離乳食後期のすすめかた。量や回数が知りたい!
生後5ヶ月頃から始まる離乳食。
後期と呼ばれる9~11ヶ月頃になると、前歯がだんだん生えてきて、歯ごたえのあるものを、噛んで食べることができるようになります。
我が家では、この頃から、大人の食事を作る際、味をつける前の野菜を取り分けて冷ましたものをあげるなどして、メニューに悩んでいた離乳食作りも、だいぶ楽に取り掛かることができるようになりました。
では、離乳食後期の量や回数は、どれくらいなのでしょうか?
実体験を交えてお教えします!
目次
離乳食後期の量はどのくらい?
「カミカミ期」と呼ばれる離乳食後期。時期は、9~11ヶ月頃になります。食事の目安としては、歯茎でつぶせる固さのものを用意するようにしましょう。
離乳食も後期まで進むと、赤ちゃんも食欲が高まり、好き嫌いをしたり、手づかみで食べたがったり、食事に対して、色々なアクションが見られるようになります。
食事の回数は、朝昼晩の1日3回、大人と同じ回数を取るようになります。
おかゆや軟飯を80~90g、野菜や果物30~40gにたんぱく質をプラスするようにしましょう。
魚・肉は15g、豆腐は45g、全卵は2分の1個、乳製品は80gが1回あたりの食事量の目安になります。
ただし、中期の段階でアレルギー反応が出たときは、特定の食物は与えないように気をつけてくださいね。
1回あたり大さじでどのくらいが目安?
この時期はまだ、ミルクを併用していると思いますので、食事を与えすぎると消化不良を起こす可能性があります。
グラムで言われても、いちいち測っていられない!私もそう思ったことがあります。
特に我が家の場合は、この時期から、大人の食事で煮物などを作る際、味をつける前に野菜を取り上げ、冷まして子どもに与えていましたので、どれが何gと、測ることが難しかったのです。
大さじに換算すると、おかゆは5強~7弱まで、野菜や果物は2~3弱、魚・肉は大さじ1、豆腐は3、などになります。
初めてあげる食品がある場合は、小さじ1からあげて様子をみても良いでしょう。
うどんはあげてもいいの?
食事のマンネリ化を防ぐため、うどんも食べさせても良いでしょう。
うどんの量の目安は80~90gとなっておりますので、軟飯やおかゆに置き換えて、主食として与えてください。
乾麺ならゆでる前の10本程度、生麺・冷麺・ゆでうどんは3分の1くらいが1回あたりの量になります。
ただし気をつけたいことのひとつとして、離乳食後期の赤ちゃんの塩分摂取可能目安は1日0.1~0.3gとなっています。
うどんは大人が食べても、結構な塩味がすると思いますが、結構な量の塩分が含まれています。
特に生麺に比べて乾麺は、2倍の塩分が含まれているといわれています。
うどんをたっぷりのお湯で茹でたあとは、水にさらしたり、軽く揉んだりするなど、「塩抜き」を忘れずにしてください。
市販で離乳食用のうどんもありますので、それを使用するのも良いでしょう。
また、うどんは、小麦を原材料としていますので、食べる量が増えることで、アレルギーを起こす可能性があります。
最初は一度に一気にあげず、1さじ、2さじと増やしていき、食後2時間まではしっかりと様子を観察するようにしてくださいね。
ご飯にするタイミングはいつから?
離乳食後期の目安は、歯茎でつぶせる固さです。
11ヶ月頃には、軟飯ではなく、普通のご飯に移行する頃です。
我が家では、離乳食後期の食事に慣れ、子どもが手づかみ食べをしたがったため、おかゆでは手づかみできないと、一口大のおにぎりを作ってあげたのがきっかけでした。
下の息子の場合は、2歳年上のお兄ちゃんが、私の作ったおにぎりを食べていたのを、弟にあげたことをきっかけとして、普通のご飯を食べるようになりました。
ご飯にするタイミングは、「これ!」というものはありません。
子どもの食べる様子を観察し、「そろそろかな」と思ったら、少しあげてみてはいかがでしょうか。
まとめ
子どもの食事には本当に気を遣いますよね。
自分の作った離乳食を、美味しそうにパクパクと食べてくれるのは、本当に愛らしいものです。
離乳食が後期までいけば、大人と同じ食事を食べられるのに、もう少し。
量や目安を確認した上で、子どもの好き嫌いや個人差も出てくるため、楽しく食事の時間を持つことのできるよう、工夫していってあげてくださいね。