ベーコンの日持ちはどれくらい?賞味期限や保存方法を教えて!
この記事では、ベーコンの日持ちがどのくらいかについてお話します。
ベーコンを沢山買ったけれど、日持ちがするのかどうか不安だという方は、冷凍保存が出来るのかどうかについてもお話するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
それでは1つずつみていきましょう。
目次
購入してからの日持ちは?
ベーコンはもともと保存食として昔から作られていました。
パッケージの裏をみて確認するのが一番ですが、本格的な水分をしっかり抜いて燻製させたベーコンに関しては、1ヶ月くらい日持ちしたりします。
でも、最近ではベーコンも多様化しているため、購入してから日持ちするものと日持ちしないものなど様々です。
特にスーパーなどでよく見かけるベーコンに関しては、柔らかく水分が多いことに加えて、カットされているので、昔から作られてきた保存食としてのベーコンとは別物と考えた方が良いですよ。長くても三週間程度です。
また健康志向からよく見かけるようになった「無塩せきベーコン」というのは、さらに日持ちがしません。10日~2週間の設定のものが多いです。
一般的に通常ベーコンを作る際には、亜硝酸ナトリウムと呼ばれる発色剤が使われますが、発色剤を使用しないで漬け込んだベーコンを無塩せきベーコンと言います。
この発色剤を使用するとしないでは、日持ちが大きく違ってくるので、購入の際にはよく日にちを見るようにしましょうね。
常温での保存方法・賞味期限は?
(1)ベーコンは常温保存出来る?
スーパーで購入するベーコンの多くは、ほとんどがパッケージの裏に冷蔵庫で保存するよう書かれています。
でも時々常温で保存することが出来るベーコンというのも売られていたりしますよ。
特に水分をしっかり抜いて、塩気が強くしっかり燻製させた製法のものであれば、昔からの保存のための燻製と言えるので、常温で保存することができます。
これに関しては、高温多湿でなければ、1ヶ月くらいつものがあります。寒い地域で冬の間なら、暖房の効いてない部屋や外でもう少しもつのかもしれませんね。
(2)常温での保存方法
常温で保存する場合は、高温・多湿を避けて出来るだけ涼しい場所に置いておきましょう。真夏は常温可能であっても、冷蔵庫保存がおすすめです。
(3)自家製ベーコンの扱い
また自家製ベーコンを保存する場合は、冷蔵庫の方がベストです。
昔はしっかり燻製してあれば大丈夫であったベーコンも、今の日本は高温多湿になりやすいです。
実家の父がベーコンを作って常温で置いていましたが、カビてしまいました。
塩の塩梅や乾燥によっては水分が多く残っていることも十分考えられ、腐りやすくなります。
冷蔵庫での保存方法・賞味期限は?
(1)未開封のベーコンの保存方法
冷蔵庫でベーコンを保存する場合には、未開封の状態であれば購入したまま冷蔵庫で保管しましょう。
私はドアの開閉による庫内の温度変化の影響を受けないよう、チルド室に入れています。
ベーコンのパッケージに“10度以下で保存”と書いてあることが多いので、チルド室に入れなくてもいいとは思うのですが、チルド室やパーシャル室に入れておくとより安心ですね。
特に、パッケージに書かれている保存方法が“4度以下”となっていたら、チルド室やパーシャル室に入れておくと安心して長く食べられます。
(2)冷蔵での賞味期限
賞味期限の設定は、ベーコンの種類にもよりますが、製造から10日~3週間というものが多いです。
種類によっては、製造から30日というものもあります。
また密閉していたベーコンのパッケージを一度開封すると、空気に触れて酸化しやすくなりますし、雑菌が付きやすくなります。
だから出来るだけ開封後は2日~3日で食べきってしまうのがおすすめです。
(3)使い切れなかったベーコン
開封後に使いきれなかった場合は、ラップにしっかり包んだり、タッパやジップ袋に入れて保存するようにしましょうね。
100円均一には、ハムやベーコンの使いかけを保存するための専用のクリップ式の器具もあったりしますので、活用してみるのもいいかもしれません。
自家製ベーコンの場合も、塊の場合はジップ袋に入れて密閉して冷蔵庫で保存して、1ヶ月以内には食べきりましょう。ちなみに、父は冷蔵庫に入れていた半年前のベーコンでも「食べられる」と、スライスして焼いて食べていました。でも美味しく食べられるうちに食べきってしまった方が、安全面からもおすすめです。
冷凍保存はできるの?
ベーコンは冷凍保存することが出来ます。
冷凍で販売されているベーコンもあったりしますよ!
ベーコンを冷凍する際に押さえておきたいポイントがいくつかあるので、押さえておきましょう。
(1)使いやすい形に変える
ベーコンをそのまま冷凍するのではなく、ひと手間加えて使いやすい形にしておくと、調理がとても楽ちんになります。
特に塊肉のベーコンを買った際には、厚切り、薄切り、刻みに分けるのがおすすめです。
厚切り・薄切りにしたベーコンを一枚ずつラップに包んでおくと、数枚固まった状態よりも使いやすくなります。
また、冷凍前にカットしておくと、調理の際に使い道の幅が広がりますよ!
(2)冷凍方法
ベーコンを冷凍する際には、出来るだけ密閉状態にすると霜が降ったり、冷凍焼け・酸化する速度を遅くさせることが出来るので、鮮度を保つことが出来ます。
ラップに使いやすい量や、形状にして平らにして空気を抜いて包んだら、ジップ袋に入れてしっかり空気を抜きましょう。
(3)保存期間
冷凍庫で保存しておけばいつまでも保存できると思ったら、大間違いです。
いくら密閉していても、家庭用の冷凍庫では少しずつ酸化したり冷凍焼け、霜降りしてしまうので要注意ですよ!
1ヶ月以内に食べきるのが目安です。
(4)解凍方法
- ①冷凍のまま使う
細かく刻んだり、カットした薄切りベーコンの場合は、私はそのままフライパンやスープのお鍋に入れてしまいます。 - ②冷蔵庫
時間がある時には、冷蔵庫に冷凍保存していたベーコンを移動させて、時間をかけて解凍させます。
翌朝使いたい時には、寝る前に冷凍庫から冷蔵庫にベーコンを移しておくと、朝解凍されているので便利ですよ。 - ③流水につける
時間がない時には、ボウルに水を張り、流水を流しながらしばらくボウルにベーコンの入った袋を浸けておくと、美味しく解凍することができますよ!
ベーコンの防腐効果の原理はこうだ!
ベーコンがどうして保存食と言われてきたのかご存知ですか?沢山の添加物を使っているのではないかと思ったら大間違いです。
ちゃんと理にかなった製法によるものなので覚えておいて損はありませんよ。
(1)燻製
ベーコンの大きな特徴の一つである、製造工程の中の“燻製”は、ただ香り付けのためではありません。燻製用の木片の煙には防腐効果のある物質が含まれているので、その煙が肉の表面を覆って、肉の油分の酸化や雑菌の繁殖を抑えているんです。
(2)塩漬け
ベーコンは製造工程の中で、肉の塊を“塩漬け”します。
この塩漬けは、肉の中に含まれる水分を肉の外へ排出する効果が期待できるのですが、水分を抜くことによって雑菌が生きていくことが出来なくなるのです。
だから防腐効果が得られるというわけなんですよ。
(3)添加物
市販のベーコンには、ベーコンを長持ちさせるために発色剤や防腐剤といった添加物が加えられています。
もちろん国内で製造されているベーコンであれば、人体に影響のない添加物が適量使われていますよ。