れんこんはどのくらい日持ちするの?賞味期限、保存方法が知りたい!冷凍保存も可能?
「これっくら~いの♪おべんとば~こに♪」という歌、日本人でしたら一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
その中でもれんこんが取り上げられているように、昔から日本人の食卓にはれんこんがありました。
でも、最近の核家族化で、まるごとのれんこんなどはあまりみなくなってしまいましたね。
欲しいけど使い切り方がわからない…そんな食材だと思います。
そこで、れんこんの保存方法と賞味期限をお教えします!
どのくらい鮮度をたもてるか知ったら、食べる回数もアップするかも?
目次
常温の賞味期限・保存方法は?
まず、れんこんの旬は冬だということを覚えましょう。
夏場にも売られているれんこんですが、冬が旬なので、保管に最適な温度が0℃~5℃とかなり低めです。
夏場ではカットされたれんこんが1日で悪くなることも。
常温での保存は冬場が向いているでしょう。
しかし、れんこんは乾燥にも弱い野菜なので、適度な湿度がないとやはり悪くなってしまいます。
常温保存したい場合は、新聞かキッチンペーパーを湿らせて、れんこん全体を包みます。
それをビニール袋に入れてしっかりと口を閉じるか、ラップでぴったりと包みます。
包んだものを直射日光が当たらない冷暗所で保存します。
常温保存するときのベストの状態のれんこんは、一節ごとになっていて泥つきのものです。
この場合は4日程度保存することができます。
カットしてしまったものでも、この保存方法ですと、2日程度でしたら保存可能です。
コツは切り口だけを覆うのではなく、全体をしっかりラップに包むことです。
夏場はいかにベストな状態のれんこんでも、2日程度しかもたないので気をつけてください。
一節ごとのれんこんの場合は、1週間程度もたせることができます。
節の途中で切れているれんこんは2~3日程度の保存になります。
冷蔵の賞味期限・保存方法は?
私がオススメしたいのはこの方法。
冷蔵庫での保存です。
れんこんの保存最適温度が低いお話と乾燥に弱いお話はしました。
冷蔵庫ならそのどちらもクリアーできます。
こちらもまるごとの場合は、濡れた新聞紙などにくるんでビニール袋に入れ、野菜室で保存します。
泥がついたものはそのまま包みます。
こちらの方法で大体5日程度もちますが、私は「水につける」方法をおすすめしたいです。
タッパーやジップロックなどの密封できるものにれんこんを入れ、全体にかぶる程度水をいれます。
その水を2日に1回程度取り替えれば、一節丸ごとや半分ぐらいのカットれんこんならば10日から2週間程度保存できます。
スライスしてしまったり、皮をむいてしまったれんこんの場合は、この方法の場合でも3日程度しかもちませんのでご注意ください。
冷凍保存できるの?方法は?
そして、れんこんって冷凍庫で保存できるんです!
普段あまり食卓にしょっちゅうあがる野菜というわけではないので、できることなら冷凍保存して必要な時だけ使いたいですよね。
れんこんを冷凍保存すると、処理の仕方によっては食感も味も見た目もまったく損なわずに保存することができるんです。
その方法を伝授しますね!
- まず、皮をむいたれんこんを均一な大きさに切ります。
輪切りでも角切りでも構いません。大きさを揃えましょう。 - それを酢を少々加えた水で弱火で1~2分ほど固めに茹でます。
- 茹で上がったらキッチンペーパーなどでしっかり水気を取ります。
水気が残っていると次に使用する時に霜が降りてしまいますので、しっかり拭きましょう。 - これらをフリーザーバッグに入れて空気をしっかりと抜き、冷凍庫にいれるだけです。
れんこんは空気に触れることを嫌うので、できるだけ密閉しましょう。
固めに茹でることにより、酢水につけておくだけより食感がしっかり残ります。
それが面倒な人は、5分ほど酢水につけたれんこんを同じ手順で冷凍してみてくださいね。
冷凍の場合の保存期間は?
冷凍の場合、最大で1ヶ月も、味も食感も見た目も損なわず保存することができます。
様々なレシピで使用できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
解凍方法
冷凍したれんこんですが、使用する際は「解凍しない」で使います。
鍋やフライパンなどに、凍ったままのれんこんを入れて調理します。
そのため、冷凍保存する際に、あらかじめ煮物用や炒め物用として用途を決めてカットしておくのが賢い方法です。
冷凍してあるれんこんは、細胞壁が壊れているので味が染みやすいです。
なので煮物や炒め物にもむいています。
サラダなどにはあまりむいていないかもしれませんね。
冷凍に失敗した時のリカバリーは?
きちんと処理をしなかったれんこんは、解凍するとゴムのような食感に変わってしまいます。
水気をきっちり抜かないことが失敗の原因。
もうこの場合、すりおろしたり細かく叩いて「つみれ」や「れんこん餅」にしてしまうしかないです。
山芋や魚のすり身と合わせて、塩を加えてフードプロセッサーへ。
塩を加えることによって粘り気が出ます。
しばらく練ると、はんぺんのようなお団子ができます。
一度茹でてから焼いてもいいですし、お鍋に入れても。
そして、「まだぐにゃぐにゃは弱いけれど、煮物などには使えない…」という場合は、れんこんのすりおろしに片栗粉を適量加え、フライパンで焼くとお餅のようなお菓子になります。
醤油などをつけて食べてもいいですし、塩胡椒でしっかり味付けしたり、チーズを埋め込んで焼いても美味しいです。
青海苔を振ったりバターをのせたりとバリエーションも豊か。
私はバター醤油に七味を少々ふりかけて食べるのが大好きです。
冷凍に失敗したれんこんじゃなくても作りたくなるほど美味しいので、もしよろしければ試してみてくださいね。
料理に合わせてカットしたレンコンが余ってしまった!その場合
思ってた量より材料の量が多くて、残ってしまうことってありますよね。
そういう時はタッパーなどにかぶるぐらいの酢水を入れて冷蔵庫で保存すると、4~5日程度もたせることができます。
1~2日に一度水を交換すると、より長持ちします。
スライスしてしまったものなどでもこの方法でしばらくはしのげますので、助かりますね!
もっと長持ちさせたい!そんな時は「干す」
昔からある野菜を長持ちさせる知恵に、「干す」というものがあります。
野菜やキノコなどを干すと、栄養が増えるということもあって、これもおすすめしたい方法です。
れんこんをしっかり洗って皮をむいたら、薄くスライスします。
そのれんこんをビタミンCを溶かした水でさっとゆすぎ、キッチンペーパーなどで水気をきっちり拭き取ります。
これをザルやかごに並べて、2~3日天日干ししたらOK!
保存する時は、瓶やタッパー、ジップロックなどに入れて冷蔵保存します。
炒め物などに使えるほか、そのまま素揚げしてれんこんチップスなどにもなります。
水である程度戻すことも可能なので、バリエーションが広がりますね。
ビタミンCの入った水でゆすぐ過程は、れんこんの変色を防ぐために必要なのですが、面倒な場合は飛ばしてもOK。
スライスしたれんこんを水気を拭き、そのまま干しても問題なく仕上がります。
干したれんこんは数ヶ月持ちますので、安心ですね。