ロックミシンの針が折れる!取り替えた後、縫えない!原因は何?
ロックミシンがあると洋裁の幅も広がり、制作意欲も湧きますね。
サクサク縫って楽しい創作活動の中、突然のミシンの不調は途端にモチベーションが落ちてしまいます。
ミシントラブルの中でも「針」が折れてしまった経験をされている方も多いのではないでしょうか。
ミシントラブルの中でもよくある「針折れ」トラブルについて触れていきます。
目次
針が折れちゃう原因は何?
針が折れる原因はひとつではありません。
一番先に見るべきは「針」が正しくミシンにセットされているか?です。
針にはセットする方向があります。
ミシン針の根本側は平らになっている面と丸くなっている面があります。
ミシン本体にセットする向きが間違っていると、ミシン針が奥までしっかり入ることができません。
奥まで入らないと、ミシン本体に固定されないため押え金にぶつかって折れる、ということに繋がります。
針の向きが正しくセットされ、しっかり奥まで入り、止めネジもしっかり固定されているか。
針をミシン本体に固定する止めネジは専用のドライバーで固定することも大切です。
ミシン専用のものではなく、家庭用のドライバーなどで代用してしまうと、止めネジ自体が凹んでしまい、しっかりと針を固定できなくなる可能性があります。
針が正しくセットされているにも関わらず、針が折れてしまう場合は次の点を確認してみてください。
- ・針はロックミシン用の針ですか。
- ・布に対して適正な太さの針ですか。
- ・針が変形していませんか。
- ・ミシン糸が絡まったり、どこかに引っかかったりしていませんか。
- ・ミシン内部に異物がありませんか?
針が折れたりした時の破片がミシン内部に残り、針がぶつけてっているかもしれません。
上記を確認しても、折れる原因がわからない場合は、ミシンの修理が必要かもしれません。
取り替え方はどうすればいいの?
ロックミシンの針の根元にある止めガネをミシン付属の専用ドライバーを使ってまわします。
家庭用のドライバーの使用は避けてくださいね。
止めガネを回して、針を抜き、新しい針を向きを確認し奥まで差し込みます。
奥までしっかりと針が入ったら、止めガネを回して針を固定させます。
止めガネが緩いと針がガタツき安定しないため、針がミシン本体から抜け落ちてしまったり、縫っている途中で押え金にあたり針折れの原因になります。
かといって、きつく締めすぎるのも、止めガネにダメージを与えてしまう恐れがありよくありません。
2本針のロックミシンの場合は左右で高さが違うのが正解です。右側の方が少しだけ下になります。
取り替えた後、縫えなくなった!原因は?
いざ縫い始めようとしたら「動かない!!」
そんなときは、落ち着いて「押え金」が下がっているか確認してください。
ロックミシンは押え金が上がったままでは動きません。
実は結構やりがちなんです。
筆者もよくやってしまいます。
「動かない!」と思ったら、まずは押え金を確認しましょう。
押え金がしっかりと下がっているのに、それでも縫えない時は次を確認してみてください。
- ・フロントカバーは閉じていますか。
- ・サイドカバーは閉じていますか。
- ・電源スイッチは入っていますか。
意外と単純なところで動かなくなっていることが結構あります。
焦ると気がつかなかったりします。
取り替えた後、目飛びが発生!原因は?
ミシントラブルは、針折れだけではありません。
ミシン目が飛んでしまうトラブルも起こりがちです。
ミシン目が飛んでしまうときは次のことを確認してみてください。
- ・針が曲がっていたり、針先がすり減っていませんか。針が変形していると折れる原因になるだけではなく、目とびの原因にもなります。
- ・針の取付方はあっていますか。
- ・針は適正な太さのものですか。
- ・糸調子はあっていますか。 上糸、下糸がそれぞれキツ過ぎたり、または緩すぎたりしていないか確認してください。
- ・縫い目の大きすぎたり、小さすぎたりしませんか。
- ・糸がどこかに引っかかっていませんか。
針の交換のタイミングは?
ミシントラブルがないと、ミシン本体に同じ針がずっとセットされたままになり、針を確認する機会がなかなかないこともあります。
ずっと使っている針が魔障している場合があります。
針を確認して、曲がっていたり、変形しているようなら今すぐ替えましょう。
そのまま使い続けると針が押え金に当たり、折れてしまう原因になります。
針が何度も折れる状況を繰り返すと、ミシン本体にも影響が出てきます。
ロックミシンは安価なのものではありません。
針もミシン本体も大切に扱っていきたいところです。
まとめ
ロックミシンに限らず、ミシントラブルはなるべく避けたいものですね。
トラブル時には焦ってしまい、普段は出来ることができなくなったりしがち。
落ち着いて一つ一つ確認して楽しい制作活動に時間を費やしてくださいね。