フダンソウって何?ほうれん草とは違うの?食べ方は?
フダンソウを目にしたけれど、そもそも馴染みのない野菜なので全くどう調理したらいいのか分からない、そんなお悩みを抱えている方、いらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、フダンソウは馴染みのない野菜です。
でも見た感じはほうれん草に似ているので、同じなのかなと思ってしまいますよね。
この記事ではフダンソウは何なのか、ほうれん草なのか、そしてどう調理したらいいかについてお話します。
とっても栄養価の高い野菜なので、ぜひ参考にして食卓に並べてみてくださいね!
それでは1つずつみていきましょう。
目次
フダンソウって何?
フダンソウはあまり馴染みのない野菜と言う方もとても多いかと思います。
私もたまたま立ち寄った道の駅で目にしなければ知ることはありませんでした。
実家の母は「”うまい菜”だね、これは」と言っていたので、フダンソウという名前ではなく「うまい菜」として定着している地域もあるようです。
他にも「スイスチャード」と呼ばれたりもしているんですよ。
フダンソウは「不断草」と書き、ほとんど年中断つことなく収穫出来ることから、不断草と呼ばれたりしています。一度生えると、沢山育ちますし、見た感じはほうれん草ですね。
ほうれん草とは違うの?
ほうれん草と似ているフダンソウですが、シュウ酸が含まれているので味もちょっとえぐみがあって、確かにほうれん草みたいです。
ただ、ほうれん草よりも葉が大きく、ちょっとシャキシャキ感が強いですね。
ほうれん草と同じ種類の野菜なので、ほうれん草と似ていると言われるのも納得です。
ただ、ほうれん草とは違う野菜なので、一緒かなと思われている方は注意してくださいね!
フダンソウはほうれん草と栄養価は似ていますが、鉄分やビタミンK、カリウム、マンガンなどの他にも、カロテンもすごく豊富なんです。
とっても栄養価の高い野菜なので、積極的に食卓に並べたい野菜ですね。
どこで売ってるの?
フダンソウは、私の近所のスーパーではあまり見かけません。
でも道の駅や野菜の直売店ではよく目にしますよ。
私が購入したのも道の駅でした。
始めはちょっと茎のカラフルさに一体どんな味なんだろうと、あまり買う気はなかったのですが、たまたま商品を置きに来られていたお母さんと話をして、「ほうれん草みたいに使ったらいいのよ」と勧められました。
道の駅や直売店などでは、あまり馴染みのない野菜の場合、結構食べ方やレシピが書かれた紙が置かれていたりしますし、お店の人にどうやって食べるのか聞いてみたりするのもいいですよ。
スーパーによっては、「スイスチャード」や「うまい菜」と言った名前で売られたりもしているので、ちょっとチェックしてみてくださいね!
どうやって食べるの?
フダンソウはそのまま食べることができる場合もありますが、茹でて食べるのが一般的です。
茹でる場合には、茎を少し長めの時間で茹で、葉はサッと茹でるようにすると、シャキシャキした食感を楽しみながら食べることが出来ますよ。
また、フダンソウにはえぐみの元となるシュウ酸も含まれているので、ゆでた後水に少しさらしてよく絞ってから使うと、お子さんも食べやすいですよ。
(1)サラダ
フダンソウの赤ちゃんの葉っぱは、柔らかくてベビーリーフとして葉だけでなく茎もムシャムシャサラダにして食べられますよ!
よくお店で袋に入ったカットサラダが売られていますが、ベビーリーフの中にもこの茎が色鮮やかなフダンソウの赤ちゃんが含まれていたりします。
(2)おひたし
ほうれん草と似ているので、サッと茹でておひたしにして、シンプルにポン酢やお醤油に鰹節をたっぷりかけていただくととっても美味しいです。
(3)グラタン
グラタンの具として、サッとゆでたフダンソウをカットして、器に入れて焼くだけの状態となっているグラタンの中に混ぜます。
あとはそのまま器に入れてチーズをのせて焼くだけです。
ホワイトソースと絡まって美味しいですよ。
(4)炒め物
バター・ニンニクと一緒に炒めて、塩コショウに最後お醤油を垂らしてもとっても美味しですよ。
ホタテがあると更に旨みアップです!
フダンソウで夏バテ予防!
夏場は汗をかくと水分と一緒にカリウムが排出されてしまうため、食欲が無くなったり夏バテになりやすくなります。
フダンソウには、沢山のカリウムが含まれているので、沢山汗をかいた日にはフダンソウをたっぷり摂取することでカリウムを補うことができ、夏バテ予防に一役かってくれますよ!
ただ一つ注意したいのが、腎臓に持病を持っている人は食べ過ぎに注意です!
適度に摂取する、もしくはお医者さんにどのくらいなら食べても大丈夫か聞いてから摂取するようにしてくださいね。
フダンソウ自体、夏の葉物が少ない時期でも育つ優秀な野菜です。
ちょっと道の駅や直売店を覗いて、フダンソウがあったら是非手に取ってみてくださいね!
家庭菜園も簡単に出来ちゃうので、自宅のプランターで育てては小さな葉を摘んでサラダとしていただくのもいいのではないでしょうか。
フダンソウで夏を乗り越えましょう!