒔いて1年以内の株の方が安いので、出来るだけ安く抑えたいというのであれば、種を蒔いて1年以内の株を選ぶ方がいいでしょうし、さらに安く抑えたいのであれば、時間はかかりますが種から育てるとお安く育てることが出来ますよ!