アスパラガスが育ちすぎた!食べられるの?刈り取ったほうが良いの
この記事では、アスパラガスが育ち過ぎた場合の対応について、お話します。
アスパラガスの成長過程を知っておくことで、アスパラガスを余すことなく美味しく食べられますし、翌年のアスパラガスの収穫状況も変わってくるので、良かったら参考にしてみてくださいね!
目次
育ちすぎたアスパラガスは食べられない?
アスパラガスは育ち過ぎてしまうと、食べられることは食べられますが、筋が気になったり固くて美味しいなと感じられなくなってしまいます。
でも、多少育ち過ぎたなと思っても、出来るだけ収穫して新鮮なうちに食べるとそこまで気にならないかもしれません。
ただ収穫して時間がたってしまった場合は、筋が気になったり固くて美味しくないですね。
だから育ち過ぎたアスパラガスは、あんまりおすすめしません。
大体アスパラガスは20cm~30cmが美味しく食べられる目安です。
それ以上大きくなってしまうと、育ち過ぎたアスパラガスということになるので、ご注意くださいね。
放置しておいたらどうなる?
アスパラガスって、収穫せずそのまま放置しておいたらどうなるか知っていますか?
自分でアスパラガスを育てていなければ、なかなかアスパラガスの成長過程を目にすることがないので、収穫せずそのまま放置しておいた姿がどうなるかなんて想像できませんよね。私もアスパラガスを実家で育てていたのを見ていたので知っているだけで、見ていなければ想像もつかないと思います。
アスパラガスは、そのまま収穫せず放置していくと、どんどん伸びて、2mから大きいものだと3m近くまで大きくなるんです。
アスパラガスはニョキニョキ伸びていくと、たくさんの細い茎がいくつも枝分かれして生い茂りますが、これは擬葉とよばれる茎で、夏から秋にかけて元気に育ちます。
この擬葉は季節が巡り冬になる頃には、すっかり茶色く枯れてしまいますが、春になると地下の株からまた新しくアスパラガスの芽がでてくるんです。
アスパラガスは、一度植えると長ければ10年くらい毎年アスパラガスの芽が出て収穫出来るという、素敵な野菜なんですよ!
だから、アスパラガスを収穫せずそのまま放置しておいても、翌年新しくアスパラガスの芽がでてきて、収穫を楽しむことが出来るというわけなんです。
全部切り取ったら次のアスパラは育たない?
アスパラガスが美味しそうに大きくなってきたら、全部切り取っておいしく食べたいところですが、翌年も太くて元気なアスパラガスを収穫したいのであれば、全部切り取るのはおすすめではありません。
先ほどアスパラガスはそのまま放置しておいたら、擬葉とよばれる茎が生い茂るというお話しました。
実はこの擬葉は、どんどん大きくなって夏を越して冬にかけて枯れきるまでに、たくさん光合成を繰り返して、地下の株に来年のアスパラガスが育つための栄養素を溜め込んでいるんです。
だからアスパラガスの芽が出るからと、どんどん摘んで全部収穫してしまうと、翌年の分の栄養素を地下の株に送るための擬葉が育たなくなってしまいます。
4月~6月上旬の収穫が終わったら、さらに出てきた芽を収穫したい気持ちをグッとこらえて、あとは収穫せずに伸ばしてあげてくださいね!
また、アスパラガスはもともと雄株と雌株があります。
雌株は成長すると真っ赤な赤い実をつけて、その中に種ができます。
種を収穫したいのであれば、全て収穫せずに残しておいた方がいいですよ!
ちなみに、雄株と雌株は株を見ただけでは見分けがつきません。
成長と共に分かるので、始めから雌株と雄株を見分けるのはちょっと難しいですよ。アスパラガスの成長を待ってみてくださいね。
育ちすぎないようにするには、どうすればいいの?
アスパラが育ち過ぎないためには、アスパラが20cm~30cmまで成長したら、カットしましょう。
アスパラガスの成長はとっても早く、日によっては一日に5cmくらいグングン伸びます。
だから、アスパラガスの成長は毎日チェックして、20cmくらいになったらカットして収穫するようにしてみてくださいね。
アスパラガスの茎がどんどん伸びてきたら
アスパラガスの茎がどんどん伸びて、1mを超えてくると、風で折れやすくなってしまったりします。
自分が思っていた以上に大きくなるので、始めはびっくりしちゃいますが、来年のアスパラガスの発育に関わる大事な成長なので、自立して大きく育つよう手助けをしてあげるといいですよ!
アスパラガスは縦にだけでなく、横にも広がって大きくなっていきますが、正直邪魔ですし折れやすくなってしまうので、支柱やネットを使って支えてあげると安定します。
良かったら試してみてくださいね!