前向きな別居ってありえる?関係修復のために取り決めしておくべき3つのポイント。

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前向きな別居ってありえる?関係修復のために取り決めしておくべき3つのポイント。

夫とうまくいっていない…顔を合わせる度にケンカばかり…そんな悩める方の選択肢にあるのが別居です。

別居は、離婚へのカウントダウン、そんな風に思っていませんか?

離婚する気持ちで出ていくのか、関係を修復する気持ちで出ていくのか、その意思表示と、夫婦の気持ちが同じであるかが大きなカギになります。

自分たち夫婦は前向きな別居ができるのか、別居のために取り決めしておかなくてはいけないことを考えていきましょう。

目次

別居に前向きってありえる?

別居はとてもネガティブに捉えられがちです。
ですが、場合によっては良い方向に向かう可能性もあります。
ただ、それはとても稀です。

一時的に意地を張ってしまったときや、ケンカをして気持ちを落ち着かせたいときなど、夫婦にも冷却期間が必要になるときがあります。
そういったときの別居は、有効であるといえます。

ただし、完全に気持ちが冷め切った別居やどちらかが離婚したいと強く思っている場合の別居は、離婚の準備期間になるだけであり、片方が関係修復のためと思っていたとしても、片方の離婚への気持ちを固めてしまい、離婚を早める結果になってしまうでしょう。

また、別居で大切になるのは、場所です。
離婚したい、その準備の別居であれば、家を別に借りるなりしてもかまいません。
ですが、関係修復したい場合、可能であれば、妻である女性が実家に帰るという方法をとったほうが良いでしょう。

もし、夫が他に家を借りる場合、ちょっとした離婚体験をすることになります。
おそらく、別居するまで夫婦で一緒の部屋にいることを気まずいと考えることもあったでしょう。
それが完全に開放され、気持ちも楽になります。

最近の男性は、家事ができる方も多いですし、家電に任せておけば掃除機までかけてくれるこのご時世、妻不在を不便に感じる夫も少ないはずです。
子持ちの夫婦であれば、子どものいない環境に寂しさを感じるかもしれませんが、夫が外に出ていく場合、子どもを思い出すことも少なく独身気分を満喫してしまいかねません。

そのため、もし、前向きな別居をしたい場合は、女性側が実家に帰り、気が済んだら帰ってくるよという感じで家を出るのです。そして、思い出の詰まった自宅で夫に寂しいなと思わせることがミソなのです。

寂しさを感じてくれない夫であれば、修復は不可能…離婚するしかないでしょう。
うちの夫は寂しいと感じないだろうなと思うのであれば、別居は関係修復の選択肢として向かないかもしれません。

はじめる前に取り決めしておくべき3つのポイントとは?

自分は前向きな別居ができるはず!そう確信した女性は、別居の取り決めをしておくことをおすすめします。

ただただ、別居して関係修復できるかというとそう簡単ではありません。やはり距離が離れれば、自然に気持ちも離れてしまうものです。

前向きな別居となるために、やるべき取り決めは、3つあります。

1つ目は期限を決めること。

期限が決まっていないと気持ちもだれてきますし、待たされているほうもどうでもよくなってしまいます。最長で1カ月くらい、あまり長くならないように気を付けましょう。

2つ目は、連絡はできるだけ取っておくこと。

これは、別居前に夫婦間で確認し、おやすみメールくらいはしておきます。完全に忘れられては困るため、適度に連絡を取り、お互いの存在を確認し合いましょう。

3つ目は、離婚の準備期間ではないという意志をはっきり伝えておくこと。

これを伝えないで別居されると、誰でも離婚を連想してしまいます。「離婚はしたくない、でも、今のままでは夫婦として良くないと思う。だから、お互いを見つめなおす意味で別居しよう。」と話せば、今回の別居の趣旨を理解してくれるはずです。

こういう取り決めをしたとしても、別居によって関係修復ができることは本当に稀だと考えておいてください。
あくまでも、落ち着いて夫婦を見つめなおす別居ですので、見つめなおした結果、離婚が待っている可能性も十分に考えられます。

最終的な落としどころは?

取り決めで決めた期限が来たら、ちゃんと自宅に戻りましょう。
自宅に戻ったら、別居期間中に夫に対して考えたことをしっかりと整理し、正直に夫に伝えます。
このとき、今後どうしたいのかも伝えておけると良いでしょう。

また、夫にも意見を聞きます。
男性は自分の思いを言葉にすることが苦手な人が多いため、すぐにどうだったのかを聞き出すことは難しいかもしれません。
「あなたはどう思った?何も考えなかったの?」と迫ると、また関係悪化につながってしまいます。

「ゆっくりでいいのでどう思ったのか、あなたの考えが知りたいわ」といって数日、数週間待ちましょう。
そして、何も言ってこない場合、別居作戦はあえなく失敗に終わったと思ってもいいでしょう。

どんなボーっとした男性でも、別居中に何かちょっとしたことを感じるはずです。
そんな自分の気持ちを話さない、話せない人との結婚生活はとてもしんどいでしょう。
夫は昔からこんな感じだし、仕方ないかと落ち着ける方はいいですが、そうではない方は離婚を視野にいれてもいいかもしれません。

気持ちには素直に。修復したいという思いを伝えるのが大切。

女性は回りくどい駆け引きをしてしまいがちです。
別居したら慌てて謝ってくるかも…そう考えても多くの男性は離婚したいと思っているんだな…と勘違いして離婚準備を始めてしまいます。

一生を添い遂げる夫婦なのですから、独身時代の恋の駆け引きは捨てて、落ち着いて正直な気持ちを伝えてみましょう。
それでも、理解を得られない場合は、自分の夫としてふさわしくないと割り切ったほうが自分のためなのかもしれません。