ビーツが土臭い!消す方法は?
ビーツを食べたいけれど、いざ食べようと思ったらその土臭さに衝撃を受けたという方は多いのではないでしょうか。
ビーツの特徴の一つは土臭さです。
これが良いという人もいれば、この臭いがどうしても無理という人もいるので、なかなかクセのある野菜ということが伺えます。
ビーツは栄養たっぷりなので、ぜひ普段から積極的に摂取したいところですが、この土臭さは消すことが出来るのでしょうか?
この記事では、ビーツの土臭さを消す方法についてみていきましょう
目次
土臭いのはなぜ?
ビーツは土臭いです。
人によってはカビ臭いと感じる人もいるようですね。
この土臭さの原因というのは、単にビーツが土の中に植わっていたからというわけではありません。
ビーツに含まれる“ゲオスミン”という臭いの成分が、そもそも雨上がりの土やカビに含まれる臭いの成分と同じなんです。
だから、ビーツの土臭さというのはビーツの特色の一つであり、出来れば「ビーツってこの土臭さが良いよね」といった具合に、楽しみたい部分でもあるんです。
部位によって違うの?
ビーツの葉や茎は、癖がなく美味しく食べられます。
ビーツの実の部分が土臭いので、葉や茎も臭いのかなと思われるかもしれませんが、葉や茎の部分は全く土臭くないのでほうれん草感覚で食べられますよ。
ただ、ほうれん草のように、シュウ酸のえぐみは多少なりともあるので、茹でて絞ってから食べると食べやすくなります。
ビーツを作っている産地では、道の駅でビーツの葉だけが売られていたりするくらいです。
葉っぱも茎も食べられるので、捨てるのはもったいないですよ。
消す方法はあるの?
①皮のついたまま茹でる
生のままでビーツを食べようと思うと、どうしても土臭いです。
土臭いと感じる人もいれば、かび臭いと感じる人もいるようですね。
この匂いは、茹でることで気にならなくなりますよ。
②どうしても土臭さが気になるなら、皮を剥いて下茹でをする
ビーツの皮を剥いて茹でると、ビーツの皮と実の間のえぐみがとれるので、土臭さはかなり軽減することができますよ。
この際、長く茹でると旨みも色素も栄養素も抜け出てしまうので、沸騰させたお湯に皮を剥いたビーツを入れて、再沸騰したら取り出してみてください。
アクが抜けるので、土臭さも解消することができますよ。
③下処理や調理にお酢を使う
ビーツの土臭さの原因である「ゲオスミン」は、酸性で分解されるため、ビーツの下処理や調理の際に酢を使うことで、臭いを抑えることが出来ますよ!
鮮やかな赤色をキープすることも出来るので、一石二鳥です。
下ごしらえのやり方は?
①皮がついたまま茹でる
ビーツは生で食べるという人もいるかもしれませんが、土臭さを気にせず食べたいなら茹でて調理に使うのがお勧めです。
ビーツを茹でる場合は、基本的に皮は剥きません。
皮を剥いて茹でてしまうと、皮を剥いた部分からどんどん栄養素流出してしまいます。味も旨みが流れてしまうので、下ごしらえは断然皮つきのまま茹でてしまった方がいいですよ。
ちなみに、ビーツを茹でて皮を剥く場合、ジャガイモのように熱々をすぐに皮を剥かなければならないということはありません。
冷めても一度茹でたビーツは、ツルっと皮が剥けるので扱いやすいですよ!
②酢を入れる
ビーツの特徴は鮮やかな赤色ですが、この赤色を保つために、ビーツを茹でる時には酢を入れると綺麗な赤を保つことが出来ますよ。
ビーツの赤は「ポリフェノール」
ビーツの大きな特徴は、カットした時や調理した時の「赤色」です。
この赤色をちょっと毒々しいなと感じる人もいるかもしれませんが、「ポリフェノール」の一種なんです。
ポリフェノールは抗酸化作用が期待できるので、アンチエイジングにぴったりですよ。
また、ビーツ自体が「飲む輸血」と言われるくらい栄養豊富です。
“NO(一酸化窒素)”が含まれているので、結構改善が期待でき、疲労回復に効果があるんですよ。
だから、土臭いからビーツが苦手というのはすごくもったいないです。
下処理で土臭さを少しでも解消して、ぜひビーツで身体の中を健康で綺麗にしていきましょうね!