犬ってなぜ臭うの?あのクサさをなんとかしたい!

この記事は約5分で読むことができます。

犬ってなぜ臭うの?あのクサさをなんとかしたい!

飼い主を発見すると、可愛らしい瞳をクリクリさせて、駆け寄ってくる犬。

身体をこすりつけたり、手をなめてきたり、思わず頬が緩む瞬間があると思います。

しかしあとから、なんだか臭い……そんなことありませんか?

犬は可愛いけど臭いから嫌って人もいますよね。

この臭いの原因は何なの?対処法はあるの?
そんな疑問にお答えします!

目次

臭いの原因はなに?

犬には、「エクリン腺」「アクポリン腺」という、2種類の汗腺があります。

そのうち、サラサラの汗をかく「エクリン腺」は犬に少なく、「アポクリン腺」の方が、体中に発達しています。

「アポクリン腺」から出る、たんぱく質、脂肪、アンモニア、尿素などが混ざった汗が、皮ふにもともとある、常在菌や微生物によって分解される際に、悪臭を放ちます。
これが、体臭の原因と言われています。

この他にも、口臭や、排泄物が除去しきれずお尻の周りについてしまうなど、様々な原因があると言われています。

犬種によって違うの?

我が家にも、今年8歳を迎えるビーグルがいます。

以前はゴールデンレトリバーが家にいて、同じ室内飼いをしていました。

飼っていた時期が同じではないので、比較はできませんが、犬種によって、臭いが出やすい、出にくいといった違いがあるようです。

短頭種や短毛、毛色が濃い、毛がダブルコート(アンダーコートという、下の毛と、オーバーコートという、上の毛が二重構造になっている被毛)などの特徴を持った犬が、臭いが強い傾向があります。

時期によっては、暑さに弱く、よだれが多い犬も体臭が強くなるといわれています。

具体的な犬種としては、コーギー、ポメラニアン、ゴールデンレトリバー、柴犬などがあげられます。

シャンプーで取れるの?

臭いの対策に、シャンプーをするのは大切です。
しかし、シャンプーだけで臭いが取れるわけではありません。

実際に、我が家の愛犬は、シャンプーをしたあと2~3日は良い香りが続くのですが、すぐにいつもの臭いがしてきます。
犬の臭いをとるには、まず、臭いの原因を特定することが大切です。

毛についた汚れはシャンプーで落ちるかもしれませんが、胃腸の不具合からきている口臭などは、シャンプーでは落ちません。その場合、食事や、生活習慣の改善が必要になります。

もし、毛や皮ふの汚れが原因の場合は、シャンプーをしたあとに、しっかりと乾かすことを意識すると良いでしょう。
半乾きのまま放置をすると、細菌が発生してしまい、かえって臭くなってしまいます。

部屋の消臭はどうすれば?

家の中にいるときは気づかないかもしれませんが、外から家に帰ったとき、部屋が臭いと感じたことはありませんか?

普段家の中にいるときは鼻が慣れてしまい気づきませんが、実は犬の臭いが部屋に充満していることは、よくある話です。

犬を飼っている限り無臭を保つことが難しいと分かっていても、せめて、友達がくるときなどは、出来る限り臭いを取っておきたいですよね。
「換気をする」「良い香りのトイレマットを使用する」「ペット対応の空気清浄器を利用する」など、方法はいくつかあるようです。

犬臭い、と言われないために。

犬を飼っている人は、どうしても日常の中で臭いに慣れてしまい、周りが犬臭いと感じる臭いにも、気づきにくくなってしまいます。

また、家の中だけでなく、洋服に臭いがつくことで、外出先でも犬臭いと感じさせてしまう可能性もあります。

こまめな換気などで部屋の空気を清潔に保ち、外出前には消臭剤を洋服にかけるなど、できることを日常に取り入れ、臭いを気にしていきましょう。

まとめ

犬の臭いは、「アクポリン腺」の発達や、汚れなどの原因が大きいようです。

犬を飼っている以上、臭いは、付き物です。

けれど、周りの人を不快にさせないためにも、環境を清潔に保ち、市販の消臭グッズなど活用するようにして、それを最小限に抑えることはできるでしょう。

家族とも話し合い、どのように臭い対策をしていくか、ご家庭にあった方法を見つけていってくださいね。