ナスの素揚げの時間はどれくらい?油っぽくならない方法を教えて!
夏から秋までいつでも安く手に入って、たっぷり食べたいナス。
焼き物、炒め物、揚げ物と大活躍してくれて、味も最高!
「秋茄子は嫁に食わすな」なんて言葉が意地悪として広まってしまうほど美味しい野菜です。
そんなナスですが、素揚げの時はどう調理していますか?
なんだかべちょっとしてしまう…どうも油っぽい… そんな残念な素揚げにならないように、基本の部分を一緒に押さえていきましょう!
目次
時間はどれくらいがいいの?
ナスの大きさにもよるのですが、輪切りや縦切りの場合は、一切れ1分程度で油から引きあげましょう。
大きめにカットした場合は、3分~5分が目安です。
ナスはその体のほとんどが水分という野菜です。
あまり長い時間揚げていなくても、十分に火が通ります。
引きあげた時は、キッチンペーパーなどで油を切るのをお忘れなく。
一本丸のまま揚げたい場合は、お尻とへたの部分に深めに十字の切れ込みを入れましょう。
この隠し包丁がないと、ナスの実が高温に耐えきれず爆発してしまいます。
丸ごとの場合も大きさによりますが、だいたい5分程度で火が通ります。
切れ込みが開いてきたら、竹串を刺してみましょう。
すっと刺さったら火が通っている合図です。
下処理は必要?皮はむいたほうがいいの?
皮をむく必要はありません。
ナスの皮はポリフェノールが含まれていて、むいてしまうのはもったいないです。
どうしても食感が気になる場合は、縞模様に皮を残してピーラーで処理しましょう。
また、揚げる前にアク抜きをします。
油で揚げるとアクはほとんど感じられなくなりますが、切ったナスを10分程度水にさらすと、苦味やえぐみが抜けやすくなります。
水分をきちんと切って揚げるとカラッとなりますよ。
油っぽくならないように揚げるには?
どうしても油っぽくなってしまう、とお悩みの方。
これは中華などでは基本の技なのですが、カットしたナスに塩を振りかけて、5分~10分程度置いてみてください。
水分が抜けて、しんなりとし、火が通りやすくなります。
火が通りやすいということは、長時間揚げなくても大丈夫、ということです。
水で洗いおとして、キッチンペーパーなどで水気を切り、油にいれましょう。
この場合、1分程度で揚がります。
素揚げのカロリーはどれくらいなの?
ナスの素揚げは美味しいけど、カロリーが心配ですよね。
ナス本体のカロリーは、100gにつき22kcal程度。
ですが、素揚げにすると184kcalとなってしまいます。
ナスはスポンジのような体組織をしていますから、油をよく吸収してしまうんですよね。
でも、前の項目で紹介した塩を振る下処理をすると、カロリーはだいぶ抑えられます。
また、揚げない揚げ浸しを作ることも可能。
これは、揚げるかわりにフライパンで軽く炒め、そこに調味液を投入する方法。
味もそこまで変わらないので、ナスに関しては無理に揚げる必要はないかもしれません。
どうしても揚げたいけど、油が怖い…という方は揚げ焼きをしてみるのも手。
ナスが三分の一程度かぶる油をフライパンに敷き、それで焼くように揚げる方法です。
これなら破裂する心配もありませんし、油の中を泳がせる素揚げよりいくらかカロリーが抑えられます。
それでも食べたい!素揚げしたナスをさっぱり食べる方法
ダイエットの敵であるナスの素揚げですが、食欲のない時や一杯飲みたい時に、お手軽に作れて美味しいのが嬉しい憎めないやつでもあります。
だったら美味しく、できるだけさっぱり食べたい!
そんな方のために、いくつか素揚げのナスを使用したレシピをご紹介しますね。
まずは、ナスの素揚げの玉ねぎソース。
玉ねぎ(できれば新玉ねぎ)をすりおろし、醤油、砂糖、酒、みりんで味を整えたタレを作ります。
そこに素揚げしたナスをどぼん! ナスが熱々の方が味がしみやすいです。
玉ねぎは血液をサラサラにする効能があるので、たっぷり摂取できておすすめです。
タレの分量は、玉ねぎ2玉に対し醤油は大さじ2、砂糖は大さじ3(好みで増やしてOK)、酒とみりんは大さじ1です。
夏場は酸っぱい料理も美味しいですよね。
ナスの揚げ浸しのつゆを、めんつゆ、お酢、砂糖で調味すると、するするといくらでも食べられてしまいます。
めんつゆは濃縮タイプのものを使用し、100ccに対してお酢が同量100cc、砂糖が隠し味程度に小さじ1です。
濃さは各自で調整して、ご自宅の味にしましょう。
食べ応えを求めるなら、ナスのマリネも良いです。
エリンギやアスパラ、プチトマトなどお好きな野菜を用意して、トマト以外の野菜を素揚げします。
ナスのもの時に揚げましょう。
そして、お酢50ccに対し、砂糖と白だしと醤油を大さじ1ずつ加えたマリネ液に、熱いうちに漬け込みます。
一時間ほど待てば、さっぱりと食べ応えのあるマリネの完成です。
基本を押さえて、美味しい素上げを楽しもう!
野菜は素揚げが一番美味しい方法ですが、失敗すると落ち込んでしまいますよね。
ナスは油を吸いやすく、からりと揚げるのが難しい野菜です。
基本を押さえてチャレンジすることで、油っぽくない美味しい素揚げができますよ。