赤ちゃんの離乳食に白だしや麺つゆなど調味料はいつから使っていいの?
この記事では、赤ちゃんの離乳食に白だしや麺つゆなどの調味料をいつから使っていいのかについて、お話します。
便利な白だしや麺つゆなので、出来れば早く使いたいという気持ちは分かりますが、実際どうなのでしょうか。
目次
離乳食に使っていいのはいつから?
離乳食に白だしや麺つゆなどの調味料を使えるのは、離乳食後期、もしくは完了期あたりからと言えます。
赤ちゃんの離乳食の味付けは離乳食中期になってから、ほんの風味付け程度に醤油を使えるようになるため、いきなり離乳食中期から白だしや麺つゆは味が付きすぎです。
また、添加物も入っている場合もあるため、控えた方が良いですよ。
実際のところ、赤ちゃんの離乳食には白だしや麺つゆは必要ありません。
赤ちゃんの離乳食の時期に、白だしや麺つゆはちょっと塩分が強すぎるためです。
大人用の調味料でも大丈夫?
大人用の麺つゆや白だしなどの調味料は、赤ちゃんの離乳食後期、もしくは完了期から使っても大丈夫ですが、使用する量には十分気を付けるようにしましょう。
風味付け程度から使うようにしなければ、赤ちゃんの胃腸に負担がかかります。
ですから使うのであれば、大人ようの味付けではなく、かなり薄めて使うことで安全に使えますよ。
使用量はどれくらいにすればいいの?
離乳食後期、完了期
麺つゆや白だしは離乳食後期、もしくは完了期になってほんの少しで十分です。
ほんの少し垂らすところから始めて、麵つゆや白だしのパッケージ後ろに書いてある分量の半量でいいでしょう。
醤油や酒、みりん、砂糖なども、かなり控えめにして大人が味見した時「薄いな」と感じる程度にしましょう。
離乳食完了以降
離乳食が終わって普通食になったからと言って、すぐに大人と同じような味付けをしてしまうのはよくありません。
赤ちゃんの臓器は未発達ですので、味付けの濃いものを与え続けてしまうと、赤ちゃんの臓器に負担がかかってしまいます。
また、一度濃い味付けを覚えてしまうと、薄い味付けでは物足りなくなってしまい、成長するにつれて高血圧をはじめとする生活習慣病のリスクがグンと高くなってしまいますよ。
今美味しいものが食べられたらいいという、親のエゴで味付けの濃い食事を食べさせてしまうことによって、子供の将来の健康を阻害してしまいかねません。
化学調味料は使わないほうが良い?
赤ちゃんの離乳食に化学調味料は使わないほうが、赤ちゃんの未熟な臓器への負担はかかりません。
原料にアミノ酸が記載されている場合は、化学調味料が添加されていますが、ほんだしやコンソメ、あじの素など私たちの生活の中で非常に身近な調味料の多くに化学調味料が含まれています。
口にすることですぐに健康を阻害するというわけではないものの、大量に摂取しすぎることで、味覚が阻害されてしまう危険がありますよ。
スナック菓子やお茶にも化学調味料が使われていることがありますので、成長とともに化学調味料を摂取する機会はどうしても増えてきてしまいます。
ですが、赤ちゃんの頃からわざわざ与える必要はありません。
だからと言って忙しいお母さんにわざわざ毎食出汁を摂ったり、おやつを手作りしたりするというのは非常に大変なことです。
化学調味料を食事から全部取り除くのは難しくても、赤ちゃんの間だけでも、少しでも意識して化学調味料を使っていない無添加の出汁やめんつゆなどを利用してみてはいかがでしょうか。
注意するポイントは?
離乳食後期、もしくは完了期以降から使うのがおすすめ
離乳食は母乳やミルク以外のものが口に入ることに慣れることが目的です。
ですから、しっかりした濃い味に慣れさせるためではありません。
離乳食完了期になると、調理の際に大人の料理を取り分けて薄味にしたものを取り入れるようにしていきますが、離乳食初期や中期は全く必要ありませんので注意してくださいね。
使用する調味料の量に気を付ける
離乳食中期をすぎて後期になってくると、風味付けで醤油を利用したりします。
ですが、あくまで風味付けからスタートです。たくさんの量を与える必要はありません。
たとえ離乳食が完了したからといっても、いきなり大人と同じ味付けを与えるのではなく、薄味を心掛けて使用する量に注意しましょう。
出来るだけ無添加の調味料を取り入れる
ほんだしやコンソメなど、手軽に使える調味料はたくさんありますが、赤ちゃんに与えるのであれば出来るだけ無添加の調味料を与えたいところです。
もちろん絶対に使ってはいけないというわけではありません。
便利ですし薄味にして少しずつ加えるのであれば、安全に利用できます。
ただ赤ちゃんの味覚を育てるという意味でも、普段は無添加の調味料を使うのがおすすめです。
アレルギーに注意
麺つゆや白だしの中には、アレルギーの原因となる大豆や小麦粉などが含まれていますので、赤ちゃんがアレルギー反応を示さないかよく確認をしてあげましょう。
赤ちゃんの健康は家族の健康につながる
赤ちゃんに食べさせる薄味の離乳食を大人が食べるのは物足りませんが、薄味は大人の健康にとっても非常に重要なことです。
日ごろから少し味付けの濃いものを口にする機会が多いという方は、赤ちゃんと食卓を囲むことをきっかけに、薄味にシフトチェンジ出来るといいですね!