マッシュルームの内側が黒い!腐ってるの?食べても大丈夫?
この記事では、マッシュルームの内側が黒いのは腐っているのかどうかについて、お話します。
マッシュルームを食べようと思ったら、内側が黒くて腐っているのかもしれないと捨ててしまう方は多いのではないでしょうか。
内側が黒くなってしまったマッシュルームが「食べられるのか」「食べられないのか」の判断をどうすればいいのか、良かったら参考にしてみてください。
目次
黒くなる原因は何?
マッシュルームは、傘が閉じてコロンとした丸っぽい姿がとてもかわいらしいです。
ですが気が付いたら傘が開いて黒くなってしまっているという場合は、マッシュルームが熟成したということが原因として考えられます。
マッシュルームの傘が閉じて、内側が白い状態は新鮮な証拠ですし、美味しく食べられます。
でもちょっと時間が経って傘が開き、内側が黒くなってくると、熟成して子孫を残すための胞子を飛ばそうとする準備をしています。
見た目的にはちょっと食べるのをためらってしまいますが、実は熟成して美味しく食べられるタイミングとも言えるんです。
腐ってるの?
マッシュルームの内側が黒くなっていると、腐っているのかなと思ってしまいますが、熟成している場合は腐っているわけではありません。
ただ、腐っている場合は、次のような症状がみられます。
- 酸っぱいような異臭がする
- 表面を触ると、ヌメっていて触った傍から崩れて溶けかける
- 傘の表面が乾燥してシワシワになっている
- マッシュルームの表面や軸が茶褐色、もしくは黒く変色している
- 綿毛のような白や緑、赤、黒のカビが生えている
- 水が出ている
以上の症状がみられるようであれば、食べるのはやめて廃棄しましょう。
食べても大丈夫?
マッシュルームの内側が黒くなっているのが、熟成していることが原因であれば食べても全く問題はありません。
海外では傘がしっかり開いて、内側が黒くなったマッシュルームの方が美味しいからと好んで食べられたりしているくらいです。
ただ、1つ注意したいのが、内側が黒くなっているマッシュルームの生食はしない方がいいですよ。
実はマッシュルームは新鮮なものであれば、生のまま食べることが出来るんです。
「きのこを生でたべるなんて」と驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、収穫されて3日以内の新鮮なマッシュルームはスライスしてサラダの上にのせたりしても美味しく食べられます。
新鮮ということは、内側が黒くなっていないものです。
ですから内側が黒くなっているマッシュルームは、食べられますが加熱してから、食べるようにしてくださいね。
あとは、当たり前ですが腐っているようであれば、食べてはいけません。
黒くなるのを防ぐ方法はある?
①早めに食べきる
マッシュルームが黒くなるのを防ぐには、早めに食べきることが一番確実な方法です。
新鮮なマッシュルームは内側が白いですし、傘が広がっていないのでコロンとした可愛らしい見た目です。
そのまま丸ごと煮込んだり、カットして炒めたり、ピラフなどの具材にしたりして出来るだけ早めに食べきりましょう。
②買ったらすぐにカットして冷凍
マッシュルームを購入してもすぐに食べないのであれば、カットしてレモン汁をかけて、ジップ袋に入れてしっかり空気を抜いて冷凍させます。
すると、黒くならずに調理に使えますよ。
②レモン汁をかける
マッシュルームをカットしておいておくと、酸化して黒くなることがありますが、レモン汁をかけることで酸化するのを防ぐことが出来ます。
マッシュルームの美味しい保存の方法は?
①洗わない
キノコ全般に言えることですが、マッシュルームは洗いません。
洗うと水っぽくなってしまって傷みやすくなります。
黒い土がついている場合は、キッチンペーパーなどで優しく拭き取りましょう。
②ラップに包んでジップ袋に入れる
マッシュルームをラップに包んだら、ジップ袋に入れてしっかり空気を抜きます。
マッシュルームは空気に触れると酸化しやすくなってしまいますので、酸化しないようにラップに包んでからジップ袋に入れるのがおすすめです。
③冷蔵庫で保存
マッシュルームは常温保存には向きません。
冷蔵庫で保存をするようにしましょう。
2度~5度がマッシュルームを保存するのに適した温度とされていますので、野菜室よりも冷蔵室で保存をするようにしてみてくださいね。
マッシュルームは冷蔵保存をすることで、1週間くらい日持ちしますが、出来るだけ早めに食べきることで、マッシュルームの内側が白いままの状態で食べることが出来ます。
すぐに食べない場合は、スライスしてレモン汁をかけたらジップ袋に入れ、しっかり空気を抜いてから冷凍保存をした方がいいですよ。