離乳食の進め方が良くわからない!どうやって勉強すればいいの?(離乳食完了期編)
この記事では、離乳食完了期の離乳食の進め方についてお話します。
離乳食完了期になると、栄養バランスをどう整えたらいいのか分からないとか、子どもがなかなか食べてくれないので戸惑っているという様々なお悩みを抱えるママは多いです。
どう進めていくのか、どう勉強すればいいのか、良かったら参考にしてみてくださいね。
目次
離乳食完了期はいつからいつまで?
離乳食完了期は、生後12カ月~生後18カ月(1歳~1歳半)までのことを指しています。
子どもが1歳を過ぎたら何でも大人と同じものを食べさせて大丈夫と思われる方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
1歳を迎えてもすぐに歯が生えて普通のご飯が食べられるというわけではないので、離乳食後期に引き続いて丁寧に進めていくようにしましょうね。
離乳食完了期に移行するポイントとしては、次の3つを参考にしてみてください。
- 離乳食後期のメニューをスムーズに食べられる
- 食べ物を手でつかんで食べる
- スプーンを持ちたがる
- 立ったり、歩いたり、運動量が多い
離乳食の完了期への移行は、離乳食の進み具合だけではなく、体の成長も併せてみていきましょう。
子どもの動く範囲が広がり体を動かす機会が増えれば、その分お腹が空いて食べる量も必然的に増えてきます。
進め方はどうやって勉強する?
①本
離乳食の本を見ることによって、離乳食完了期にどんな硬さのものを与えたらいいのか勉強することが出来ます。
離乳食完了期はどういう風に進めていけばいいのか、どんなものを与えたらいいのか確認しながら進められます。
②ネット
わざわざ離乳食の本を購入しなくても、インターネットで離乳食完了期の進め方をリサーチすることも出来ます。
インターネットには、たくさんのママの声が挙げられているので、離乳食完了期だからこそのお悩みも解決しやすいです。
なかなか周りに相談出来ないというママは多いかと思いますし、実際インターネットにも周りに相談出来ないというママの声は非常に多く挙げられています。
ですから、自分だけではないという気持ちになることが出来ますよ。
また、進め方についてもたくさんのアイディアが乗っているので、参考にしやすいです。
③ママ友
離乳食完了期になると、離乳食の内容だけではなく、離乳食を食べなかったり立ち上がったり、食べ方についてのお悩みも急激に増えますよ。
ですから、ママ友から「どう対応しているか」という体験談を聞くとすごく参考になります。
自分だけではないという心強さもありますし、同じ境遇にあるママさんが試行錯誤して編み出すアイディアは自分でも取り入れやすいです。
ママ友がいないという場合は、子育て支援センターに足を運んだりサークル活動に参加したりしてみるのもおすすめですよ。
④保健センター
離乳食完了期を迎えると、栄養バランスの整った食事を何とか食べさせなければと思い詰めたり、うちの子の栄養は足りているのかと不安になったりされる方も多いかと思います。
栄養についての不安は、栄養士のいる保健センターに相談をすることで、的確なアドバイスを直にもらえることができるのでおすすめです。
分からなくなった時はどうする?
離乳食も完了期を迎えると、離乳食の進め方の悩みは多岐にわたります。
いくつか例を挙げてみましょう。
・スプーンを持たせても遊ぶ
・食べ物をぐちゃぐちゃにしてしまう
・食べ遊びをする
・食事中立ち上がって座らない
・栄養バランスが整っているのか不安
・大人と同じものを食べさせていいのか分からない
・足りているのか分からない
・ミルクや母乳をどうしていいのか分からない
離乳食完了期を迎えるということは、母乳やミルクがメインだった赤ちゃんが、1日3食の食事がメインとなるということです。
ですから、お母さんも何とか離乳食を食べてもらいたいと焦る気持ちが強くなりやすいのではないでしょうか。
栄養に関しては、保健センターや無料の電話育児相談に相談をすると、栄養士からの的確なアドバイスがもらえます。
また、子どもの食事の行動についてのお悩みは、インターネットのSNS やママ友からの生の声を聞いて参考にすることが出来ますので、良かったらインターネットを利用したりママ友に相談をしたりしてみてはいかがでしょうか。
自分だけではないと思えますし、色んなアイディアや体験談を聞くことが出来るので、とても参考になりますよ。
離乳食完了期の注意点まとめ
①味付けは薄味で
離乳食完了期と聞いて、大人と同じものを食べさせていいんだと勘違いされる方も多いかと思いますが、離乳食完了期は薄味で大人とは味付けを別にした方が安心です。
子どもの消化器官は未発達ですので、塩分や脂分の多い食事は子供の内臓に負担をかけてしまいます。
また、小さいころから味付けの濃い食事に慣れてしまうと、薄味では物足りなくなってしまうため健康によくありません。
離乳食完了期も、基本は薄味で食材本来の味を楽しめるような調理の工夫をしましょう。
②肉団子くらいの硬さ
離乳食完了期は、食べられるものもたくさん増えてきますが、それでもまだ歯が生えそろっていないので、出来るだけ硬いものではなく、肉団子や煮込みハンバーグくらいの硬さの食べ物を与えるようにしましょう。
③必要に応じた補食
離乳食完了期になると、1日3食を決まった時間に食べるようにします。
卒乳をしている子の場合は、離乳食プラス補食で足りない分を補いましょう。
ここで注意したいのが、補食を甘いお菓子などにせず、おにぎりや果物、さつまいもなど、あくまでご飯を補う存在として捉えるようにしましょうね。
④子どもの「自分で食べたい」気持ちを汲み取る
離乳食完了期になると、子どもは「自分で食べたい」という気持ちがより強くなります。
意識して、子どもが自分で手に持って食べられるようなメニューを考えてあげられるといいですね。
また、フォークやスプーンを持たせ、食べる意識をより持たせるようにしてあげましょう。
つい自分で食べさせるのは汚れるから嫌だというお母さんも多いですが、椅子の下にシートを敷いたり、掃除機を傍に置いたりして置いて、出来るだけ「自分で食べたい」という気持ちを尊重してあげてみてくださいね。
離乳食完了期=母乳やミルクの終了ではない
「離乳食完了は母乳やミルクも終えなければならない」という風にとらえる人もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
離乳食完了期でも、母乳を欲しがるだけ与えるという人もいますし、赤ちゃんの鉄分補給のためにフォローアップミルクを与えるという人もいます。
特に母乳は赤ちゃんにとって、栄養補給だけではなく精神的な安心を求めて飲むことも多いです。
我が家は3人とも1歳4カ月で断乳をしましたが、周りには3歳近くまで母乳を飲ませていたという人は多いですよ。
またミルクは生後9カ月を過ぎると鉄分の多いフォローアップミルクに切り替えますが、離乳食をしっかり食べるようになっても、おやつにフォローアップミルクを飲ませるというお母さんも多いです。
各メーカーでも、3歳頃までフォローアップミルクを飲むことを推奨していますが、1歳を過ぎると牛乳で補うという家庭も増えます。
ですから、一概に離乳食完了期だから母乳やミルクも終了させなければならないということはありませんので、無理にすぐに母乳やミルクをやめさせなければと思う必要はありませんよ。