料理の付け合わせのパセリは食べた方が良い?効果や栄養はあるの?
外食の際に、「このパセリ、食べれるの?」とパセリの存在について疑問に思ったことはありませんか?
確かに、パセリは結構クセの強い野菜なので、食べる気になれないという方は結構多いのではないでしょうか。でもその選択はもったいないですよ?
この記事では、パセリの意味やその効果についてお話します。
明日からパセリを見る目が変わりますよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
パセリは何のためにあるの?
お料理のメインと一緒にプレートに乗ったパセリを、“なんでいつもパセリが付いているんだろう”と不思議に思われる方もいるかもしれませんが、これには3つの理由があるんです。
①色どり
外食の際に、大体のプレートに乗って運ばれてくるパセリ、これは“色どり”を目的に置かれています。
パセリはとっても濃い鮮やかな緑ですが、洗ってサッと置くだけで食べられてこんなに緑の映えるお手軽野菜は、パセリ意外にないのではないでしょうか。
パセリがあるとないとでは、格段に見栄えが違うので、パセリはいい仕事していますよ!
②消化促進
パセリがプレートに乗っているもう一つの理由の一つは、消化促進です。
メインのお料理がスムーズに消化されるよう、パセリが添えられているので、ぜひ食べたいところですね。
メインを食べるとちょっと胃がもたれるなと思われる方は、ぜひパセリも一緒に食べてみてくださいね!
③口の中をさっぱりさせる
プレートにパセリが乗っていたら、最後に食べることで口の中がさっぱりします。
私はいつもお料理の最後にパセリを食べるタイプですが、結構ニンニクの効いた料理や生の玉ねぎの入ったタルタルソースを食べた後の口の中が、すごくスッキリしますよ!
食べた方がいいの?
パセリはハーブの一種で野菜の仲間です。
だから食べられないことはありません。西洋や中東ではよく食べられていますよ!
ただ、やっぱりパセリは独特の苦みがありますし、あえて食べようという気持ちにならない人はとても多いのではないでしょうか。
友人と一緒にランチに行っても、パセリを残す人は多いですし、私がパセリを食べているのを見て「食べるの?!」と驚く友人も多いです。
でも、パセリは食べた方が良いですよ!
年齢を重ねるごとにそう思いますね。20代の頃に比べると、脂っこいものを沢山食べられなくなってきましたし、すぐ胃もたれしたりするので、そんな時にパセリをちょっと口にするだけでも食後のスッキリさは格段に違います。
そしてなんと言っても、パセリを食べた方が良いと強くお勧めしたいのは、パセリの圧倒的な栄養素の含有量です。
効能や栄養は?
パセリの栄養素
パセリにはたくさんの栄養素が含まれていますが、特に他の野菜を圧倒する含有量の栄養素は、次の5つです。
- βカロテン
- ビタミンC
- ビタミンK
- ビタミンE
- 鉄分
人参に多く含まれるβカロテンは、抗酸化作用が期待できるビタミンB群です。
ビタミンCは美肌や免疫力アップ、鉄の吸収率アップと言った嬉しい効果が期待できます。
ビタミンKは骨にカルシウムを定着させる働きがあります。
ビタミンEも強い抗酸化作用が期待できます。また、末梢血管を広げる働きもあるため、血液循環がよくなりますよ!
パセリにはたっぷりの鉄分が含まれています。また、鉄分はビタミンCと一緒に摂ることで吸収率がアップするので、パセリはまさに鉄分補給に適した野菜と言えますね!
パセリの効能
パセリを食べることによって得られる大きな効能は次の6つです。
- 貧血予防・貧血改善
- 骨や肌の健康促進
- アンチエイジング
- むくみ予防
- 生活習慣病・癌予防
- 冷え性改善
パセリに含まれる鉄分・ビタミンCによって、貧血予防・貧血改善の効果が期待できます。また、パセリには葉酸や亜鉛も含まれているため、赤血球の生成も助ける効果があるんです。
ビタミンKの働きで骨の健康を促進することが出来ますし、ビタミンCやビタミンA群の働きで粘膜や皮膚の新陳代謝を活発にする働きが期待出来ますよ!
パセリに含まれるβカロテンは、高い抗酸化作用が期待できますが、抗酸化作用はアンチエイジング、つまり若返りに一役買ってくれます。
私たちの身体は日々酸化との闘いですが、抗酸化作用はこの酸化を食い止めてくれますよ!
パセリにはカリウムも豊富に含まれています。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出してくれる働きがあるため、むくみを予防してくれますよ!女性にはとっても嬉しいですね!
βカロテンの他に、ビタミンCやビタミンEも抗酸化作用があります。
近年生活習慣病は、体内が酸化して発生する“活性酸素”と関係があるのではないかと言われています。
生活習慣病だけでなく、癌もそうです。
だから、抗酸化作用の高い栄養素を多く含むパセリは、そういった生活習慣病やがんを予防することが期待できるんです。
パセリに含まれるビタミンEの働きで、末梢の血管が広げられ、血流が良くなります。
冷え性が改善されるので、女性にとってはありがたいですね。
付け合わせ以外の使い道はあるの?
パセリはプレートの上に料理の付け合わせとして乗っているイメージが強いですが、実は他にも食べ方があるんです。
案外、パセリに火を通した方が、パセリ独特の香りや苦みが軽減されて食べやすかったりしますよ!
納豆パセリ
納豆に刻んだパセリを入れてよく混ぜるだけですが、パセリの爽やかな風味がアクセントになってとても美味しいです。
主人はお洒落にアボカドをカットして一緒に混ぜて食べていますが、とっても合うらしいです。
カツレツの衣
パセリのおすすめの食べ方として、鶏むね肉や豚肉、牛肉のカツレツを作る時に衣と刻んだパセリを混ぜて一緒に付けて揚げ焼きしちゃいましょう。
けっこうたっぷりめにつけても、とっても美味しいですよ!
パセリの天ぷら
私のイチオシは、パセリの天ぷらです。
薄い衣をパセリにつけて、カリッと揚げます。あとは塩を振って食べるのですが、シンプルでとっても美味しいですよ!おすすめです。
パセリはセリの仲間なので、セリの天ぷらを食べてるみたいですよ。
パスタやオムレツ、ドライカレーのトッピング
パセリは洋食との相性がすごくいいので、パスタやオムレツ、ドライカレーのトッピングとしてたっぷり乗せてもとっても美味しいです。
お浸し
パセリにお浸しのイメージはなかなかないかもしれませんが、サッと湯がいて鶏のササミと和えてフレンチドレッシングと和えると、洋風お浸しが簡単に出来ちゃいます。
もちろん、生でも美味しく食べられるという方は、サラダとして食べてもいいですね!
パセリの食べ過ぎはダメ!
パセリに限ったことではありませんが、なんでも身体にいいからと言って、過剰に摂取するのはよくありません。
特にパセリに含まれる“アピオール”という香り成分は、かつては妊娠中絶の目的で使用されていました。
月経不順治療の目的でも使われており、普段の食生活でパセリを摂取する程度では全く問題はありませんが、常識をはずれるくらい過剰に摂取するのは、妊婦さんにとってよくありませんのでご注意くださいね!
また、アピオールは過剰に摂取することで、消化器官にも負担をかけます。吐き気をもよおしたり、肝臓や腎臓にも害が出る場合があるので、くれぐれも“適量”を意識して食べるようにしてみてくださいね!