1歳の赤ちゃんに枕は必要?なくても大丈夫?頭の形が心配。

この記事は約5分で読むことができます。

1歳の赤ちゃんに枕は必要?なくても大丈夫?頭の形が心配。

朝、となりで寝ているはずの赤ちゃんをふと見ると、せっかく用意した枕をそっちのけに、大人にくっついて寝ていたり、大人用の枕を一緒に使っていたり。

赤ちゃんの身体って驚くほど柔らかいので、痛くないの?と心配になるくらいの寝相で寝ていたりしますよね。

睡眠中もたくさん動いてしまう赤ちゃんに、枕の使用は難しいかも?そもそも、1歳の赤ちゃんに枕って必要なの?

そういった疑問にお答えします!

目次

1歳から枕は必要?

枕は必要?
枕を使う目的は、首のS字カーブをキープする目的と言われています。

S字カーブは頭の重さを支えるためのクッションの役割を果たしていると考えられていますが、起きているときと違い、寝ているときは、いかに休ませるかが重要と言われています。
そのため、枕が必要なのですね。

しかしそれは、既に体が出来上がった大人の話で、1歳の赤ちゃんは、まだお母さんのおなかの中にいた時の名残りから、背骨がCの字に曲がっています。
1歳というとハイハイや、つかまり立ちをする頃かと思いますが、一人歩きなどの運動を得て、だんだんとS字カーブが確率するようです。
枕は、それからでも良いかもしれません。

頭の形がいびつ。枕で直せるの?

頭の形がいびつ。治せるの?
我が家の娘も、後頭部に触れると、絶壁のように凹んでいます。
髪の毛が伸びて、だいぶ形が隠れるようになってきました。
娘が1歳の頃は、枕をどうしても動かしてしまうという理由から、本人が大きくなるまで、枕を使いませんでした。

1歳の頃の赤ちゃんの頭は、大人に比べて、頭の骨の隙間が広くなっています。
もともと赤ちゃんの頭の骨は、脳の成長に対応できるよう、隙間を残している状態なのですね。
その隙間が完全にわからなくなるのは、2歳ごろ。

まだ形の作られていない赤ちゃんの骨は柔らかいため、寝る向きなどによりゆがむことが多いようです。
片方へ向き癖のある赤ちゃんや、ずっと仰向けのまま動かずに眠る赤ちゃんの場合、布団に触れている部分に沿って、頭の形が歪んでしまいます。

しかし、だんだんと起きている時間が長くなりますので、1歳半をすぎる頃には自然に治る場合もあると言われています。
それでも心配でしたら、ドーナツ枕と呼ばれる、矯正効果の期待できる市販の枕がありますので、そちらを使用しても良いですね。

どんな枕が良いの?

どんな枕がいいの?
前述にS字カーブが出来上がるまでは枕の使用はしなくても良いと書きました。
なくても良いようですが、使う場合は、必ず月齢にあった枕を使いましょう。

機能や素材も大事です。
赤ちゃんは汗をかきやすいので、通気性に優れたものや、丸洗いできるものを選びましょう。
幼児用で好きなキャラクターの絵が入った枕などは、布団に入る楽しみにもつながりますね。

大人用の枕はだめ?

blank
赤ちゃん用の枕と、大人用の枕の違いは、素材と高さです。
大人の枕は、低反発や高反発、ウレタン性など、様々な素材で出ています。
赤ちゃんが大人用の枕を使うことも問題はありませんが、タオル生地でできたものや、通気性に優れたメッシュ素材を選ぶと良いでしょう。

また、高さも重要です。
高すぎる枕は、睡眠中の呼吸の妨げになります。呼吸の妨げになるということは、脳に酸素が十分にいかない状態になりますので、成長の妨げになる可能性もありますよね。
大人用の枕しか使いたがらない場合、その点にも気をつけて、選んであげてくださいね。

まとめ

blank
1歳の赤ちゃんに、無理に枕を使う必要はありません。使う場合は、どういったタイプのものを使うのが良いか、大人が良く選んであげることが重要です。

ハイハイで動きまわることを覚えた赤ちゃんにとって、睡眠は疲労の回復にもつながりますし、今後の成長にも重要な役割を果たします。

質の良い睡眠をとることができるよう、家族みんなで見守ってあげてくださいね。