つわりはいつどんなふうに始まるの?いつまで続くもの?
今回のテーマは「つわり」について。
つわりは、妊娠初期に起こる吐き気や食欲不振、嘔吐などの消化器系の異常のこと。
人によって症状には違いがありつわりをまったく感じないという方もいるようです。
私は一人目の時も二人目の時もつわりがありましたが、度合いに違いがありました。私の経験も踏まえつつ、つわりについてお話していきたいと思います。
目次
つわりはいつから、どんなふうに始まるの?
つわりは、一般的には妊娠5週目くらいから感じる方が多いようです。
なんとなくだるさを感じたり吐き気が続いたり、ひどいときには嘔吐してしまうことも。
最近は妊娠検査薬を薬局で購入できるので自分で妊娠の判断がしやすくなりました。
一昔前のドラマで、いきなり嘔吐して「もしや妊娠・・・?」というシーンがよく見られましたが、私の周りではそのような人はいませんでした(笑)。
月経が来なかったり、なんとなく吐き気があったり食欲がなかったりして、妊娠検査薬を試したら陽性だったという人が多かったです。
妊娠前に月経不順があると気づかないこともあると思いますので人によって違いはあります。
私は2度目の妊娠の前に、不快感や吐き気などつわりの時のような症状があったので検査薬を試したら陰性でした。
あとから考えるとそれはおそらく「排卵期」でした。排卵期にも同じような症状を感じる方がいるようなのです。
つわりに種類ってあるの?
つわりの種類や症状は人によってさまざまです。どんなものがあるでしょうか?
①吐きつわり
「つわり」と聞いて一番イメージがしやすいもかもしれませんね。
吐き気を常に感じてしまうことも。
特に寝起きや空腹時に感じやすい人が多いようです。
人によって「ずっと船酔いしている感じ」「二日酔いが続く感じ」など同じ吐き気でも感じ方は違うようです。
食事や水分を摂っても吐いてしまうことも。
水分を摂れなくて脱水症状になってしまうこともありますので、あまりに嘔吐が続くようであれば産婦人科で点滴をしてもらうなどの処置が必要になります。
ひどい時には入院をしなければならないことも。担当の先生や助産師さんに相談しましょう。
②食べつわり
何かを食べ続けていないと吐き気を感じてしまうというものです。
飴やガムなどを常に携帯している人も多いようです。
食べ続けていれば大丈夫なので、周りからは食事が摂れているんだからそんなにつらくないのでは?と思われてしまうことも。
実際は食べていれば大丈夫、というわけではなく、食べていない時よりは食べているときのほうが少しは楽、程度の違いなんですけどね。
口の中に何かある状態が続くと虫歯にもなりやすくなりますので、口内を清潔に保つことも大切。
もし虫歯になってしまっても強い麻酔を使えずに治療がうまくできない、ということもありますので注意しましょう。
また糖分を摂りすぎると体重が増えすぎてしまったり妊娠高血圧症などを引き起こす可能性もでてきます。
食べるものには気を付けながらつわりをしのいでいきましょう。
③眠りつわり
寝ているはずなのに眠気がなかなか取れないことも。
眠ることも体力を使うので、楽なばかりではありませんよね。
仕事をしていたり上の子がいたりする場合は自分の眠りたい時に眠れないのでつらさを感じてしまいます。
周りの方の協力も必要になりますので自身の状況を説明して助けてもらいましょう。
つわりを引き起こす匂いや食べものは何?
妊娠をすると食べたいと思うものが偏ったり、においに敏感になって普段は好きなにおいが苦手になってしまうことがあります。
つわりを引き起こしてしまう匂いで代表的なものが、お米の炊けるにおい。
日本人であれば嫌いな人は少ないかと思うのですが、つわりの時は別。私はお米だけではなく食事の匂い自体が苦手な時期もありました。
二人目の妊娠の時は上の子を保育園に送っていくと給食を作っているにおいが受け入れられずつらかったです。
また、香水などのにおいや人の体臭に敏感になることもあります。
バスや電車に乗るのがつらい原因の一つです。
満員時に乗らないように時間差をつける工夫も必要になってきます。
特にパートナーのにおいがつらさを感じることもあります(なかなか言えないですけどね)。
つわりのピークはいつごろ?
つわりは5週目くらいから感じる方が多く、8週〜11週頃にピークを感じる方が多いようです。
まだおなかも目立たないので妊娠に気づかれずに、そのつらさを理解してもらえないことも。
安定期に入るまでは周りの人に言わない、という方もいるでしょうし、妊娠が分かった時点で伝えるという方もいるので伝え方も人それぞれ。
特に仕事をしている方は職場の方に伝えるタイミングを考えてしまいますよね。
周りに気を遣わせたくないという気持ちをいだく方もいるかもしれませんが、症状が悪化した場合に緊急入院、ということもあります。
まずは信頼できる上司の方だけに伝えるなどして、協力を仰いでみましょう。
つわりはいつまで続くものなの?
つわりはたいていの方は安定期に入る15週〜16週頃には治まってくるようです。
特に初めての妊娠の場合は、妊娠初期はつわりがあり自分の好みが変わったり体調の変化に戸惑ったりすることも。
それが安定期に入るころには少しずつおなかも出てきたり、胎動を感じたりと改めて自分のおなかの中に赤ちゃんがいることをより実感できるので妊娠ライフが楽しくなってくる方が多いようです。
私の友人で出産時までつわりを感じていたという人もいるので、本当に人それぞれのようです。
まとめ
つわりの時期や感じ方は人それぞれですし、二人以上の出産を経験している人はその時々によって感じ方に違いがあります。
特に妊娠を経験したことのない人にはそのつらさをわかってもらいにくいので、より我慢の時期かもしれません。
私の知人で不妊治療を経て妊娠した人がいます。
その方はつわりを感じたときに、吐き気や嘔吐に見まわれながらも「つわりがあるのは妊娠している証!」とうれしくて涙が出たそうです。
つわりは赤ちゃんをおなかの中で育み、出産をするママの身体になるために必要なもの。
人によってさまざまなので、そのしのぎ方も人それぞれ。産婦人科で相談したり周りの人にも協力したりしてもらいながら、その先に待っている赤ちゃんとの生活のために自分なりの妊娠ライフを過ごしてみてくださいね。